CHR_プロローグ

orironpa✒CHRONICLE【完結】 @oriron_CHR

✧プロローグ pic.twitter.com/AHI3k0bkLP

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✧様々な優れた才能を持つ者達が通う超名門校。希望ヶ峰学園。

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✧貴方は今、その学園の1-Aの教室の前にいる。そう、今日は待ちに待った入学式。

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✧この学園を卒業すれば、明るい未来が約束される。まるで夢のような学園だ。

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✧新しい生活が始まる。そんな新鮮な気持ちに胸をはずませている人もいるかもしれない。不安で緊張している人もいるかもしれない。

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✧様々な感情を胸に、貴方は扉を開いた。

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✧キー……。

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✧…………あれ…？

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✧……………………。

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✧……、眠っていたのだろうか。

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✧貴方はひんやりと冷えた床に手をつき、やけに気怠い体を起こす。

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✧自分の体に少し違和感を感じながら、目の前の光景を見つめる。

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✧思考が止まっていた脳はゆっくりと動き出し、目の前に広がっていた景色に貴方は困惑するだろう。

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✧遊園地と言えばあまりにも現実離れしていて__夢と言うにはあまりにもはっきりとしていて。

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✧目の前に広がっていたのは『アリス・イン・ワンダーランド』を舞台にしたような、まさに本の中のような世界だった。

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✧何処からか、声が聞こえる。

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《えーーマイクテス！マイクテス！》

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《くるぷぷぷ……オマエラ、お目覚めのようだね》

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《それでは皆さん、1階の玄関ホールへとお集まりくださーい！皆バラバラの場所にいるからね！壁に案内紙を貼っておいたから、それを辿って来るといいよ！》

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✧やけに明るい声の主の放送は途切れ、貴方達は玄関ホールへと向かう。

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✧そして、ゆっくりと。その扉を開いた____

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✧___扉の先には、貴方と同年代に見える少年少女達。

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✧その中の1人の少女が、口を開いた。

天羽夢莉 @CHR_tenba

「あ、あれ……？入学式は……？確か教室に入ろうとして……うーんと……」