観劇報告書Selection⑰（特別編）【鳥の劇場(鳥取)／屋根裏ハイツ（東京）／廃墟文藝部／試験管ベビー】

まずはこちらから行きますか。

《不思議の国のアリスの》帽子屋さんのお茶の会　
作：別役実　演出：中島諒人　
＠鳥の劇場YouTubeアカウント

2020年4月29日（水・祝）、5月2日（土）〜6日（水・休）、9日（土）・10日（日）
14時開演（配信開始）

こちらもYoutube配信になりますが、テレワーク形式ではなくて劇場からの無観客公演による配信となってます。

公演時間は90分ほどですね。今回キャストについてはちょっと転送できませんでした。

☝️実は動画開いていきなり出てきたものが美○明宏…もとい公爵夫人なのでちょっとヤベー演目にぶち当たったかなぁとか思ってました。

☝️このアリスは衝撃でしたね。思わずチャッキー人形かと思いましたもん、顔色もなんだか悪いし。この執事（使者）もなかなか癖あって好きですね。アダムスファミリーみたい笑。

ちなみにアリス以上に場をさらっていきインパクトあったのは、ハゲ入ってるやはり市長とこの後の魔法使いですね。市長はあたかも中二病をかなりこじらせた様なキモい印象、魔法使いは痴呆入ってる要介護のお年寄で、魔法使いというよりはむしろ魔女って感じ。なお共通点は二人とも裸の王様状態であることかな?、もろ老害じゃん笑笑。

☝️登場人物それぞれが顔を見合わせて真面目に論じ始めるもんだから、思わず観劇中何回か脳内で自問自答が始まるという、でもあとでよく考えたらくっだらねぇ!!とか思っちゃったりなんか、上手く騙されたなぁ笑笑。

なお、議論が進まないという最たる象徴は劇中でのジャンケンポンの件でしょうね。大人数でやるということはこういうリスクも伴う、つまりまとまるものもまとまらないという皮肉とも、1つのものが出来上がるまでの過程を描いたとも。熱中し、次第にのめり込んでいくキャストが微笑ましい。

演劇なら座組と呼ばれるものだってきっと創っていく過程では、そういうことも少なからずはあるんだろうなぁ…とは。勝手な想像ですが笑笑。

☝️でも最後、帽子屋は結局一人ぼっちになってしまうので、一人では限界があるってのを言ってる気もしましたけどね。ジャンケンポンも一人じゃできない訳ですし。

☝️この直前あたりに出てきた、かくれんぼしてみんないなくなっちゃう件は演劇界がコロナで演劇ができなくなったまでの経緯、そして現状を現しているかの様にも。そしてイルミネーションからの件は、復活して公演を打てる様になったあとを示唆してるような印象を受けた場面でした。

ただ最後のかくれんぼの件は別の見方もあって、身勝手な振る舞いを続けた人間からはいつか人が離れていってしまう…そんな見方もありました。

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続いてはこちらを。こちらもYoutubeによるライブ配信ですね。仕事の事情か何かで遠距離恋愛になったカップルがそれぞれの自宅からお喋りするという会話劇でした。30分ほどと少しはがり短めな演目です。

団体名:屋根裏ハイツ (東京)

演目:ライブカムパフォーマンス
『ハウアーユー/How are you?』

5/4(月祝) 15:00～
5/5(火祝) 21:00～

キャスト:佐藤駿、宮川紗絵

だそうです。

☝️離れ離れってのはそれぞれの家の間取り、彼女側のお菓子を職場で交換という近況報告からすぐわかりました。