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TVアニメ「美味しんぼ」の原作漫画との決定的な違いは、「おしゃれ」ということに尽きる。アダルトコンテンポラリー全開のOP・EDに象徴されるように、バブル期日本の「夢」としての都会生活を丁寧に描写。そうしたディテイルが(絶妙な脚色とあいまって)雁屋原作のアクの強さを適度に中和してもいる。 pic.twitter.com/5RB6lMOHHV
2019-10-07 18:46:47原作は毒多いですからねw
ブルーレイBOXに収録されているパイロット版では、山岡士郎の声を井上和彦ではなく千葉繁が担当。これは1985年にNHK-FM「カフェテラスのふたり」で放送されたラジオドラマ版を引き継いだ配役。意外な人選だが、初期山岡のアウトロー気質が際立ち、これはこれでわるくない。 nicovideo.jp/watch/sm102725…
2019-10-07 18:51:16配役以上に違和感があるのは劇伴で、パイロット版ではバトルものっぽい和製ロックが使用されている。絵柄はそのまま(放送開始初期にはパイロット版からの場面流用も多々見られる)だが、もし大谷和夫が登板せず、本篇でこのテイストの劇伴が流れていたら、作品の印象はガラリと変わっていただろう。
2019-10-07 18:54:41バブル期特有の空気感を反映した「おしゃれ」なアニメOP・EDとしては、日本テレビ系で同時期に放送されていた浦沢直樹原作の「YAWARA!」が挙げられる。ときたひろこ監督は、劇中では柔道着や制服を着ることが多い柔にいろんな服を着せてあげたい、という思いからこのようなOP・EDをつくったという。 pic.twitter.com/yxqgNDBDOS
2019-10-07 18:58:54というような話を『アニメのかたろぐ』の80年代篇でやりたかったんだけど、90年代篇だけ出してポシャってしまったのでした。無念。
2019-10-07 19:06:11「美味しんぼ」は、登場人物に大企業の社長や政財界の大物が多いため、ベテラン声優が大勢登場する。レギュラーでは大塚周夫、阪脩、加藤精三、ゲストでは小林修、羽佐間道夫、田中信夫、小林清志ら。なかでも驚いたのは、S・マックィーンなど外画メインだった宮部昭夫が荒川役で出演していたことだ。 pic.twitter.com/bGcsMdZ8ZJ
2019-10-08 06:56:51有名人起用の顔ぶれもユニーク。中松警部=福留功男は有名だが、「再会の丼」では名人の息子で一度は道を外れるものの改心して大名跡を継ぐ落語家に林家こぶ平(現・正蔵)、「ぼけとつっこみ」では仲のわるい漫才コンビにおぼん・こぼん(いずれも声優経験あり)と「よくぞ」という配役が光った。
2019-10-08 07:09:18これは原作者の趣味の反映だが、「美味しんぼ」には物語じたい落語の演目を模していたり、劇中で落語を演じたりするエピソードも多い。「再会の丼」では「船徳」、「江戸の味」では「ねぎまの殿様」、「父のコロッケ」では「子別れ」という具合に。特筆すべきは快楽亭ブラック=青野武の口跡の見事さ。 pic.twitter.com/uMWnlGgKo1
2019-10-08 07:23:59ほかにも「激闘鯨合戦」では文楽(「傾城阿波の鳴門」)、「女の華」では歌舞伎(「娘道成寺」)と伝統芸能が劇中で披露されるエピソードがたびたび登場。いずれもかなりの尺をとって本格的な演出が施されており、この作品にかけるスタッフの意気込みと丁寧な仕事ぶりが感じられる。
2019-10-08 07:33:41「美味しんぼ」第133話「猿蟹合戦」より。佐高信登場(本篇中の人物設定やキャラクターデザインはとくに関係ないが)。 pic.twitter.com/Q4oYvV0onh
2019-10-09 18:59:29@torusano1124 美味しんぼのOPとEDの世界観に憧れて、実際に東京に住んでしまいました。今観ても本当におしゃれですね。 脚本や演出も原作の流れをきちんと踏襲しつつ、世界観を壊さない絶妙なアニオリを入れ込み、物語に深みが増している成功例だと思います。 大谷和夫さんの劇伴も素晴らしい。
2019-10-08 00:21:18@torusano1124 ちょうど激闘鯨合戦に触れられているのですが、浄瑠璃の部分を大原社主役の阪脩さんが演じておられて驚きました。声優さんも豪華でしたね。
2019-10-08 08:56:10