今回は「本の虫」(REIF規格)のお話です(*`・ω・)👇
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【観てきました!🙋】 【本の虫】 なーるほど。かつて持ってた印象とだいぶ違うなぁって感じです。昔持ってた印象って例えるならスイートな感じだったんです。今回はどっちか言うとこれはビターですね。大人の味わいと言いますか。現実により近い目線な内容の気がしました。#REIF規格 pic.twitter.com/dsdKJintbx
2019-10-26 21:34:12![](https://pbs.twimg.com/media/EHzgjsYUEAUADMJ.jpg:medium)
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【本の虫】
【作品紹介】
10年ぶりに、とある飲み屋で開かれた同窓会、その同窓会に集いしは、かつて演劇を共に創っていた仲間達。だが、彼らはとうの昔にその世界からは卒業し、何かしらの形で社会に出たりして身を固めていた。ただし一人だけを除いてだが…。そして恐らくはその世界が忘れられないであろう者がここにまた一人…。
【だいたいこんな感じのお話】
ここではかつて演劇仲間だった二人の男女の10年前と10年後みたいなことが描かれていました。
一人は10年後も演劇に携わっているものの今一つパッとせずほぼニート状態の男(桐島)〔演:桐原工務店〕。もう一人はかつて名作とまで呼ばれた脚本を描いてたものの(←たぶんそう)演劇からはキレイサッパリ足を洗い 今は普通の社会人として過ごしている本好きな女(深川)〔演:おおのゆい〕です。
んで本編では、同窓会がほぼお開きになった頃(←その前の同窓会ではもうイジリとドンチャン騒ぎと酔って寝込んでる人がいて結構ハチャメチャw🍻)現れた深川と(同じくほぼ)泥酔状態で取り残された桐島が二人きりでビール🍺片手に会話することになるんですけど、そこで一冊の忘れ物とおぼしきノート📕が二人の元にポツンと残されることになるんです。でそのノートを深川が興味本意で読んで、あれこれ劇中で講評やら脚色やらをし出す訳です😏
あーあとですね、そのノート📕に書かれていたのは脚本です。桐島のね、次回作あたりの😌(←つまり最初から桐島の策略だった)
でまぁここからこの二人を中心にして
⏩(演劇の脚)本を書く人↔読む人(←演劇の場合 観る人とも とれますけどね😅)
⏩演劇を続けることに迷う人↔忘れられず迷う人
という感じで桐島は沢田(←後で出てきます)という登場人物でもって、深川は梨江(←同じく後ほど)というキャラでもって、10年前の理想あたりと10年後の現実をなんか迷い人みたくよろしく往き来するんですね😌(※所属団体名と敬称は略してます)
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【観てきました!🙋】 【本の虫】 割と大筋は捉えやすいと思いました。特に主人公達のおかれた状況なんかは。「わかる、わかる」って感じで。そこが最も腹に落ちたと言いますか。 ただ話が突然飛ぶ感じではあるので、いきなり全部伏線回収をしようとすると「ん?」となるかもはしれませんね。#REIF規格 pic.twitter.com/qfMAhW2tT0
2019-10-26 21:34:18![](https://pbs.twimg.com/media/EHzglMqUUAYrV5Q.jpg:medium)
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【観てきました!🙋】 【本の虫】 という訳で この作品はその登場人物の動きを中心に観ると面白いと思います。なかなか良いキャラ揃ってますから。 あーあとは、個人的にですがあんま「本の虫」という題名に囚われすぎない方が良いなとは思いました。そこ考えなくても十分楽しめますから。#REIF規格 pic.twitter.com/S2lUghoWIE
2019-10-26 21:34:23![](https://pbs.twimg.com/media/EHzgmqWUcAAjgPF.jpg:medium)
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という訳で(←あん?)登場人物を中心に考察をぶちゃまけてみようと思います。
【😋沢田は10年前の桐島であり 梨江は10年前の深川だった?】
前の文章の「10年前後うんぬん」の話はワタクシのほぼ想像でございます。実際には本編では語られてはいません。
実は沢田と梨江は別人として設定されてます。
沢田〔演:岡田拓穀〕の劇中設定は保険会社のアルバイトであり、親方(演:親方)(←まんまかいw)が経営する飲み屋の常連客。彼が帰り際に『あるノート』を忘れて行ったことで(※注1)この物語は始まります。(←別にデスノートではないw😨)
梨江〔演:池田桃香〕の設定は深川の妹であり大学生。後にワルい←先輩に唆されて演劇の台本にチャレンジすることになります。
ただ、この二人どー見ても桐島と深川そのものにしか見えないんですよねぇ…?10年前の😏
(※所属団体名及び敬称は略してます)
(※注1:先の通り実際には桐島の書いた台本なのですが、序盤でそれは明かされておらず、沢田の忘れ物のノート📕ということになってました。なお、桐島のものと判明するのは終盤最後の方です)
【😋演劇を創っていく人とそれを読む人について思ったこと】
本編中盤辺り?では本の「脚色」について描かれてました。
どーやら桐島が書いた脚本の中に彼のニートをずっと白い目で見できた家族の姿が含まれていたのですね、まぁとにかく母親〔演:親方〕はお小言が多いわ😖、妹〔演:あづまななこ〕は心配しつつも当たりが強いというか刺々しいわで🔪観てる側も居心地悪いったらありゃしないw (←そりゃ客席のほぼ目の前だものw)
それを深川が(「暗すぎる」と言ったかどーかは忘れちゃいましたけどw)『脚色』として深川の同じく演劇仲間?だった羽純〔演:大上羽純〕とを結びつけちゃう❤のですね。(←もう羽純 満面の笑みやんか…もう一目惚れなの丸わかりやん👼👼👼恋する乙女は強いの😤…でも、こんなヒモ男みたいので良いのかよw😅←おい)
んでですね。まぁこの時思ったのがですね、少しばかり脱線するのですがこの桐島の元の脚本についてなんですね。
ほら…作者の過ごしてきた環境やそれに対する感情なんかが本(脚本)の中に反映されちゃうあたりなんかがね、以前観た
「BLANK BLANK BLAIN」(←観劇報告書2019 9月ーⅤ)
に状況が少しばかり似てなくも…なんて思ったのですね。(←そっちかいw😅)
(※敬称、所属団体名は略してます)
【😋沢田が「変身」したのは働いて→疲れて飲んで食って(→寝る)生活そのものを具現化したもの?】
「変身」…と言うても仮面ライダーじゃないですよ。フランツ=カフカという人の「変身」という小説のお話です。
劇中で沢田が羽純と恋人同士になるって話ししたじゃないですか。その後、デートに小劇場に二人で出かけるのですがそこで彼は体調が悪くなり(←そこを隠れて盗み見してた同窓会の面々は知らないので呑気なものだなぁ…笑😅)
なんと『毒虫』😲になっちゃうんですね。(←この時の沢田の動きがもはや「異形のもの」にしか映らなかったのですぐわかりました!)
