靴を超えるな! ultracrepidarian ウルトラクレピダリアン について

Ne supra crepidam sutor iudicaret. (Let a cobbler not judge beyond a sandal. )靴直しにサンダル以上のことを判断させるな。 Pliny the Elder "靴屋はサンダルを超えてはならない"
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terada @terada50397416

古代ローマ、ある靴屋が描きかけの絵を見つけ、そこに描かれている靴に間違いがあるのに気づく。 絵の誤りを周囲に吹聴していると、靴屋は翌日になってその絵の靴が修正されているのに気づいた。 靴屋は自分の意見が反映されていることに気をよくし、今度は足の描き方に文句をつけた。

2019-12-10 13:40:56
terada @terada50397416

その途端絵の作者が脇から現れて言う。 「靴屋よ、靴を越えるな」 つまり、自分の知らないことについてまで偉そうに非難するな、という意味。 この故事はプリニウスの博物誌に記されている。 やがてこの「靴を越えるな」という言葉は一種の格言となった。 pic.twitter.com/evVsvIKXeD

2019-12-10 13:41:00
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terada @terada50397416

それが自分の知識を超えて他のことに口出しする人という意味でultracrepidarianという英単語が生まれた。 今の時代、至る所にウルトラクレピダリアンを見つけることが出来る。 時には自分の中にさえ。

2019-12-10 13:41:01
terada @terada50397416

博物誌を記したプリニウスは今、漫画家ヤマザキマリの手で現代に蘇った。 今作はテルマエ・ロマエで人気を博した作者が湧き上がる衝動に従って描いたもの。 作中には小便で洗濯をする洗濯婦やローマの食べ物なども現れ、実に生々しい。 amzn.to/2LDVdDa pic.twitter.com/9bcY3HuZVy

2019-12-10 14:05:12
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英単語のふるさと @NewWords10

🇬🇧 ultracrepidarian 🇯🇵 身の程知らずに批判する人 語源:古代ギリシアの画家アペレスが、靴職人から靴だけでなく足の描き方について意見された際に言ったとされる「Sutor ne ultra crepidam“靴屋は靴以上のことを語るべきでない”」というラテン語の格言に由来

2019-11-04 01:18:37