ちーけんアメリカ旅行の記録～ほぼ社会科見学（３）国会議事堂、最高裁判所（見たかった）を観光→たまたま入った郵便博物館で超お宝→大リーグ観戦でボルチモアまで行って死ぬ寸前の目に

ちーけん旅行垢 @ytsuk_blog2

ペン駅まで残り３駅、２駅…。 （でもやっぱりおかしい）と思って、同じ電車に乗ってる人に勇気を出して「この電車はペン駅に行きますか？」と英語で聞いたら、何を言ってるかよく聞き取れなかったのですが、とにかく「Ｎｏ」と言ってることだけはギリギリ理解できました。

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なので、ペン駅のひとつ前の駅に電車が止まったところで、えいっとばかりに電車を降りました。乗車中、地球の歩き方の地図をよく見てやっと気付いたんですが、この先、線路が２つに分かれていて、この電車はペン駅ではない方面に走っていくんだなとようやく理解できたからです。

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行きはペン駅から電車が出発していたのに、帰りにはそのペン駅に電車が向かわない理由は、じつはいまだによくわかってないんですが、無理やり下りたホームの上で、とにかく電車でペン駅に行くのは無理なんだなと自分を納得させました。

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そうしてる間も、刻々とワシントン行き急行列車の出発時間が迫ってきます。 ペン駅まで電車で行けないのなら、しかたありません。歩くしかないんですねこれが。ところが、手元にあるのは、わりと雑な、大通りしか書かれてない「地球の歩き方」のボルチモアＭＡＰだけでした。

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さんざん地図を眺めましたが、もう夜の８時。ランドマークも見渡せず、東西南北もよくわからずで、ここからペン駅までの行き方がまったくわかりません。

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ライトレールの駅（無人）を出ると、もう真っ暗。アメリカ郊外の住宅街で人通りもほとんどないようなところでした。途方に暮れていると、駅前を通る白人男女を発見。ペン駅までの歩き方を聞こうとしたのですが――。

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男女のほうに駆け寄って「エクスキューズミー！」と声をかけると、２人は「近寄るな！」と大声で叫んで走り去りました。暗闇から出てきた東洋人の男を見て、強盗と用心したのでしょう、米国では当然の行動ではありますが、もうこっちは泣きたい気持ちでした。

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もう地図を見て、「たぶんこっちだ…」という道を歩くしかありません。せめて北がどっちかだけでもわかれば違ったんですが…。心臓をバクバクさせながら歩き始めると、またもや向こうから歩いてくる人が。怖がらせないように、相当離れたところから「エクスキューズミー！」と呼びかけてみました。

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すると今度は「ホワット？」と言いながら、かなり距離をとったままですが、足を止めてくれたのでした。そこから「あいあむあとらべらー！　あむろすと！」と叫びながら、「ペン駅はどっちですか！！！」と聞くと、「あっち！」といま歩いている道の先を指さしてくれたのでした。

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「さんきゅーーーー！！！！」とありったけの大声で返して、とりあえず道は間違ってないようだと信じて、そのまま真っ暗な夜道を歩いていきました。いま思えば、５００メートルもないんですが、無限に長く感じ…。しばらくすると、ペン駅が見えてきたのでした。地獄に仏とはまさにこのこと…。 pic.twitter.com/uB8ZDx2YDr

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ここまで、ほんとーーーに写真を撮る余裕はまったくなく、前ツイのペン駅の写真は、安堵で腰砕けになりそうなところで、ようやく撮りました。駅は明るいですけど、周りの住宅街はほんと真っ暗なんですよ…。

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ようやく着いたペン駅の中。電光掲示板に駆け寄って、自分の乗る電車を確認したら、こっちも遅延してました。 じつはこの球場観戦では、もう一つの大悲劇が起きていたのですが、このときのちーけんはまだ気付いていませんでした。詳しくは明日のツイートで…。 pic.twitter.com/NkofIsDXe4

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４０分ほど乗車して、無事にワシントン・ユニオン駅に戻ってきました。もう夜の１０時過ぎです。 pic.twitter.com/uZvuwJzC3c

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ユニオン駅からホテルに戻る、深夜のワシントン地下鉄もかなり緊張して乗りました。駅からホテルまでの５分ほどの徒歩も…。ホテルについて緊張が解けたら即寝しました。カムデン・ヤードは楽しめたけれど、本当に疲れた…。