Oh,Jerry! あなたのようにこの壁にぼくのかたちのあなをあけたい/菊華堂 #短詩の風 #tanka 風が強く吹いてる。
2020-02-22 22:22:03聖痕を隠さんがため白萩の花は細かに散るものと知れ #短詩の風 画像は、深影コトハさんに作っていただきました。ありがとうございますー! pic.twitter.com/gqnF7HCcuh
2020-02-22 22:22:03目が合ったまま静止する交差点 知らない人の自転車どうし #tanka #短詩の風 pic.twitter.com/0GViHRKZKp
2020-02-22 22:22:04自転車の名前はなぜか魚卵丸 春は名のみの名のみの春の/西村曜 #短詩の風 #tanka pic.twitter.com/xqmtdxKsOC
2020-02-22 22:22:04寝る場所をなくした猫(チビ)が腹いせに パンチをかます薄型テレビ /諏訪灯 ネコの日なのでこの歌を🐾 #短詩の風
2020-02-22 22:22:04蟬声忌ひたひに風を感じつついつも遅れて来るバスを待つ 山百合はにほひも気配も白かつた ゐなくなれば悲しい人ばかりゐて 人生はところてんつて言つたのは誰だつけわたしだつけ誰だつけ 「ところてん」(『歌壇』2月号) #短詩の風
2020-02-22 22:22:04纏いつく寒さにドロップキックして春を待たずに僕は駆け出す さっきまで確かに氷だった水跳ね上げてダイヤモンド作ろう 鼻先に蹴りを入れられたみたいな風が吹いたら花咲きにけり 始まるね今日からどうぞよろしくね今日が懐かしくなるその日まで #短詩の風 #短歌
2020-02-22 22:22:04心のかかとを合わせれば 背筋をのばすように 海岸線に似た未来が見える気がする 心はわたしと 未来で待ち合わせる #短詩の風
2020-02-22 22:22:05この夢はいつかは醒める春風に遊ばせておく汝が触れし髪 舟が出る前に繋いだ指に傷 弾ける前に握り潰せよしゃぼん玉 じきに忘れる色のくちづけ 汝のシャツで拭う手のひらもう夢の水滴ひとつ残っていない #短詩の風 #tanka #川柳 #七七
2020-02-22 22:22:05すこし背中が浮いてしまうのを夢のせいにしてみた 夥しい数の鳥の鳴き声が耳の入り口でくぐもり、雨または風を模している 青い窓がふたつひらけた場所で薄い布越しに陽を植えた 傷口から咲く花があるとしたら瘡蓋が取れた分だけ痩せた 恥骨なのだろう #短詩の風
2020-02-22 22:22:05この街の春の匂ひを探すやうにすこしそよいでゐる猫のひげ/有村桔梗 #短詩の風 pic.twitter.com/MLvwgEjke0
2020-02-22 22:22:05眠るのが仕事の猫は日の暮れの窓辺にきょうも残業をする /沼尻つた子 #短詩の風 #猫の日 #とろねこチャレンジ pic.twitter.com/NXe4PxN9ya
2020-02-22 22:22:05わびすけのあでやかな死を濡らすのがこんなに冷たい雨でよかった 野いばらの棘 やわらかく融けてゆく名残りの雪も今朝までと知る 残照のひかりのなかで泣いている雪のうさぎは春が砕くの ひろいひろい平野をわたる風、きっと庭の椿をおとす春風 /西鎮 #短詞の風 #tanka #短歌 pic.twitter.com/IAsQBtkD05
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