セ「アンジール、それはなんだ」ア「ん?これはおせち料理といってな、正月に食べるバノーラ伝統の祝い料理だ。ご馳走だぞ」セ「ご馳走?おまえが?」ア「どういう意味だ。毎年この時期になると母と一緒に作ったものだ。ジェネシスの家のは村の中でも格別すごくてな…」セ「…母の味、というやつか」
2010-12-28 03:05:11ア「…そう、かもしれないな。母の作るお節は、他の家のようにきれいでも豪華でもなかったが、暖かい味がした。俺はそれ誇りだった」セ「…そうか」ア「?どうした?」セ「いや、オレには本当にそういうものがない…と。英雄などと持て囃されても、戦場の記憶しかないオレは、お前のようにはなれない」
2010-12-28 03:09:22ア「それなら今年はバノーラに来るか?」セ「は?」ア「母の作る料理を食べさせてやりたい!知らないのなら今から知れば遅いことはないさ、母は俺より料理上手なんだ、きっと感動するぞ」セ「いや、俺が言いたかったのは…」ア「年末はお前も休みを取らされていたよな、ジェネシスも喜ぶぞ!」
2010-12-28 03:11:39こうかな~?ザックスだったらぜったい母の味あたりで察して謝ってるwwwここを貫き通しちゃうのがあんじークオリティ\(^o^)/ジェネシスルームは絶対英雄ポスターべたべただから喜ばないよ、あんじーwww
2010-12-28 03:13:04(ジェネ宅にて)ア「ジェネシース!」ジ「…なんだ。バノーラでくらい俺に口出しするのはやめてくれ」ア「?別にいつも口出しなどしていないだろう?そんなことより今日はサプライズゲストを呼んでいるんだ!お前も絶対に喜ぶぞ!」ジ「サプライズ・・・ゲストだと・・・?(嫌な予感しかしない」
2010-12-28 03:25:52ア「バノーラでの正月の過ごし方に興味があるらしくてな、セフィr「帰れーーーーー!!!!」(凄い勢いで追い出される)セ「…ジェネシスは、バノーラではああなのか?実家での姿が本性だと本で…」ア「いや、俺もあんなに大声を出すジェネシスは初めて見た…見られてはまずいものでもあったのか?」
2010-12-28 03:29:36セ「見られてはまずいもの…まさか…」ア「ああ…女に興味がないのかと心配していたが…ジェネシスも立派に成長していたんだな…!」セ「こういうときはどう対応するのがいいんだ?」ア「そうだな…バノーラではバカリンゴごはんを炊いて…」 ジェネシス可哀想です…^^^
2010-12-28 03:31:37セ「ジェネシス、先ほどはアポイントも取らずすまなかった。これは、お祝いだ」ジ「…お祝い…?」ア「セフィロスが心を込めて炊いたんだぞ。食べないなんて言わないよな?」ジ「アンジール…セフィロスに余計な知識を吹き込むなと何度…!」セ「違うのか?それではなぜさっきあんなに怒ったんだ?」
2010-12-28 03:34:21ジ「(言えない…ファンクラブ会員向け100枚限定の等身大セフィロスポスターを金に物言わせて62枚も所有してるなんてこと…更に今日は久々の帰郷だったから62枚全てを広げて状態を確認していた最中だったなどと…!)…受け取っておく」セ「おめでとう、ジェネシス」ジ「(くっ…いい笑顔…!」
2010-12-28 03:37:22ジェネシスは自分が作られた存在で、しかも失敗作で、劣化して死ぬ運命ってことをどうしても認められなかった。当然だけど…だからラブレスのお話に自分をなぞらえて、自分が英雄になることで救われようとした。ラブレスの通りにすれば助かるなんてありえないの、賢いジェネだからわかってたと思う。
2010-12-28 03:43:08そして自我の薄い無敵の成功作、神羅の英雄セフィロス…アンジェネに会ってセフィロスの世界は爆発的に広がったけど、何にも知らずに英雄やってた時と比べて弱くなっちゃった。ニブルの真理が今なら分かりそうだけどわたし眠い。寝ます。
2010-12-28 03:49:08ザ「えーアンジールのジモト行ったの!ずりー!俺は誘ってももらってない…」セ「お前は年越しで任務だったろう。連れて行きたかったと何度も言っていたぞ」ザ「え、マジで?」セ「ああ」ザ「で、どんなトコだった?」セ「そうだな…オレにはなじみのないものばかりだったが、何処か懐かしいような…」
2010-12-28 03:55:20ザ「いやさ、そーゆーのじゃなくって、イナカだったーとか寒かったーとか」セ「イナカ…オレはあまりそういったものの基準がわからない。寒かった…といえばミッドガルよりは3度ほど寒かったような…」ザ「あーもう全然わかんないし!いいよ直接聞くから!」セ「その方がいいだろう」
2010-12-28 03:57:33ザ「…いつかゴンガガにも来てくれる?」セ「ゴン…ああ、おまえの故郷か」ザ「家を出たゴンガガの男がゴンガガに帰ってくるときはお嫁さんをつれてこなくちゃいけないんだけど、いい?」セ「?そうか、変わった風習だな」ザ「いや、だから、つまり一緒に帰ろうっていうのは結婚してって意味で」
2010-12-28 04:00:12セ「それはわかった。おまえが実家に帰らない理由もな。おまえもそろそろ本命を絞らないと親御さんが泣いているのではないのか?」ザ「あーーーもう!!ニブい!ニブすぎる!」セ「??」
2010-12-28 04:02:12やっと行けたアンジールの地元。思い出のバカリンゴ、お節を食べたアンジールの家、優しそうなおふくろさん、セフィロスは懐かしいって感じたバノーラの村。全部、全部燃えていく。なあ、どうしちゃったんだよ、アンジール。ジェネシス。わかんないよ、俺。
2010-12-28 04:06:32