燕脂色のリップ2 シクラメンみたいな赤だな… 一目惚れした紅を購入していたら はるかがそんなことを言うのだから。知っているのかしら。赤のシクラメンの花言葉は"嫉妬"よ。 …この美しい紅をどう使おうかしら。
2020-09-18 11:54:47今日は主催者の意向でドレスコードは全身白。特別に用意した白の燕尾服は僕の肌や髪色には白すぎるが、仕方ない。 ーみちる、どうかな ー…座ってくださる? そういうと、みちるは手に持っていた紅を筆に取り、そっと僕の唇へ色を乗せる。軽く指でぼかすと ー素敵よ ー…これなら君にキスができるね
2020-09-20 09:22:05#はるみちKISSのお題 昨日は緊迫感のあるストーリーだったので、今日は幸せな二人で。 (意外とまだ頑張って書いてます) pixiv.net/novel/show.php…
2020-09-17 20:50:54#はるみちKISSのお題 はるか。やっと見つけたと思ったら、こんなところで昼寝していたのね。 読み途中の本には、一枚の紙が挟まっている。 みちる月 ちとせの想い るい(涙)誘う …歌ではなくて、いつでも名前を呼んでくれていいのに。 眠る美しい横顔にそっと口付けて、私はその場を後にした。
2020-09-18 14:59:53ああ、みちるを待ちながら本を読んでいたけど、すっかり寝てしまっていた。栞代わりにしていた紙切れに、何やら文字が増えている。 はるかなる るい(類)への想い かぜなりて …まったく、僕はそんなに遠くには行ってないというのに。 夢うつつに感じたみちるのキスの感触が、ほんのり残っている。
2020-09-18 14:59:53「優勝したらキスしてくれるって言ってくれたら。頑張れるんだけどな」 「何よそれ」 「ご褒美。だめ?」 「ダメじゃないけど」 「けど?」 「じゃあはるかは大会で優勝しない限り私とキスできなくなるけど。いいかしら?」 「えっ」 「だってご褒美ってそう言うものでしょう?」 #はるみちKISSのお題
2020-09-19 02:38:29「頑張ってって応援のキスが欲しいな」 「今度は何よ」 「恋人みたいだろ?」 「みたい、なの?」 「みたいじゃない、けど」 「……ねぇ、はるか」 「ん?」 「そんな風に強請らなくても、あなたが望むのならいつでもしてさしあげてよ?」 #はるみちKISSのお題
2020-09-19 02:41:46「どうしてこう事あるごとにキスを強請るの? そんなにあなたに触れていないつもりはないのだけれど」 「そう言うんじゃなくてさ。なんか。特別感のあるキスっていいだろ」 「あら、心外ね」 「え?」 「私はいつだってあなたとのキスは特別なのに」 「……みちる」 #はるみちKISSのお題
2020-09-19 02:44:29開けた視界。指の先で唇に触れ、感触を確かめる。 さっきのは間違いなく、触れていた。 何故?どうして? 事に至った理由がわからず見上げると、先ほどまで自信に満ちていたはずの瞳が不安に揺れていた。 「ごめん」 何故謝るの?いけなことなの?それなら何故禁を犯したの?
