はじめての『母をたずねて三千里』

ひろこ @hilocoffee

ペッピーノがひどすぎて食いしばる歯のあいだから声が漏れた。マルコの母探しを新作公演の題材にするばかりか、客の反応が薄いことから即興で母役を殺して悲劇にしてしまう。この回、子どもの時みてたらトラウマになったな。 母をたずねて三千里 第28話「バルボーサ大牧場」youtu.be/KyX-aolfAOw

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観客の牧場主たちを喜ばせるために急遽、物語の中に牧場主の”武勇伝”（要は侵略した話）も挿しこまれ、マルコの現在進行形の事実が次々とペッピーノの欲と引き換えに扇情的な物語に書き換えられていく。幕をおろせない人形つかいの娘たちと裏方のマルコ。こういう形の暴力もあると子ども心に刻まれる。

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期待したより待遇がよくないことに怒るペッピーノを長女のコンチェッタが「父さんのいつものクセ。夢ばかり見ているのよ」とグサリ。 だがその直後に（自分に優しくしてくれた）牧場主の息子がけさ結婚したと知り「夢を見ていたのは父さんだけじゃなかった」と妹の前でつぶやくコンチェッタよ…。

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旅の疲れがたまり、何をしてもさらなる不運を招く弱り目に祟り目ぶりを丹念に描いた回。マルコは諦めが身についたのか、助けを求めて必死で追いかけた人影を見失ってもアメデオを見て微笑むという境地に。最後のギターがしみる。 母をたずねて三千里 第29話「雪がふる」youtu.be/7kEtu1fHIJk

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