坂東やゑ亮丈による歌舞伎のとんぼ解説動画

坂東やゑ亮 @yaesukebando

お声を頂きましたので歌舞伎のとんぼを動画で紹介したいと思います。 数種類ありそれぞれ名称があります。 より多くの人に歌舞伎のとんぼを知って頂きたいのでぜひぜひ拡散をよろしくお願いします😌‼︎ ちなみにとんぼはきるとは言わず返ると言います。 では連投失礼します🙇 pic.twitter.com/3BF87TqXme

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まずは「三徳」 もっとも基本的なとんぼで色んな芝居に出てきます。 とんぼの稽古はまず基礎の三徳から稽古します。 シンプルが故に1周回って1番難しいかもしれません。 pic.twitter.com/g5MY18zpbu

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次は「返りっぱなし」 三徳で着地の時に上半身を起こさないものです。 手をついてもいいんですが僕はつかない方が好きです。 吉野山の幕切れとか返りっぱなしですね。 pic.twitter.com/3OfT8tUwFx

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次は「返り出し」 はっちょちょんって踏み込んで返る三徳。 これも色んな立廻りで出てきます。 pic.twitter.com/XuNcIOUd5I

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次は蹴り分けの「返り立ち」 これは先日書いたように蹴り分けとソクの2種類あって人によって違います。 僕は蹴り分けなので返り出しから稽古しました。 昔は蹴り分けの返り立ちしかなかったそうでソクよりも歌舞伎らしい返り立ちと言われてます。これはちょっと肩が入っちゃっていますが😅 pic.twitter.com/OuzW8x3zSp

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次はソクの「返り立ち」 両足踏み切りで、蹴り分けの返り立ちよりも高さが出やすいので派手です。 こっちは前宙から稽古します。 松悟君に返ってもらいました。 pic.twitter.com/G9D83kGNLQ

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次は「返り越し」 返り立ちで人や物を越えるとんぼです。 蘭平の立廻り等ではどんどん台の人が増えていって凄いことになってます。 後は、花道でシンの人を越えることが多いです。 蘭平、小金吾の立廻り、義賢最期など色々な芝居に出てきます。 pic.twitter.com/vpHAs35c8C

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次は「後返り」 うしろがえり、あとがえりと呼んでます。 一般的にいうバク転ですが歌舞伎では片足ずつ分けて着地するようにと言われています。 先代萩の床下のねずみなどなど。 pic.twitter.com/ARa1238zXn

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次は「バク宙」 これは名称ないです。笑 普通にバク宙って言ってます。昔はなんて言ってたんだろう？？ あんまりやる事はないのですがめぐみの喧嘩でやったりします。 先月の芋洗勧進帳でもやっていました。 pic.twitter.com/OccF1o1qmk

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次は「返り落ち」 見ての通りですが、回りながら落ちるとんぼです。 鳴上の大岩や三人吉三の火の見櫓、弁天の屋根など高さは様々ですがこれも色んな芝居に出てきます。 意外と高い方が楽ですが、ある程度高いとちょっと痛いです。舞台は板ですが道場は砂なんで全く痛くないです。 pic.twitter.com/VvnxwzpBoO

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あと「居所立ち」という技もありますがそれだけはできません😭 まつ虫君が1番鮮やかにできるんじゃないかな。 これらを本番では25日間ぶっ続けで檜舞台で衣装を着て頭をかけて立廻りの中でやるのでかなり神経を使います。 ご観劇の際は少し注目して貰えると嬉しいです😌 ありがとうございました😊 pic.twitter.com/asI1AtAYNk

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らん @kbk_kn_

まつ虫さんの「居所立ち」 matsumushi_onoe98さんの写真: instagram.com/p/B5VgxX-AMDf/…

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大事な事を書き忘れてました。 とんぼだけではなくてとんぼに行くまでの動き、立廻りの中でも一つ一つの手に意味がありそこがしっかりしてないとそれだけじゃダメだとよく先輩に言われます。 もちろん今でもボロクソに言われます。 難しいですけど、精進しますのでこれからもよろしくお願いします。