チーム康光による名局解説①第31期王位戦第7局谷川王位-佐藤康五段戦
リーダーと谷川先生を見習って、永世名人資格を取得したときに作っていただいた、森内書の駒を探してきました。 名局観戦中です😄 (森内俊之) pic.twitter.com/au2gsWmDcP
2020-04-24 19:22:4930年前の将棋の変化図(現実には表れていない局面)を見て、どの将棋か一瞬でわかるレジェンドたち。
森内書の駒、素敵ですね。森内さんの字は上品で私も好きです。 それにしてもこの局面、どこかで見たような。 佐藤さんに訊いてみよう。 谷川浩司
2020-04-24 19:55:22森内書、初めて拝見しました。森内さんらしい繊細さを感じます。ブラボー🔔ところで森内先生、この局面、私も見たような気がするのですが、ご教示頂けますでしょうか(汗)?
2020-04-24 20:30:44私の駒もお褒めいただき、恐縮です(笑) この局面、どう指すのが良いのか、今度教えて下さい。 明日は、AbemaTVトーナメントでいよいよAリーグ予選抜けのチームが決まりますね。 熱戦を楽しみにしています。 #AbemaTVトーナメント (森内俊之)
2020-04-24 22:28:03また豪速球が来ました😅第31期王位戦七番勝負第7局の谷川王位ー佐藤康五段(いずれも当時)の終盤の変化図ですね。約30年前、感想戦でも現れたか記憶が・・。風呂に入って封じ手とします♨️(佐藤康光)
2020-04-24 22:48:42おはようございます。昨日の封じ手?ですが①▲6五飛②▲7五馬を考えて①を選択します。以下△9五飛なら▲6八歩、△7七角成▲同金△9五飛なら▲7五馬でどうか。②は△6八角成▲同金△9五飛▲8九銀でどうか。棋風が出ますね。他にも候補手がいくつかありそうです(佐藤康光) 如何でしょうか?
2020-04-25 09:11:53リーダー、解説ありがとうございます。 💭数々のツイートから改めて感じておりましたが、リーダーはやはり発想が違いますね。 (森内俊之)
2020-04-25 13:19:04森内先生、やはり◯◯◯◯という感じでしょうか。(できれば谷川先生も)変化図でどう指すものかご教示を。 昨日の詰め将棋の解答は▲1三金△同桂▲2一銀不成△同角▲2三金までの5手詰め。初手いきなり▲2一銀不成は△1三玉で二枚角が強力で詰みません。(佐藤康光) pic.twitter.com/qh2ZtTIftG
2020-04-25 13:39:04佐藤さんから回ってきましたか。 難しい局面なのでスルーするつもりでしたが。 飛を取られては厳しいので▲6五飛か、そうでなければ開き直って▲9四香ですか。 谷川浩司
2020-04-25 14:35:37谷川先生からご提案があり、過去のチームメンバー3人の対局を振り返る企画を行うことにしました。 週1回の更新を目指します。 初回は森内が担当し、昨日から話題にしている1990年第31期王位戦第7局をご紹介したいと思います。明日アップできれば…(文章書くの遅い😓) (森内俊之)
2020-04-25 16:53:42【1】 森内です。チーム康光メンバーの過去の対局振り返りを行います。 とても長くなってしまいました。読みづらくて申し訳ありません。 第1回は、1990年第31期王位戦七番勝負第7局、佐藤康光五段(先)ー谷川浩司王位より。 棋界の王者に期待の新星が挑むタイトル戦は3勝3敗となり最終局へ。
2020-04-26 17:02:16【2】 1図は、87手目▲9七銀と打った局面。 形勢は若干先手持ちに見えるが、残り時間は圧倒的に後手の方が多く、経験の差も考えると予断を許さぬ状況である。 ここで△7五歩と突いたのが急所の一手。 変えて△5九角では、▲9六銀と桂を取られてしまう。 △7五歩に対して、第一感は▲6四角成である。 pic.twitter.com/iqh1GCynyw
2020-04-26 17:02:57【3】 以下、△7七香、▲同桂、△同桂成、▲同金寄△5九角と進めば、先日、駒紹介のツイートで取り上げた図(2図)となる。 この局面は難解なので、AI先生の力も借りながら検証していこう。 pic.twitter.com/aBpFNCtMgN
2020-04-26 17:04:52【4】 まずは佐藤九段が本命手に上げた▲6五飛から。 これに対しては、後手は、△9五飛、▲6八歩、△7六歩、▲同金、△6七歩(3図)と攻めるのが一案だ。先手も▲5四歩が回れば、その次の▲5三歩成が詰めろになるので、際どい終盤だろう。 pic.twitter.com/PjqDxKBbCC
2020-04-26 17:05:26【5】 また、▲6五飛に対し、△7七角成、▲同金、△9五飛、▲8九銀、△7六歩、▲同金、△6三歩、▲7三馬、△8六桂、▲同銀、△8八桂成、▲同玉、△9九飛成、▲7七玉、△8六歩(4図)の展開も激戦だ。 pic.twitter.com/hQymrwOtwQ
2020-04-26 17:05:55【6】 他の選択肢としては、▲7五馬の他に、▲5四歩や▲5四桂も目につくが、谷川九段が候補に上げ、私も指しそうな▲9四香を解説したい。 この手は駒効率は悪くなるが、9筋の脅威を緩和できる。
2020-04-26 17:06:16【7】 ▲9四香に対しては、△6八角成、▲同金、△6ニ飛、▲6三歩、△7ニ飛、▲7五歩、△9四香、▲同歩(5図)のような展開が考えられるが、この局面の評価はどうなのだろうか。 (谷川先生、佐藤先生いかがでしょうか?) pic.twitter.com/LW8QAirU56
2020-04-26 17:06:48【8】 いずれにしても、令和の時代に時間をかけて調べれば、ある程度の結論は出せそうだが、人間が実戦で正しく指すことは困難だ。 30年前の対局で、佐藤五段が▲6四角成に自信が持てず、他の手を探したのも自然なことだったような気がする。
2020-04-26 17:07:09【9】 本譜は△7五歩に対し、▲9六銀としたが、△7六歩、▲6四角成、△7七歩成、▲同桂、△同桂成、▲同金寄、△7六歩、▲同金、△8四桂と進み、受けにくい。最も指したい▲7五馬には△6ニ香(6図)の切り返しが激痛だ。 pic.twitter.com/f0apBLmjUG
2020-04-26 17:07:30【10】 △8四桂に▲7三馬と入ったが、△9五飛(7図)が目の覚めるような決め手。以下▲6一飛成、△4一歩、▲9五銀、△同香、▲8九玉、△7六桂、▲9五馬、△9七銀、▲7七銀、△5七角、▲9八歩、△8八香、▲同銀、△同銀成、▲同金、△9七銀(投了図)まで116手にて谷川王位の勝ち。 pic.twitter.com/j8OK2qSwFy
2020-04-26 17:08:04【11】 最終手△9七銀は格好が良すぎるし、綺麗な投了図にするため投了した佐藤五段も美しい。 自分が若き日の思い出に残る一局を紹介させていただきました。 谷川先生、若手とのタイトル戦でフルセットになった時の心境、 また、解説で足りない点などありましたら、教えていただけますでしょうか。
2020-04-26 17:08:28【12】 佐藤先生、忘れているかもしれませんが、当時の思い出などあればお願い致します。 長文失礼致しました。 来週の棋譜解説は、谷川先生よろしくお願い致します。 (森内俊之)
2020-04-26 17:08:40