🌿絶食系彼女🌿

イエロートマト🤗 @lJslNybA1DrpzYP

#源色トマト 絶食系彼女🌿1 最近付き合い始めた彼女は、絶食系。俺の下心ありありもスルッとかわされてしまう。 出会いは、俺のラジオの聴取率がよかった記念という名の慰労会。そこで初対面だった彼女は、スポンサーさんの広報担当。いつもの担当の方の代理で来たという。俺よりは少し年上？

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#源色トマト 絶食系彼女🌿2 始めは社交辞令「星野さん、いつも放送聞いてます。今後もよろしくお願いします。」初対面なのにもの応じすることなく、落ち着いてしっかりしてる。挨拶した感じからは俺のファンではないようだ。あくまで仕事。という振る舞いの彼女をどうしても落としたくなった。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿3 はじめは、何社かのスポンサーさんと話している中にいただけだったけど、ラジオ局の偉い人が来るとみんなそっちにながれていった。『挨拶いいんですか？』「はい。先程ゆっくりと話をさせていただいたので。」仕事早いんだ。やっぱ出来る女。そんな彼女の……姿見てぇ

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#源色トマト 絶食系彼女🌿4 『今度、担当の高橋さんとラジオの収録に遊びに来て下さいよ！大歓迎ですよ』「星野さんに誘っていただけるなんて！是非、高橋と伺います」絶対に来てくれよ。いや、俺は別にあなた一人でも全然構いませんよ。何なら自宅にもお誘いしますけど。終るの明け方だし。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿５ 『あなたの連絡先とか聞いてもいいですか？』「あっ、はい。スミマセンこれを」と恥ずかしげに名刺を出す。そこには携帯の番号が手書きでかかれている。 斉藤未沙さん。番号は…個人のか？ラッキーだ。こんなにすんなりと電話番号をゲット出来るなんて！ついてるな。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿６ 慰労会が終わり、彼女ともう少し話したくて探したけど、彼女は見つからなかった。あ～もう少し話したかったなぁ。まぁ、番号も聞いたし後で電話してみよう。彼女を見つけたい思いに後ろ髪をひかれつつ、俺は二次会へ。もっと声聴きたいなぁ。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿７ 二次会の盛り上がりをよそに俺は彼女の声が聞きたくて、電話したくて落ち着かない。電話がかかってきたふりをして席を立ち、俺も携帯も覚えたての彼女の名前に触れる。ﾄｩﾙﾙﾙﾙ、ﾄｩﾙﾙﾙﾙ、、しばらくならしてもでない。さっき会ったばかりなのに。俺って…

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#源色トマト 絶食系彼女🌿８ 彼女への想いは切れないけど、仕方なく電話は切る。想いが募っていく。何で出ないんだ？彼氏と？いや、考えたくない。でも、さすがに何回も電話するのは重いよな。彼女からの折り返しの電話があることに期待して、頭の中は彼女だけど、皆の中に戻る。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿９ なんだか頭の片隅に彼女の笑顔がちらつきながら明け方に、部屋の冷たいベッドに入る。寂しくなってきた。こんな時隣に彼女が寝ててくれて、そっと隣に入って後ろから抱きつくか、腕まくらしたら幸せ感じんだろーなー。やべー。妄想とまんねぇ。寝よ。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿10 目が覚めて、折り返しあったりしてなんてわずかな期待で📱を見ても着信はなく、重い身体がさらに重くて布団に食い込む。電話しようか。しないか。迷ってる間に起きてから入れたカップのコーヒーもうっかり冷めてしまう。結論。昨日のお礼を理由に電話かける❕

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#源色トマト 絶食系彼女🌿11 よし！コーヒー冷めたついでに今かけてみよう。昨日のお礼なら、仕事の電話だし。履歴から昨夜覚えた彼女の名前に優しくふれる。ﾄｩﾙﾙﾙﾙ、ﾄｩﾙﾙﾙﾙ『はい、もしもし斉藤です。』あー、出てくれた😊思わず頬が緩む。昨日の初めて聞いた声が懐かしい。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿12 「こんにちは。星野源です。昨日はありがとうございました。最後、挨拶しようと思ったらすれちがったみたいで。」『わざわざありがとうございます。星野さんとお会いで嬉しかったです。代理出席でしたので次回は担当の高橋が…「いや、あなたがいいです。」はい❔』

