観劇報告書Selection⑮（特別編）【デリシャスポークズ】

という訳で巷ではコロナ流行りまくりなので今回は提供して頂いた動画からの報告書になります。デリシャスポークズ様ありがとうございます!。

ちなみにDMでお願いすると動画を送って頂けるそうですよ。ただし記録用であり販売用ではないので、観客の笑い声なんかも特に入ってますがそこまで問題なく観れると思います。

公演当時のフライヤーはこんな感じです。なんだかサマーウォーズあたりを想わせますな笑。

なお、公演日時は2019年7月26日(金)〜27日(土)でした。だから当時行けなかったのか…。つまり、観れてないんですよ、これ。

⚠なお今回は動画からそのままキャククター名とキャスト拾ってます。なので、時おり、早とちりと勘違い、更には誤字脱字などであっちこっち間違ってるかもはしれません。ご了承下さい。(←無責任)

【どんなお話だった!?】
宮田家の三女であるナツの彼氏が結婚の挨拶の為に家にやってくることになったのだが…という大まかに言うとそういう内容です。でももうすでに初っ端から問題が。両親と同居してる長女のミハルがもろ腐女子なんですよねぇ。人の話ろくに聞いてないし、格好はヨレヨレのジャージかなんかだし、しかもなんか食ってるか飲んでるんだけどまんまオッサンだし笑。大事な席という意識なんざ微塵もありゃしません、どう見ても笑。

人の話聞いてないとか言ってますが、未婚と小じわというとこだけは知覚過敏みたく反応してましたな。そこだけは危機意識あんのかよ笑。

【演じた人】
★三女ナツ…伊藤楓(デリシャスポークズ）
★長女ミハル…真木野円香（アトミック☆グース）
★母親…市谷もめん（アトミック☆グース）
（※敬称略）

⚠今回は団体名も2つほどなので入れてます。(←楽な時だけやる人)

で傍らにいる母親は母親でお友だちとなんか約束の電話を横でしてるわけですよ。なんでも人形浄瑠璃観に行くみたいなんですが。でもこのお母様、歌舞伎と人形浄瑠璃の区別すらついてないみたいで…ええか、おい笑。

⚠もっとも、なんで歌舞伎と人形浄瑠璃の区別が…ってのは終盤判明するんですけどね。実はミュージカルに行くつもりだったんです、この人。夫があんま好きじゃないと思ってたんで遠慮してたんです。

さてさて、もうすでに話がとっ散らかっちゃったんですけど、冒頭はミハルの一人舞台って感じですね。酒乱かっ!ってくらいありのまますぎるし、いちいち余計なことをのたまってはナツ達に餌食にされてるという…34歳未婚という設定だったと思いますが恋愛には確かに無縁そうなキャラです笑。

んで、やれミハルの着替えだのとうんたらかんたらグズグズやってるうちになんか知らんけど、茶の間でいつの間にか一人になった母親が彼氏と間違えて神様っぽい格好した女性を招き入れちゃうんです。いやいやどこをどうやったら間違える!?笑。

【演じた人】
★神様…今枝蛍(デリシャスポークズ）
（※敬称略）

この際ですねぇ、襖がスゥーッとわずかに何回か開いて母親は自分の旦那と勘違いしてノロケ話を突然したりする訳なんです。これはこれで、またイジイジって感じしてて可愛らしいのですがね。でも最終的には、ミハルがかわいい動物さんのパジャマだったかセーラー服だったか…というどちらにしても顔合わせにも年齢にもおおよそ似つかわしくない格好で、しっかも気持ちいいくらいにスッパーーーン!!と現れた為にすべてはブチ壊しになっちゃった…んですよね笑。まぁ、このあたりの流れはあと金ダライさえ落ちて来たらまんまドリフのコントだなぁ〜って感じでした笑。…そういやあれ?神様どこ行った?。

そう、その後神様現れるんですよ、唐突に、ほぼ無表情で。しかも場の空気読んでくれないし。でなんとかみんなで追い出そうとやや腰が引けてるスクラム組んで、現金やら色じかけやらといろいろ懐柔しようとするんですが、効果なしで…。結果的には煎餅だけには妙に反応するんですね…ずいぶんとお手軽な神様だな笑、餌付けじゃあるまいに笑。(←これも後で理由わかるんですけどね)この時の気合入りまくりのジャンケンがこれまた変。だって神様相手に神頼みなんだぜ!?笑。

⚠お煎餅だけに反応…この理由も最後明かされるんですけどね。この母親が煎餅好きだったからですね。なんせプログラミングしたのアノ人ですし。

でこれで全キャラ出揃ったかと思いきや、甘かった。神様は神様でも超絶破壊神みたいなのが出張から帰って来ちゃいました。次女のチアキです。アロハシャツなのでハワイあたりの出張かと思いきや北海道だったという冒頭から小ボケが笑。しかもお土産マカダミアナッツってこれまたあーた笑。

【演じた人】
★次女チアキ…伊藤茜(フリー)
(※敬称略)

このキャラクターねぇ、好きだわぁ。チアキとはまたちょっと違った意味でズレてるというかまんまおバカキャラなのね。このあとの場面でもミュージカルみたく、それこそ感動の場面でもなんでもないのに意味なくいきなり唄い出したり、神社の絵馬かなんかパクってくるわで…我が道を爆走してましたな笑。これ用語的には破天荒とも言うのかなぁ…?。なに?ちょっと違う?。でもねぇ、ほんとこのキャラ見てるとナツや母親、チアキですらも常識人に見えてくるんですよねぇ、でも、あーたそれじゃ宮田家アタマおかしいとか言われるよぉ…。

あ、そういや、事の流れで三姉妹の仲が険悪になった際、ミハルと買い物行くことになったのですが、(←実は母がお互いを一旦引き離す為に頼んだ)うまい棒50本で喜んで買収されてましたな、子供かよ!笑、その光景はまんまはじめてのお使い状態笑。

さ、このお使いに関連して少し大事だと思ったお話を。さっき、チラッと険悪状態のお話したじゃないですか。このあと、ナツと神様は二人きりになるんですよ。そのお話です。

それは、一見関係ないと思ってた親子の関係と結婚の共通点みたいなところです。それはどこまで行っても違う人間同士が、もっと極端に言っちゃうと他人同士がくっつくということなんですね。ちょっとここは意外というか盲点でした。もっともこの辺の感じ方は人それぞれなのでどれが正しいとか間違ってるとかは言えないのですが、お互いがお互いに完全にはわかり合えない苦悩や不満みたいのを抱えつつ同じ屋根の下で時おり変に相手の顔色を伺いながら暮らしてるってのは当たってるかなぁ?とは思いました。劇中ではさり気なく混ぜた印象でしたが個人的にはそこそこ重く感じた話でした。