スイートプリキュア♪ 初視聴感想

ゴープリを観終えたので次に知り合いにお勧めされた『スイートプリキュア♪』に手を出してみました。
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四時 @4am_park

メイジャーランドの住人も音楽を奪われてしまい響たちは意気消沈するわけだけど、彼女らが妖精たちに励まされてもう一度奮起するシーンもよかった。自分たちがいる限り胸の音楽はなくならないし、消された音楽はまた新しく作り出せる。そうして作り出した音楽をみんなで奏で歌うのだと。

2020-05-05 12:01:53
四時 @4am_park

47話。ノイズの根本的動機が自らの声や姿への憎しみにあることを知って響はノイズを救うことに決める。 「今度こそあなたを助けてみせる!」

2020-05-05 13:51:58
四時 @4am_park

スイートプリキュアは(特にメロディとリズムは)一年間「絶対に許さない!」と敵に啖呵を切り続けてきたわけだけど、だからこそここで問題の根源たるノイズを許す(救う)ことに決めるというのは面白い対比だと思った。

2020-05-05 13:56:25
四時 @4am_park

そして戦闘シーンが熱かった! ゼロ距離で放つミュージックロンドとかミューズの光の鍵盤とか、最終決戦でこれまでの技を変則的に使う展開はとにかく燃えるんだよな(演出は案の定田中裕太さんだった)。

2020-05-05 14:03:33
四時 @4am_park

今この連投のために47話観返してたけど、この戦闘過去の大技をほぼ全て使ってるな…。ビートソニック連射、全身でハートを描くミラクルハートアルペジオ+ファンタスティックピアチェーレ、走りながらのパッショナートハーモニー、ミュージックロンドスーパーカルテット…

2020-05-05 14:37:40
四時 @4am_park

そして最後に鍵盤のレールがノイズを取り囲んだ状態でのスイートセッションアンサンブル・クレッシェンド。

2020-05-05 14:38:32
四時 @4am_park

技全使用もだけど、ノイズとの対話もこれまでの集大成という感じだった。喧嘩を繰り返していた響と奏、悪行を重ねたエレンの改心、独りで戦っていたミューズが仲間に心を開いたこと、その全てが「悲しみは乗り越えられる、乗り越えたぶんだけ人は前に進める」というノイズへのメッセージに繋がっていた

2020-05-05 14:46:40
四時 @4am_park

そしてそれに続くやり取り。悲しみの結晶たるノイズの声も羽音もこの世界という一つの組曲を構成する一部であり、消し去ることなどできないということ。笑顔がちょっとした心の動きで悲しみに変わるように、どんな悲しみも乗り越えたら笑顔になれるということ。

2020-05-05 14:52:18
四時 @4am_park

このあたりの戦闘しながらのやり取りは本当に見事で、作品のテーマを表現しきっていたと思う。あと個人的にぐっときたのが、戦闘のラストでこれまでの決め台詞が対話の中に取り込まれていたこと。

2020-05-05 14:58:25
四時 @4am_park

「…あなたと一緒に悲しみを乗り越えるため。そのためにプリキュアの力はある」 「だから、今こそあなたに」 『届けましょう、希望のシンフォニー!』 とか、

2020-05-05 15:00:35
四時 @4am_park

「みんなの笑顔を守ること、それがプリキュアの使命」 「あなたの笑顔も守らなきゃ、プリキュアの名がすたる!」 とかね。

2020-05-05 15:02:40
四時 @4am_park

繰り返しになるけど、47話はほんとに脚本と演出が神がかっていたな…。とにかく完璧な集大成だった。

2020-05-05 15:08:13
四時 @4am_park

いい加減長いので48話については簡潔に。終始エピローグの穏やかな雰囲気だったのが印象的だった。ハミィを目覚めさせたのがエレンを筆頭とするみんなの歌だったのがすごくよかったな。トリオ・ザ・マイナーとエレンの絡みを描いてくれたのもナイス。

2020-05-05 15:11:37
四時 @4am_park

アコと奏太のほどよい関係も最後にちょろっと見られたし、ピーちゃんが戻ってきて響たちが音吉さんを越える答えに辿り着いたこともきっちり描いてくれて、満足できる最終話だった。ラストを変身の名乗りで締めるというのはおもしろい趣向だなと思った。

2020-05-05 15:14:42
四時 @4am_park

スイートプリキュアという作品全体について。序〜中盤を観ているときは正直言ってちょっと退屈に感じる部分が大きかった。響と奏の喧嘩→仲直りとかセイレーンの策略とか、同じような話が繰り返されてなかなか縦軸が見えてこないる印象があったので。

2020-05-05 15:19:56
四時 @4am_park

でもエレンが改心した辺りからは毎話きっちり話が進んでいく感じで楽しく観られた。そして何よりもラスト2話が本当に素晴らしくて、この作品が描いてきたこと、言わんとしていることを表現し切ってくれた。序盤の喧嘩や策略の繰り返しもラストの展開のために必要だったのかも、と今では思える。

2020-05-05 15:28:22
四時 @4am_park

最終決戦はゴープリとの類似を意識する部分が多かったな。ラスボスが負の感情そのものだったり、ノイズとクローズの見た目の類似だったり、「悲しみ/絶望は乗り越えられる」というメッセージだったり、ラスボスを倒さずに終わる締め方だったり。

2020-05-05 15:33:58
四時 @4am_park

決着のつけ方については、スイプリの「和解」よりもゴープリの「敵対的だが休戦・共存」のほうが個人的には好き。ただ両作品の間の類似性を見るに、スイプリのこの決着を踏まえたからこそゴープリのあの決着がありえたのかも知れないと思う。

2020-05-05 15:38:52
四時 @4am_park

どうなんだろうな、このあたりインタビューとかで語られてたりしないだろうか…

2020-05-05 15:39:48
四時 @4am_park

そらはそれとして、敵味方の関係がどんどん変わっていく終盤の展開はなかなか面白かった。第一話の時点でメフィストもセイレーンも3人組もなんか威厳に欠けるなーと思ってたけど、それは全て改心展開を見越してのものだったわけだな。

2020-05-05 15:44:30
四時 @4am_park

全て知った上で見返すといろいろ発見がありそうで、再放送によって再評価されたというのも頷ける気がする。

2020-05-05 15:45:10
四時 @4am_park

エンタメ的な部分について。プリキュアたちのキャラデザが魅力的だった! メインの色と瞳の色のコントラストが効いてるところとかメロディ・ビートのキリッとした顔とかすごいよかったと思う。最終的に特に好きになったのはビートかな…

2020-05-05 15:50:30
四時 @4am_park

それから浄化技が多彩でどの技のバンクも格好良かったな。ベルティエの分離・合体とかギターロッドの変形とかのギミックも楽しかった。

2020-05-05 15:52:46
四時 @4am_park

まとめると、自分の中ではゴープリには及ばないものの、エンタメ的に楽しい要素がいろいろあったしラストの展開はかなり熱かった。難しい作品とかしばしば言われてる理由がなんとなくわかる。また機会があったら序盤から見返してみたい。

2020-05-05 15:58:01
四時 @4am_park

語りすぎなくらい語ってしまったけど、フィクションに心動かされたときはちゃんと書き留めておかないと自分が何を感じたかなんてすぐ忘れちゃうからな…

2020-05-05 16:05:53
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