春田さんは博識19

アグラ @Agura_DC

春田さん「戒厳令が敷かれて外出できなくなったらどうします？」 指揮官「君らを解体して食いつなぐよ」 春田さん「まあ怖い。オススメの部位は太ももです、うふふ」 指揮官「わーほどよく引き締まっていて美味しそうだなーワハハ」

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春田さん「エイプリルフールなので、嘘をつきます」 指揮官「君ら嘘をつけないんじゃ？」 春田さん「正確には100%虚偽の嘘は話せず、一部は真実を混ぜて話す仕様です」 指揮官「なるほどね」 春田さん「昨日、偶然、指揮官の、私用PCの、検索履歴を、見ました」 指揮官「なるほどね、いくらほしい？」

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指揮官「モシンナガンが、あれほどアップグレードに拒否感を示すとは思わなんだ」 春田さん「意外でしたか？」 指揮官「うむ、なんせ直接的な作戦能力の上昇だからな」 春田さん「確実にIQが50上がるかわりに半生の記憶を失うかもしれない手術を受けるかと聞かれれば、指揮官も悩みませんか？」

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指揮官「自分が自分じゃなくなるのかも知れないってか」 春田さん「メンタルアップグレードにはそういう危険もあり得るということです」 指揮官「複雑だな、烙印システムは」 春田さん「まるで本物の人間みたいでしょう？」 指揮官「怖いこと言わんでくれ」

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春田さん「あなたの小隊が強力な鉄血の部隊と遭遇しました。小隊はトンプソン、イングラム、グリズリー、MDR、XM8です。狭くて見通しが悪いので人形2体で足止めできそうです。どうしますか？」 指揮官「うわ、邪悪な何切る問題だなあ……」

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春田さん「おや、私はどうしますかとしか言っていないのですが……指揮官はすぐに誰を切るか考えるのですね」 指揮官「おのれ図りおったな」

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指揮官「ふと、思ったんだが」 春田さん「なんでしょう」 指揮官「素手の戦術人形はどれくらい強いか」 春田さん「またどうでもいいことを言い出しましたね」 指揮官「ヒトは思索する生き物だからな」 春田さん「人形も考えますよ」 指揮官「たとえば？」 春田さん「思う我、何処にありや……とか？」

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指揮官「疑問系で言うな。それで、素手の強さだが」 春田さん「単純な馬力は普通の人間とは比べものになりませんが、戦闘力という意味では女子供にも負けかねませんね」 指揮官「なぜ？」 春田さん「使い方を知りませんから」

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指揮官「つまり徒手空拳での戦い方はインストールされてない？」 春田さん「ですね、指揮官に寝技をかけられたら簡単に陥落するでしょう」 指揮官「スプリングフィールドの力で反射的に肘でも当てられたら、一発で死ぬだろうよ」 春田さん「だからこそ、素手の戦いを学ぶ必要がないとも言えますね」

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指揮官「乱暴狼藉の抑止には素の馬鹿力で十分だし、戦闘用に空手を覚えるのはメモリの無駄というわけか」 春田さん「完全な戦闘特化モデルなら別なんでしょうけどね」 指揮官「そんなもんは軍と世間が許さんよ」

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春田さん「こう……なんとか指揮官が武装する権利の延長ということになりませんかね」 指揮官「修整2条はもうこの世にないから諦めなさい。あと都合のいいときだけロボットアピールしないように」 春田さん「ふふ、はい」