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#源色トマト 絶食系彼女🌿13 『そんな事😳みんなにそんな事言ってると彼女さんに焼きもち妬かれますよ』そんな事ない！全然ない！あなたがいいっていうのは本心なんだから。「彼女いないですよ！そうだ、先日のラジオの件本当ですからね。絶対きてくださいよ。」頼む来てくれ。話すきっかけが…

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#源色トマト 絶食系彼女🌿14 「わかりました。おじゃまではありませんか？それでは高橋と日程調整して伺います。」『お待ちしてますね。』やったー😃✌️彼女が来てくれる。貴女がブースの外から見守ってくれたらテンション上がっちゃうなー。ただ、上司の高橋さんどうする？何とか二人きりに…

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#源色トマト 絶食系彼女🌿15 やべェ。彼女いつ来るんだろ。来週かな？再来週かな？考えるだけで昂るなぁ。問題は上司の高橋さん。一緒になんて言わずに彼女だけ誘えば良かったなー。高橋さん話しやすいから話して協力してもらう？いや、何か彼女を口説く方法ないかなぁ。そうだ‼️

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#星野源ください 絶食系彼女🌿16 思い立ち、仕事終わりに電話してみる。ﾄｩﾙﾙﾙﾙ、ﾄｩﾙﾙﾙﾙ…やはり出ない。まだ仕事？時間が遅いから？電話に出てくれないと…そんな俺の計画お構いなしで彼女は電話にはでない。何でだ？ラジオに来ると言ったのも仕事だから？やはり俺には興味がないのか？

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#源色トマト 絶食系彼女🌿17 結局折り返しの電話はないままにラジオの日を迎える。どうやら今週ではないな。来週か？再来週か？来ないのか？そんな事を考えていたら、

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#源色トマト 絶食系彼女🌿18 寺ちゃんから【星野さん、お待ちかねの方は来週いらっしゃるようですよ】ありがとう！来週のラジオの時間が楽しみだ！電話の作戦が失敗しているし、彼女が自分に興味がないとすると、一からだな。まあ、本人を目の前にしたら直球しか投げられないけど。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿19 待ち遠しい１週間はあっという間にすぎて、いよいよ今日ラジオ局に彼女が来る。打ち合わせを終え控え室に戻ろうとした時、廊下の向こうに時計を気にしながら立っている彼女を見かけ「こんにちは、来てくださったんですね」あくまでさりげなく声をかける。やばいな俺

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#源色トマト 絶食系彼女🌿20 いつもと同じだけど同じじゃないラジオ放送が始まる。ブースの外から彼女の視線。と上司の高橋さん。あれからそろって二人で挨拶に来てくれた。さらに、高橋さんは午前中に会議があるから、途中で帰るそうだ。これは…きっと…チャンスだ！自然とテンション上がる❗

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#源色トマト 絶食系彼女🌿21 彼女の視線を感じながらのラジオ。めっちゃくちゃ楽しい。CM途中で寺ちゃんの冷やかし。だって、この日を待ってたのよ。ずっと。ラジオの終盤、国性調査の葉書を読んだから俺の頭の中は完全にそっちモード。そのまま終了。ブースの外を確認。今回は先に帰らないよね。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿22 「星野源でしたーまたらいしゅー👋」friendshipが流れる中、スタッフに挨拶してブースを出ると彼女から挨拶に来てくれた。「ありがとう。最後まで聞いてくれて」少し照れているよう見える。「斉藤さんは今日のお仕事大丈夫なんですか？」『はい。有給もらいました。』

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#源色トマト 絶食系彼女🌿23 「有給って事は休みだよね。よかったら、これから少しだけ話せたりしますか？」恐る恐るの誘いに彼女は『じゃあ少しだけなら』とOKしてくれた。自分としては少しだけでは全然足りないけど。言葉の端や振るまいから感じるこちらへの警戒感。まぁ、仕方ないのかな。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿24 ラジオ局近くこの時間でも開いてる静かな店へ案内した。もちろん二人きり。彼女は最初こそ仕事モードだったが、次第に打ち解けてプライベートなことも少しずつ話してくれた。少しずつ、それは氷の中の宝物を獲得するために周りをゆっくり溶かすよう。ワクワクする。

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#源色トマト 絶食系彼女🌿25 気づくと外はうっすら明るく。それでも彼女との話はつきない。『星野さんの事もあまり知らなくて…』何て言うけど、知らないことはゆっくり覚えていけばいい。俺の事ならなおさら。彼女とは何時間でも話せそうだ。「また、会ってくれますか？」思わず出た本音。返答は？