『理想、未来』　第三話

@AnumREN

「私、レコです！黒音レコ！」私は興奮気味にそう言うとウサギさんは嬉しそうな顔をした 「レコさんだったんだ！」 騒ぎたくなる心を押し付けながら私は言った 「ウサギさん、歩きながら話しましょうよ！」

@AnumREN

「結吏奈さん、よろしく。僕はニコニコ動画で座敷ウサギって名前で活動してるんだ」 え!?ウサギさん!? 私は思わず顔を上げてウサギさんの顔をまじまじと見た「どうしたの？僕のこと知ってるの？」 ウサギさんは驚いていた 当然だ ウサギさんにとって今の私は全く知らない子なんだから

@AnumREN

何となくその人を知ってる気がした でも…誰だかは出てこない… 「あの人はニコニコ動画で絵師をしているんだ」 「はぁ…」 絵師、か… 私の知ってる絵師さんだといいな… 私はゆっくりその男性に近付いた 「よろしくお願いします」 ちゃんと挨拶しなきゃダメよ！ 母の言葉が頭に響く

@AnumREN

‡ウサギさん‡ 「はぁ…分かりました。君、名前は？」 やった！ 見せてもらえるんだ！ 「結吏奈です！」 大きな声でハキハキと自分の名前を言った 多分ここにいる人全員に聞こえただろう 「結吏奈さん、あの人についてってくれるかな？」 指した先には１人の男性が笑顔で私に手を振っていた