- adenoi_today
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それはそのままクウガとして戦う五代君自身のことでもある。日常を大事にしなければ相対する凶悪さに飲まれてしまいかねないが、一方で戦うためには紛れもなく闘争心も必要であり、如何にそのバランスを取るかというのが大事なのである。
2021-02-20 23:23:05クウガ44ー46話。クウガが再度パワーアップでここにきて新フォームが誕生。しかしそのきっかけが電気ショックというのは今更ながらにちょっと笑う。 で、一方警察の面々も完成した神経断裂弾が威力抜群で遂に拳銃での未確認生命体殺傷に成功する。
2021-02-27 18:43:43とまあ最終決戦を前にしてクウガと警察組織の両面でパワーアップに成功した訳だが、パワーアップの先にグロンギ化が暗示されているクウガは元より、B1号の「リントもいずれ我々と等しくなりそうだな」という発言により不穏な印象づけがなされる。
2021-02-27 18:46:11実際神経断裂弾でB6号を倒すことに成功するシーンは、爽快さや達成さを感じさせるような演出はなされていない。単純に考えて対未確認用の新兵器はそのまま強力な対人兵器である訳で、この作品のリアリティレベルを考えば、そういった新開発武器の登場は素直に喜んで良い物では無いのだ。
2021-02-27 18:46:27で、当のクウガのニューフォームも、黒一色というグロンギ寄りのカラーリングな訳で、パワーアップイベントに対し「本当にそのパワーアップってして良かったの?」という疑惑を視聴者に植え付けるフックが本エピソードでは要所要所に仕込まれている。
2021-02-27 18:47:27ところで、前回のテーマを「私と公」「日常と非日常」と評したが、この辺のテーマは実は前回に限った話でなく、割と一貫してクウガを貫くコンセプトでもある。で、そんな中でゴリゴリに仕事人間やってて子供に構ってない姿が度々描かれてきた榎田さんが今回のドラマパートの中心だったりする。
2021-02-27 18:58:51この辺のテーマについては今回でケリついた感じになっていると思うのだけど、ちょっと自分の中でまとまってない所も大きいので一旦保留。
2021-02-27 18:59:01ただこれって榎田さんが特にプライベート大事にしてないって訳じゃなく、他の面々が基本的に独り身ってのが大きいんだろな。
2021-02-27 18:59:19クウガのテーマ性についてメモ書きしてたんだが、なんか最終話で全部セリフになってて書く意味あんま無かったなってなってるw
2021-03-12 00:58:27クウガのテーマというかコンセプトというか、2000年時点での「正義のヒーロー」像の再構築みたいなのがあったのは確かだと思う。ただ、「正義のヒーローとは?」ではなく「正義のヒーローを務めることができる者とは?」なんだよな、クウガ。
2021-03-12 01:05:35五代雄介はクウガとして紛れもなく正義のヒーローをやってるんだけど、五代自身が正義のヒーローそのものって訳じゃない訳ですよ。本来はヒーローなんてやってるのでなく、冒険家やってるのが一番似合うのが五代君。
2021-03-12 01:10:08だから一条さんは五代に言うんだ。「こんな寄り道はさせたくなかった」 クウガとして自分達と共に未確認と戦うことは、五代君の人生において「寄り道」のはずなんですよね。
2021-03-12 01:12:17一条さん、完璧に一貫している。 twitter.com/adenoi_today/s…
2021-03-12 01:13:56一条さんの「一般市民が仮に戦う力を持ったとしても、それは戦う義務を背負った訳では無い」という信念、国家から暴力を認可された公僕として完璧だし、その信念を五代君の胸ぐら掴んで高圧的に言うのも作劇として完璧。
2020-09-25 00:04:59で、そんな本来なら正義のヒーローとして戦ってるのなんて似合わない五代くんこそが、正義のヒーローに変身して戦う資格を持った男であると描くのがクウガなんですよね。 あれ?これクロボンか?
2021-03-12 01:14:49????「支配をよしとしない者が最も支配者にふさわしいのなら、それを望む者は支配にふさわしくはないことになる」 ここのセリフ毎回読むたびになんか詭弁臭えなってなる。
2021-03-12 01:19:55五代くん、皆の笑顔のために命がけで戦うけど、かと言って皆の笑顔を奪おうとする悪者に「許さん!」とか怒りを向けない所が本当に素敵な奴ですよね。
2021-03-12 01:26:20