いや、『これ何だったんだ?』とか思っちゃったんですね。
まぁまぁ考えはいろいろあって「普通の社会人としては生活が不向きな人」とも取れるし、「演劇やれない生活への欲求不満」とも「女性が単に苦手」とも深川と梨江との最後のやり取りじゃないですが『生きる為に働くだけの生活は嫌だ』的にも取れたんですね。
果たしてどうなんでしょうね。
なお、その後、自室に立て籠ることに彼はなるのですが、ここもフランツ=カフカの小説と同じくですね。(←もっとも家族に林檎🍎では殺されてませんけど)
ところでその後訪ねて行って追い返された羽純の立場って…😅(←ちょっと可哀想な気も…でも流石に見ない方が幸せか…)
【😋演劇はバクチみたいなもの?】
唐突に沢田(恐らく10年前の桐島)の元にヤクザ(井田)〔演:竹市桃香〕が来ます。(←まさかこの人がお色気部分含めこの役をやるとは全く思って無かった!実は梨江役くらいだろうと思ってたw 完全にキャラがショボくれたオッサン状態wwww😅)
でこのヤクザねぇ、『何だった、おい?』みたいな感じだったんですよねぇ。
あーでもねぇ、何となくわからんでもないんですよ。
演劇って言い方悪いかもですけどね、お金💸かかるでしょ?成功すれば良し、もし興行的に失敗すれば損失が半端ないって言いますからね。
その辺りなんかを言ってたんじゃないかなぁとは個人的には思っているんですけどね。
ま、もっともここの主宰が果たしてそーだったのかまでは知りませんけど。(※敬称略)
【😋盗作騒動】
これは多くは語りませんが以前、ほんとにあったんで一瞬ビビりましたね😅 (←実際その演目観ていて、何も知らずに感想上げた人)
【😋本屋とその店主は演劇の脚本を書く上での本棚の様な存在だった?】
深川がよく寄る小さな本屋の店主〔演:小森ひなた〕との会話がちょいちょい出てきます。(←なんかここの店主、昔の街中の本屋にいそうな感じではあったなぁ。物腰柔らかめで味があるというか😊)
この本屋と店主含めてですけどね、なんかただの本屋って感じがしなくて…設定は確かに単なる本屋なんですけど。なんか少し背表紙に色が付きかけという件と言い、本の好みの会話といい、いやこれって深川の記憶を保管辺りしているのがこの本屋で(←記憶の本棚とでも言いますか)店主は同じく深川の深層辺りにある「心の声」を代弁している存在そのものなんじゃないかと思っちゃったんですね😃
根拠は全く無いですがそんなことを思ったのですね。特に最後のポイントカードを使う件なんかは余計それを個人的には感じましたね。(※所属団体名、敬称は略してます)
【😋使用されないポイントカードとは何だった?】
【😋演劇を忘れられなかった人の話】
最もな謎がこのポイントカード(←とおぼしきもの)とですね。
あんだけ深川は使わなかったのに(←彼女は本屋の常連だった)梨江(←たぶん10年前の自分)との対面の後、最後の最後で何故に使わせる様に店主に懇願したのか?そしてどーして閉店間際の今日でなければならなかったのか?(←普通なら明日でも良いやんとか思っちゃう)
いやこれ やはりわからんでもないんですよ。ほら、あるじゃないですか。「今の自分って何やってんだろ?」『昔一回泣く泣く諦めたけどもっかい、がんばってみよっかな?』みたいな感覚って😃
つまり彼女は演劇脚本をもう一度書いてみることを決意した、戻ってみることにした訳ですね🙌
という解釈に勝手にしました😲(←お前の主観かよw)
冒頭の紹介で「忘れられなかった人」ってのはそっから来てますね。
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さてここで、非常勤劇廃としての役目はおしまいです(*・ω・)ノ うーん、それにしても昔観たことある作品をRE(リブート?リセット?)として もっかい見直すってのもなかなかに考え所多くて良いものですな。(←最近そこそこ多い) 今には今の見方なるものがあるらしいですな。(^ー^;A #REIF規格 pic.twitter.com/Er9BvZEfr0
2019-10-26 21:46:03![](https://pbs.twimg.com/media/EHzjRTXUwAE-Fxg.jpg:medium)
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👆それは確かに思ったことで。この作品を観た時ってまだ観劇なるものを見始めた頃なのよね。
次回作のリクエストがあるとすれば「変身」もしくは「螺旋ロンド」かな?(←もっとも大昔のはよくわかんないですけど🙏)