【議題5】約束は命を懸けるに値するか 非日常編①

水懸論破【企画終了】 @Wttoronpa

▽焦りと混乱を無視して、ホンマ・グロ三世は呑気な声でいつもの説明を始めた。

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『その1.捜査期間中は、トリックや犯人がわかっても一切他人に話さないこと。憶測もだめ。匂わす言動ももちろんアウトー！ ただし、ホンマ・グロ三世にだけは推理を話すことを許可する』 『その2.捜査の結果は全員で共有をすること』 『その3.真実は学級裁判中で国民の前で解明すること』

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『ルールの徹底をお願いしまーーーす！』

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▽頬には、涙の乾いた跡があった。

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▽それをみて、自分たちが彼が泣いたところを1度も見た事がなかったことに気づいた。

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▽それを見て、ようやく──彼でさえ、『誰かに殺されるのは怖かったのか』、と。

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▽今更、当たり前のことに気づいた。