- sonojittaihakuu
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@bijutsukentei 大変お疲れさまでした。ところで質問なのですが。図版の色校正に苦心する話で、他のカタログや朧な記憶を辿っているとありましたが、作品を収蔵している美術館が校正用の印刷見本など用意することはできないのでしょうか?色の再現性は購入動機に繋がるかと思います。
2011-06-05 20:39:05@sonojittaihakuu ご質問ありがとうございます。美術館の方にお聞きしたところ、仮に色見本があったとしても、紙質、インクの影響で色の出方は全く変わってしまうそうです。カラーチャートと一緒に撮影されたポジがあれば少しは違うのですが、とのことです。
2011-06-06 16:41:03@bijutsukentei お忙しいなかお返事頂きありがとうございます。ではチャート付ポジが作品とともに貸出される、という通例は無いという事なんですね。苦労されているとの事なので。
2011-06-06 17:09:06こんばんは。先日、色校正の話をしたものです。美術館か所蔵しているものついては、そこの収蔵品カタログを参照します。これが色見本にあたりますね。“@sonojittaihakuu: @bijutsukentei 大変お疲れさまでした。ところで質問なのですが。図版の色校正に苦心する話で
2011-06-06 20:59:53色の再現性は、大変難しいです。そもそも印刷は実物とマチエールが異なりますし、照明の具合によっても見え方が違いますし、現場の空気感とか、感動とかは、絶対に再現できないのです。実物をみて感動した方のその気持ちに応える印刷物を作りたい、と “@sonojittaihakuu:
2011-06-06 21:05:09思ってはいるのですが(>_<) お叱りを受けることばかりです。私たちだって、良いものを作りたいと思っているのですが、カタログを校了したあとで実物を見て色が違うと、心臓をえぐられる 思いです。 @sonojittaihakuu:
2011-06-06 21:10:12編集者でもある立場からいうと、マティスの財団が色校を求めてくるのは理解できますが、ヘンリー・ムーアの財団から色校を求められた時にはムッとしました。 RT @agneau_kasumi: 色の再現性は、大変難しいです。そもそも印刷は実物とマチエー @sonojittaihakuu:
2011-06-06 21:12:07@agneau_kasumiお返事ありがとうございます。トゥゲッタ読んで八巻さんが発言者であったこと理解した所。今頃になって聞きたい事が出て来てお手間取らせました。お話よく分かります。ただ絵画作品で重要な「色」の判断が個人に任されているのか?とやはり疑問は残ります。
2011-06-06 22:21:41なるほど権利者がチェックをする場合もあると。場合によって様々という訳ですね。立体作品にも色校チェックが入ったりするのか。RT@shinkawa_takashマティスの財団が色校を求めてくるのは理解できますが、ヘンリー・ムーアの財団から色校を求められ"@agneau_kasumi:
2011-06-06 23:30:27@agneau_kasumi現場の方のお話とても勉強になります。やみくもに自分の拘りばかり現場に押し付ける真似はもうできないですね(笑)私のカタログ購入の動機は欲しい情報が入っているか。色はその次です。知人でやたら拘る人いるので。印刷関連の仕事をした事があるのでご苦労お察しします
2011-06-06 23:31:13RT @sonojittaihakuu 横からスミマセン。色校正について。作品と並べて見ると違うとなるものがありますが、印刷4色CMYKの再現性の限界もありますし、図録で表現する「雰囲気」「印象」を大切にする場合もあります。あえて抑えめにしたりとか。”
2011-06-07 08:35:09RT @sonojittaihakuu (続き)それは作品をどこで見るかによって人々の印象が違うのと同じことです。デザイナーが意図的に操作することはほぼまったくありませんが、私の経験では良いプリンティングディレクターは、そういう提案のできる人だと思います”
2011-06-07 08:35:33寝落ちしている間に @jucco8139 さんが補足してくれていました。ありがとうございます。色の感じ方は定量化できるものではないので(印刷物の色は数値化できますが)、どうしても「違い」を感じてしまうことはあるとおもいます。@sonojittaihakuu
2011-06-07 08:13:53極力、鑑賞者が感じた色に近づけたいんですけどね。プリンティングディレクターの方の判断で、ガラリと印象が変わることもあります。@sonojittaihakuu: 絵画作品で重要な「色」の判断が個人に任されて
2011-06-07 08:15:59@agneau_kasumi @jucco8139 「色が見える」という物理的現象+「個人の思い」という心理的要素が加わって「色を感じた」状態になる訳ですね。物理的限界以上の領域にそれがあるため、カタログ制作者は苦心を強いられる。優れたプリンティング・ディレクターはキュレーターや
2011-06-07 08:51:14@agneau_kasumi @jucco8139 観覧者の「思い」を再現するよう心を砕けるひと。という事になるのでしょうか。「思い」も千差万別なので全てのひとの感覚を満足させるには至らない。カタログならキュレーターの思いを汲んだ仕上がりになっていればひとまず成功という所かな。
2011-06-07 08:59:02@agneau_kasumi @jucco8139 「学芸員」の責任や能力を信頼しての話ですが。>「成功」。物わかりがよくない生徒で、ホントお手間を取らせました。ありがとうございました。ますます美術館への感心が高まりました。お仕事大変ですが頑張ってください。
2011-06-07 09:11:12@shinkawa_takash @agneau_kasumi 特にムーアは「白」(というイメージなのですが)。結局色の再現というより、図版が作品のもつニュアンスを損なっていないかが問題なんですかね。チェックが厳しいのは学芸員制度の違い(専門部署がある)なんでしょうかね。
2011-06-07 09:23:08@agneau_kasumi @sonojittaihakuu つけたし。色校正は作家の意図を汲み取るということもあります。そこは作品を理解、解釈されている学芸員さんの腕の見せ所です。とにかく本物を見るのが大切と思います。同じ作品でも、違う美術館で見ると、違って見えますよ。
2011-06-07 09:26:23@agneau_kasumi @jucco8139 音楽の世界でいうアナリーゼを学芸員の方がやって、それをキュレーションや図版の再現性で観覧者へ伝えようという事。と解釈しました。異なる美術館で同じ作品鑑賞、ぜひやってみたいと思います!ありがとうございました。
2011-06-07 09:39:21あわわ。信頼していただけるといいのですが。図版の再現性ももちろん重要ですが、展覧会自体のライブ感覚(今ここでしか味わえない)を楽しんで欲しいなと思います。 “@sonojittaihakuu: 「学芸員」の責任や能力を信頼しての話ですが。>「成功」。
2011-06-07 17:34:52@agneau_kasumi もちろん、これから育てていきたいと思ってます(^^)>信頼。色のお話のほか展覧会にまつわる様々な示唆を頂きました。大変充実した遣り取りをさせて頂けた事が嬉しく(一方的で申し訳ないですが)早速明日にでも実践の為美術館へ出かけたいと思います。大感謝です!
2011-06-07 23:09:54ありがとうございます。カラーチャートを一緒に写しこめるというのも、程よいサイズの平面作品に限られていますし、近頃はポジではなくデジタルでの撮影も多いですね。 @sonojittaihakuu: 「カタログの色校について〜トークイベント場外」をトゥギャりました。
2011-06-09 17:53:03