2020-09-19 03:01:56「どうして」 責めるつもりはひとつもなく、純粋に理由が知りたかっただけなのに。彼女は私から目を逸らしてごめんと繰り返すと、そのまま何処かへと走り去ってしまった。
2020-09-19 03:02:34せっかく素敵な企画をされているので。ググったら8個とか10個とか25個とかあって結局何個やねん!ってなりカープファンとしては25かなーとやりかけたけど最終的には支部百科事典に倣って22に。中村奨成!早く君が一軍マスクで大活躍する姿が見たい! #はるみちKISSのお題 pixiv.net/novel/show.php…
2020-09-19 23:54:12「じっとしてて」 囁くような声。みちるの細く滑らかな手が僕の顎に触れ、クイと軽く上向かせる。それに合わせて視線を上げると真剣な眼差しと交差してしまい僕は思わず顔を引い。 「ちょっと」 「なんか、キスをするより照れるな」 「どうして?ルージュを引くだけじゃない」 #はるみちKISSのお題
2020-09-20 11:07:31「だって君はキスをするとき目を閉じるだろ?こんな、さ」 「じゃあ目を開けたままキスをしてみる?もちろん、はるかもよ」 みちるが今度は両手で僕の頬を包む。先に紅を塗った唇が妖艶な微笑みを見せる。 逃げられない。 そう悟った僕はゆっくりと距離を詰めてくるみちるの目を見つめ返しーー。
2020-09-20 11:08:12中学生はるみち 頬に睫毛がついてる、と言うと、みちるは目を閉じて顎を少しあげた。 軽く触れただけで、睫毛は僕の指に移ったけれど。 まだ臥せたままの瞳に、そのふっくらとした唇に、心臓が跳ねる。 西陽に伸びるシルエットを横目で見る。 うるさいくらいの鼓動の中で、影だけが、キスをした。
2020-09-20 13:28:40一応続きを書いた。 夜向け(?)なのでそっと置いて寝ます😌 #はるみちKISSのお題 月夜 | 未来 #pixiv pixiv.net/novel/show.php…
2020-09-20 21:17:17壁ドンからの肩ズンというよくわからない言葉でのキスを考えて結果なんだかかなり違う感じに仕上がりましたよw privatter.net/p/6462059 #はるみちKISSのお題
2020-09-22 18:42:57#はるみちKISSのお題 はるかと目を合わせると、碧翠の深い瞳がこちらを見つめ返す。 ウラヌスだった頃、その瞳はずっと遠くを見つめていた。 もうウラヌスに戻ることはないとわかっているのに、急に不安になって、私は思わずはるかに唇を寄せていた。 ーーお願い、ずっと、はるかのままでいて。
2020-09-22 20:25:54みちるの目はいつも海のように深く、僕を包み込んでくれる。 深海と抱擁の戦士と言われたネプチューンの頃、その瞳はいつも僕のことを救ってくれた。 今もその瞳は、凪いだ海のように静かに僕を包み込む。 みちるに口付ける直前まで僕はその瞳を見つめる。 ーーみちる、ずっとこのままでいてほしい。
2020-09-22 20:25:55#はるみちKISSのお題 まとめのおまけとして書いてたのが長くなったので単品で上げました。 S初期の微妙な関係。甘さともどかしさと衝動と切なさと。 ファーストキス話。私、何パターン書くのかな?😂 上:新作 下:ぷらいべったー4作品まとめ pixiv.net/novel/show.php… pixiv.net/novel/show.php…
2020-09-25 10:19:06#はるみちKISSのお題 ダイニングで寛ぐはるかがページをめくっていたのは、いつものレース雑誌ではなかった。 「はるかが育児書なんて買っているところ、フリークの子達が見たら卒倒するわね」 「買ったのはせつな。テーブルに置いてあったからさ。でも、意外と参考になるんだぜ」
2020-09-26 22:03:35そう言って、はるかは見開きの特集ページを私に差し出した。 『褒める育児で良いところを伸ばす!』 そんな見出しとともに、実際の例がイラストと共に解説されている。 「あなたもせつなも、充分ほたるのこと、褒めていると思うけど?」 「まあね。でも、根拠無く無闇に褒めるだけも良くないらしい」
2020-09-26 22:03:36その子にちゃんと向き合って本当に良いところを見つけてあげないと…なんていうことを、いつも車の蘊蓄を話すような調子で真剣に言うものだから、微笑ましくて、少しからかいたくなってしまった。 「そうね。良いところは…優しいところ。素直なところ。家族を大切にするところ。可愛いところ」
2020-09-26 22:03:39私が挙げるのに合わせて、はるかがうんうんと頷く。 「足が速いところ。車の運転が得意なところ。甘い言葉がいくらでも出てくるところ。好き嫌い、は…少し多いわね」 「……僕のことじゃないか…」 やっと気付いたの?と言うと、じとりとした目で睨まれた。
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