- akuniso315
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「だからシャウル老師は考えた。犬を繋いでおくには、犬の大好きな首輪を準備すればいい。壊してしまうのがもったいなくて、ひきちぎれないくらい好きな首輪を」 「……たとえば、手のかかる見習い宝石商とか?」 「やっぱり頭のいい人だ」 →こういうハラハラする会話大好きなんですよ。
2020-06-24 00:31:20「あいつは、全く、私を必要としない男だったりそれに気づいたのは二年目です」 →なるほどな。ヴィンスはリチャードと働いていて、自分の存在意義を見失ってしまったわけか。リチャードがなんでもできるから。
2020-06-24 00:31:21お客さまも彼の不在でこれといって不利益を被ったようには見えず、それどころかリチャードと密な時間を過ごせることを喜んでいる始末だったと。 →なるほど、香港では「あなたがいなくて寂しい」と言ってくれる人がいなかったんですかね。
2020-06-24 00:31:21でもそれは、ヴィンスがリチャードと同じものになろうとして、そしてヴィンス自身も仕事ができる人だったからなのかも。 リチャードの真似をしてもリチャードにはなれないわけで。 ゲームと同じで需要は奪うものじゃなくて、新しく作るものなんでしょうね。
2020-06-24 00:31:21そして、正義くんが海外に武者修行に出た本当の理由が明かされたわけなんですけど、これ個人的にかなり衝撃が大きかったんですよね。 常につきまとう、どこかで誰かが見ているかもしれないという不安。 あの正義くんがそこまで追い詰められる様子が想像できなくて
2020-06-24 00:55:03それでも気持ちが理解できてしまう。 シャウル氏の意図もあったかもしれないですが、そのうえでお互いwin-winの関係で、家族にも背中を押されてスリランカまで出てきたわけですね。 そう考えると、そんな状況で今の時間が、自分の人生にとって輝くものになる、って言い切れる正義感すごいですね……
2020-06-24 00:55:07「支える分野によると思います。俺が言えたことじゃないのは百も承知ですけど、あいつってそんなに、完全無欠の完璧超人ですか? 香港ではあんまり、甘味大王の顔は見せなかったんですか」 →そこだよな。正義はリチャードをすごいやつと尊敬しているけれど、完全に完璧とは思ってないんですよ。
2020-06-24 00:55:07人という字は互いに支え合って〜、というお決まりの文句じゃないですけど、ヴィンスさんはあまりにリチャード氏を完璧なものと捉えすぎていたのかなと思ったりしました。
2020-06-24 00:55:07「話が、長い」 切れ切れの声が、俺には「心配していた」と聞こえた。俺とヴィンスさん、両方を。こいつはそういう人間だ。 →ここね。もう以心伝心と言って差し支えないレベルだと思うんですよね、この二人。
2020-06-24 00:55:08これでいい。サンドバッグを蹴ろう。そのほうが社会規範を破るより、俺の大切な人を、悲しませずに済む。 →最後のこの結論、私は好きなんですよね。それって、自分も、自分の周りも大切に思ってるってことで。ダイヤモンドを叩きつける以外に出来ることがあるんだということだと思うので。
2020-06-24 00:55:08「顔が、怖い」 「ちゃんと笑ってるぞ」 「あなたの作り笑顔は、あまり好きではありません」 →ここ、“作り笑顔は”なんですよね。 野暮と知ってあえて言葉にするなら、つまり普段の笑顔は好きじゃなくないわけです。はぁ〜……
2020-06-24 00:55:09失礼と軽く会釈して、リチャードはさっさとタクシーを拾うと、一度も振り向かずに去っていった。まるで来週の土日は銀座で会えるとでも言わんばかりだ。でもきっと、そういう気持ちでいろということなのだろう。同じ地球の上にいるのだから。 →ここのリチャード氏かっこよすぎて震えました。
2020-06-24 00:55:09続いて最後はエピローグなんですけど、ワタラッパンはプリンの名前でしたね。 あの、テレビ番組でアフリカの現地のレポーターに翻訳を依頼したら、単語が意味不明すぎて、訳わかんなかった的なアレを思い出したんですけど、画像も元ネタも出てこなくてもどかしい気持ちでいっぱいです。助けて。
2020-06-24 00:55:09竈の上に設えられたらやや低めの鍋置き場のようなスペースに立てかけると、ちょうどよく声が届く。昔ここを使っていた人は、俺より背が低かったのだろう。 →こういう描写に弱い。正義くんとモニカの生きる線は交わってないんだけど、それでも今、時を越えて同じ空間に立っているのが伝わってくる。
2020-06-24 00:55:10死ぬほどのことがなければ赴くことができない場所という意味で、天国が定義されているのなら、俺はここがいいと思った。こういうところがいい。 →ここで私の脳内で「離れずにそばにいて」が流れ出す。4巻と6巻読んでる時も流れたし、10巻読了したフォロワーの頭の中にも流れてる。 やはりYOIは偉大。
2020-06-24 00:55:10リチャードと過去の彼女の教え子〜〜はぁ〜〜〜(ジタバタ いや、だってリチャード氏の彼女関連とか、気持ちいい話になる気がしなくてゾクゾクしますね。 そしてその少女の胸に輝くのは琥珀。そして10巻のタイトルは『久遠の琥珀』 あっ(察し)
2020-06-24 00:55:10ヴィンスさんは物事を深く考えすぎるタイプだと聞いた。明るい気分になってもらいたかったので、末尾には山のように絵文字をつけて送った。 →ここの正義くんの好きすぎるwww だって 『お断りします🌺👋 🌏 🎉 ☺️💦🎂✌️』 ってことでしょ!?? 煽ってんのかい!!!
2020-06-24 00:55:11ロイヤルミルクティーのおかわりを所望する男は、白い顔に消耗した影を隠していた。俺はできる限り能天気な笑顔を浮かべてお茶を注ぎらついでのようにビスケットの皿を差し出した。 →この正義くんが辛い時はリチャード氏が支えて、リチャード氏がしんどい時は正義くんが支えるバランスが好きなんです
2020-06-24 00:55:11ということで第2部の開幕でしたが、リチャード氏の周りの人間関係や、正義くんとリチャード氏の関係性など、いろいろこれからの波乱を予感させる展開がありましたね! これからも楽しみです!!
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