誕生日にひとりディズニー

よしむら @ko__ma

アフターシックスの開門待ち。まじカップルばかり。これきつい。パーク内で待ち合わせをしてるんですよ風オーラを全身から発しているつもりなのだが、うまくできているだろうか。いっそ、繋がっていない受話器を耳口にあて、架空の相手にエア通話するべきだろうか。

よしむら @ko__ma

『うん、今、ゲート前に並んでるよー！うん。うん。そうだね、そこで待ってて！わー、楽しみー！！』（棒読み）

よしむら @ko__ma

『大人一枚』って言ったとき、チケット売り場のお姉さんに鼻で苦笑われてたような気がする。てゆーか、周りのお客さんたちに指差して嘲笑われてる気がする。てゆーか、キャストの人たちに内心で哄笑われる気がする。

よしむら @ko__ma

パーク内は愉しげな音楽に満ち充ちている。鼓膜の振動は心臓の鼓動と合わさって変拍子の不協和音を奏で、ささくれた僕の心に不快な疼痛を与える。僕の地獄に音楽はたえない。

よしむら @ko__ma

清掃のキャストさんに『何をしているんですか？』と訊ねると、『夢のかけらを拾っているんですよ』『星屑を集めてるんです』と返ってくるという。社会のゴミたる吉村も、この魔法の空間では、夢のかけらであり、星屑なのだ。その心は？……吉村は夢の叶い損ないであり、輝き損ないなのだ。

よしむら @ko__ma

造りはやっぱり素敵。天気もいいし、風はきもちいい。これはうっかり楽しんじゃいそう。3300円で買える夢と魔法すごい。

よしむら @ko__ma

というわけで、すこし難易度上げることにした。そうそう易々と楽しんでやるわけにはいかんのだ。園内では基本的にシロウサギで通す。……は、恥ずかしいよぅ。 http://p.twipple.jp/62TgW

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よしむら @ko__ma

羞恥心で一気にベリーハードモード。これで羞恥心を忘れて楽しめたなら、この国の夢と魔法の力は本物だと認めざるをえないだろうな。

よしむら @ko__ma

でもやっぱり男ひとりでウサミミはヤバい人だな。たまに男で被り物付けてるやつもいなくはないが、例外なくバカップル。しかし、俺には、あとをついてくるアリスはおらぬのだ。

よしむら @ko__ma

ウサミミカチューシャを買うときに店員さんに「お土産ですか？（＝まさかあなたがここで着けるわけじゃありませんよね）」と言われた。彼女にはドラクエの道具屋の主人のセリフを見習って欲しい。『ぶきや ぼうぐは そうびしないと いみがないぞ！』

よしむら @ko__ma

室内ショーおもしろかった。まあショーはひとりで観ようがふたりで観ようが変わらんからね。次はアトラクションだ。タワーオブテラーとやらに行ってくるぜ！

よしむら @ko__ma

キターーー！！三人掛けにカップル＋俺！●＝彼氏、○＝彼女、◎＝俺だとして、座席の並びは〈●○◎〉。気まずい。手摺が隣の人と共用みたいになってて、もう。彼氏もさ、そこはもう少し席順考えなよ。そういうところをオンナノコは見てるんだゾ！

よしむら @ko__ma

しかし、うまく表情がつくれん。まわりはみんなキャーキャー言ってるけど、俺も合わせてはしゃいだふりしたほうがいいのか？いや、楽しくないわけじゃないんだ。ただ、こんなときどんな顔すればいいか分からないの。アルェー。

よしむら @ko__ma

楽しいと思って、でも楽しいだなんて思ってやるもんかと思って、でも楽しいふりしなきゃ周りの雰囲気壊しちゃうと思って、そうして出てきた顔が、出口前のモニター写真に映し出されていたよ！1260円！

よしむら @ko__ma

このムスッ(-_-)＋ニコッ(^O^)＝ムコッ(^_-)って感じの、微妙な顔！いっしょに写ってしまった皆さん、ごめんなさい。

よしむら @ko__ma

水上ショーを、ひとりで、耳カチューシャ着用で、かぶりつきで観てる俺は、周りからは相当なフリークに見えてるはず。てか、フツーにキレイ。

よしむら @ko__ma

友人に、ひとりディズニーの模様が逐一リツイートされてる。自傷とも自慰ともつかない俺の恥ずかちツイートが、故郷のほうにまで広がってゆく……。

よしむら @ko__ma

センターオブジアースは二人並びの席におひとり様で通してくれた。キャストのお姉さんは最ッ高の笑顔で「いってらっしゃい」と手を振って地底旅行へと送り出してくれたんだ。

よしむら @ko__ma

でも、キャストさんにそんな眩しい笑顔を向けられると、なんだかもう僕は居たたまれなくって。いっそもう、彼女の瞳の奥に蔑みの暗い光が宿っていればよかった。そうすれば僕は心置きなく彼女を恨むことができたのに。いまや、僕のこの負の気持ちが向かう先は、もう僕自身へしか残されていないのだ。

よしむら @ko__ma

海底二万マイルはひとり客に比較的優しいアトラクションであった。二人席×３だが、座席が三方それぞれ別方向を向くので、他の客をあまり気にせずに済む。今後ひとりディズニーを敢行しようという者がいたら、今一度その苛烈さを説いておくとともに、この情報があなたの一助となればと願い、書き残す。

よしむら @ko__ma

家に帰るまでが遠足であるのは、バナナがおやつに入らないのと同じくらい、自明な常識であるが、さてディズニーはいったいどこまでがディズニーなのであろうか？ゲートを出た瞬間か、リゾートラインを降りた瞬間か、やはり家に帰り着くまでか。もしくは、一度行ったが最後、魔法は永遠に解けないのか。

よしむら @ko__ma

思うに、魔法が解ける＝日常へと帰る＝耳カチューシャを外す、が正解であると思う。ちなみに吉村は東京駅京葉線ホームで外してしまった。パークの範囲を魔法の有効範囲であると定義するなら、少なくとも吉村にとってのディズニーエリアは東京都内にまで及ぶことになり、“Ｔ”ＤＬの名に偽りはない。

よしむら @ko__ma

ただし、舞浜を越えてもカチューシャを取らずに魔法にかかり続けると、永遠にあちらの世界へと取り込まれ、夢の国の住人となってしまい、鉄格子の嵌まった病室に寝泊まりすることにもなりかねないので、注意されたし。パーク外の着用は、医師のメディカルチェックのもとでの使用が望ましい。

よしむら @ko__ma

ひとりディズニー終わり！意外に満喫した！もうやらないけどな！