まあ言うて自発的に漁らないってだけでTL流れてるからどうこうというのはないんですけども。そのために爆速TLを作っているというのもあるし(気になったらふぁぼって精神が安定したときに改めて見に行く) 明確に私に向けてお出しされたら反応しなきゃいけないので一致度が高くても低くても精神は減る
2020-01-07 23:52:15人文の教養がないねずみの戯言として受け取ってほしいんですけどわたし作品への感想や解釈をロールシャッハみたいな感覚でしていてですね、情報共有でもない限り共感や同意を求められても世辞か嘘しか返せないんですよね……(そして急速に爆発ボルテージが上がる)
2020-01-08 00:01:14突然の雨に迷わず傘(巻き方がきついので恐らくファッション用途)を開いてクリスティーヌに差しかけてやるLNDラウル、当時の社会でいう「男らしく」はないけどすごいいい子なんじゃ
2020-01-09 09:20:10SoMLのトーマスが持ってそうって意味でウォーターマンの エキスパートがトーマスっぽいと思ってるんですが、トーマスみたいな万年筆って意味では個人的にMoonmanなんですよね……。Moonman 可愛くて好きなんだけど中華萬のブランドで、まあつまりそういうことです(最近は独自路線増えてきてると思う)
2020-01-11 20:07:50MOONMANちゃんの立ち位置、このあたりがわかりやすいかも。完全オリジナルではないの、でも可愛くて書き味も良く、万年筆として優等生ちゃんなのよ pelikan.livedoor.biz/archives/52242…
2020-01-11 20:19:30FGOのリトルダヴィンチちゃんだけどさ、やっぱり序では○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○って言われてるんだよなあ。 fse.tw/eRtPxLOp#all
2020-01-12 12:38:13ミュージカルオペラ座の円盤を見て一番びびったのはLND2幕でラウルが自分の顔を覆う仕草(確か「みじめな僕を 何故愛する」のあたり)が怪人から命を守るまじないそっくりだったことですね……。手を顔の前に翳す、背後から首を絞められないために、あの呪いとよくよく似てるんだよ
2020-01-12 21:10:04過去を引きずりに引きずってるラウルはけれど、この数十分後だか数時間後だかにトラウマ作った張本人のファントムに後ろから首を絞められたわけですけどね!
2020-01-12 21:17:04このとき「負ければ地獄」で胸倉掴みながらも腰が引けてる小野田ラウルは右手で空を掻いて逃れようとし、前に出る田代ラウルは右手で柱をつかんでファントムに目を向けようとするの、ラウルの性格の違いって感じで好きなんですよね…
2020-01-12 21:17:05ファントムに対峙するラウルの態度、小野田ラウルはお化け(ファントムと彼の力への得体のしれなさ)が怖い少年みたいな、田代ラウルは不甲斐ない(クリスティーヌにつりあわない)劣等感を突かれて激高したような感じだなーと思っている
2020-01-12 21:22:44終盤で演出変わった(田代さんが小野田さんに合わせた)よな記憶があるんですが、桟橋でグスタフが母に近づく前にラウルに振り向くとき、小野田ラウルはクリスティーヌしか見ていないから目が合わない、田代ラウルは同じ間で息子を見るから一瞬目が合う、ここの差が1幕の息子への接し方と重なって好き
2020-01-12 23:07:431幕ホテル、呼び鈴が鳴ってラウルが立ち上がるときに彼の顔を見るグスタフの髪をくしゃっと撫でていくんですよ田代ラウル。精神に余裕がないなかで彼なりにお父さんしてる、彼が気に掛ける対象にグスタフが含まれているんだなって
2020-01-12 23:07:44小道具見る感じLNDはミュージカルオペラ座を基に組んでるんだろうとは思うんですが、原作で優秀な海軍軍人、クリスティーヌとの出会いは水に落ちた彼女のスカーフを取ってきたことってラウルの息子グスタフが「泳げない」のよくよく考えるとひでえな…って思いますね…
2020-01-12 23:23:33港でパパラッチに「海がある」から「泳ぎを習いたい」って言ってるのでたぶんシャニュィ一家は水辺の近くに住んではなくグスタフをそういうところに連れだしたりはしてないんだろうな。ところで原作ラウルの実兄で父代わりだったフィリップの死体が発見されたのは湖畔でしたね。
2020-01-12 23:23:33そしてもはやLNDではなく推しの話をするんですけど、あの演目でラウルは(歌じゃない)台詞から先に入るじゃないですか。あの第一声(「シャニュィ子爵夫人は~」)と歌の第一声(「なんて町だ」)の声が同じ色で、喋るときと歌うときで同じ声を出せる人がいるんだ……!ってびっくりしてそのまま推した
2020-01-12 23:50:51物語としてのLNDラウルの話をするんですけど彼の苦悩は彼女(の才能)に相応しくないことで、でもそんなものを妻も息子もラウルに求めてはおらず(彼女は愛すことと歌うことを識別していないが愛と音楽を同価値に受け取れることでもある、と思う)でも今回の世界は"音楽には抗えない"が厳然と存在する
2020-01-13 07:18:36だからラウルが、物語の中で唯一(届かないのではなく)至高の音楽を感じることすらできない者と定義された彼は絶対にクリスティーヌと共にあることはできない。 ラウルはできないというかあれなんだよね、LNDはファントムの救済の物語であって彼以外の人間は破滅と絶望を渡されているのよね
2020-01-13 07:18:36このあたり原作の印象なんですが、オペラ座は至高の音楽と個人へ向けられた愛の対立構造で、(クリスティーヌだけでなく)人として愛される歓びを知ったエリック自身が愛はすべてに勝ると受け入れた話だと思っていて。
2020-01-13 07:30:30愛と音楽をが対立する世界では愛のためにクリスティーヌを解放したファントムが彼女と共にある未来はなく、クリスティーヌも一度手放した冷たい死の音楽にもう一度手を伸ばす道理がない。でも愛と音楽の境を外してどろどろに混ぜてしまえば。高く飛ぶ歓びと情動の悦びを同じものと定義してしまえば。
2020-01-13 07:30:31個人的にはLNDの前提ってそういうものだと思っている。音楽に妥協しないオペラ座の怪人が愛し愛される歓びを知った人間に再度アプローチをかけ且つ受け入れられるには世界のルールを再定義するしかない。幸せの定義を、愛されるという意味を書き換えなければ。
2020-01-13 07:36:01誰が嫌いなわけでもないんだけど、ラウルが苦しんでいる原因はラウルに責がなく努力でどうにかなるものじゃない、世界(音楽の才能)に愛されなかったからだって言うのがあんまりにも残酷だと思うんですよ。好きか嫌いかでいえばちょう好きなんですけど。自縄自縛で手を伸ばせないあわれな架空の男。
2020-01-13 12:39:15あれねー、「昔の僕に」「変わる」ことができてもラウルは苦しいままだと思うんですよねー。音楽より彼女個人としての生を優先できるクリスティーヌのヒーローは、それ故に彼女とつり合う芸術への感受性を絶対に持ち得ない。ラウルの手は彼女を生に留め置く碇だったし、10年後も変わっちゃいない
2020-01-13 12:39:15