ちーけんエチオピア旅行の記録(2)~「タナ湖」に浮かぶ修道院を巡ると、そこには未知のキリスト教があった…そして口に合わないエチオピア料理に悶絶
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500年続くエチオピア正教の修道院
で、到着した修道院がこちら。 ウラ・キダネ・マハレット修道院です。 日本人が「修道院」と言われて思い浮かべるゴシックの建物などどこにもありません。平屋建てに丸屋根という、びっくりする建物です。 pic.twitter.com/mR6ELZM00w
2020-10-08 03:20:29入口はこちら。 直射日光で中の装飾物が傷まないように、円形の建物の周囲がぐるりと白布で覆われているのですが…。 pic.twitter.com/FY7fPkaDXP
2020-10-08 03:21:29400年前のフレスコ画!
修道院の内部に入るとまたまたびっくり、内部は美しいフレスコ画で壁一面が覆われていました。 pic.twitter.com/qqOoQFRCaK
2020-10-08 03:25:42幼子イエスを抱く聖母マリアという、日本人にもわかりやすいモチーフが描かれた宗教画ですが、カソリックの教会の中に描かれるマリア様とはまったく違う描き方ですよね。 このエチオピア正教の宗教画で描かれる「どんぐりまなこ」は、あまりにインパクトが強烈で、一度見たら忘れられません。 pic.twitter.com/OqaZsmCklo
2020-10-08 03:28:59こちらは、西洋教会でも必ず描かれている、ゴルゴダの丘で磔にされるイエス・キリストの絵。 エチオピア正教は、ローマ・カソリックやプロテスタントと同じ旧約聖書・新約聖書に基づくキリスト教なので、こうした宗教画での聖人の描かれ方など”外見”は違っていても、“教え”の中味は変わらないのです。 pic.twitter.com/2kLk1yydQv
2020-10-08 03:33:17そしてこちらが、エチオピアのキリスト教会では必ず描かれている聖ゲオルギウス(セント・ジョージ)の宗教画です。悪竜を退治したことで知られる聖人ですが、エチオピアでは特に重要な守護聖人とされています。 本当にエチオピアのどこに行っても描かれているのでびっくりしました。 pic.twitter.com/TrOHfrJVB3
2020-10-08 03:43:49西洋画とまったく違う大天使ミカエル
こちらの修道院でもっとも貴重で尊崇されているという、大天使たちが描かれたフレスコ画。ふだんはカーテンで隠されているのを、特別に開帳してくれました。 これは大天使ミカエルとラファエル。西洋の宗教画とはまったく違いますね。 ボクシングの具志堅さんみたいで強そうです(笑)。 pic.twitter.com/al1tnt0zb2
2020-10-13 04:01:18エチオピアの人たちにとって、聖人たちの肌が黒いのは、自然かつ当然なこと。 ”キリスト教”について、ここに来るまで考えもしなかったイメージの数々を突き付けられて、正直、カルチャーショックを覚えていました。 pic.twitter.com/78c8p27YBb
2020-10-13 04:03:09こういう独特の装飾を見るのも楽しいですね。 基本的にこれらのフレスコ画は、16世紀のものだそうです(日本だと戦国時代)。 pic.twitter.com/QlTbfVALf7
2020-10-13 04:04:48聖ゲオルギウスがドラゴンを殺した「伝説の十字架」
修道院のすぐ隣には宝物が収められた博物館もあり、司祭さまがいらっしゃったので、お願いして写真を撮らせてもたいました。 ちょっと見にくいですが、手に持っているのが「エチオピア十字」と呼ばれる、エチオピア正教独特の十字架です。 このあともいっぱい出てきます。 pic.twitter.com/3bqse53fd1
2020-10-13 04:07:33そしてこちらが、このデガ・エステファノス修道院最大のお宝、聖ゲオルギウスがドラゴンを退治したときに使った伝説の十字架!!!!!(本物 先ほども載せた、聖ゲオルギウスがドラゴンを退治したときの絵を再掲しておきますね(伝説のクロスが描かれてないが気にしてはいけない)。 pic.twitter.com/qNCJkzCcAa
2020-10-13 04:56:48これは修道院の鐘。どんな音すんだよと思ったら、めちゃめちゃいい音がしてびっくりしました(笑 pic.twitter.com/4huD5YWV6g
2020-10-14 02:27:16島に住む妊婦さんを街まで運んであげた
ウラ・キダネ・マハレット修道院の見学を終え、港に戻ってボートに乗って次の島へ向かいます。 船に乗ったところで、ガイドさんに地元の人たちが集まって何か話していました。なんでも妊婦さんが他の島にある病院に行きたいので、ちーけんのボートに乗せてくれないかとのこと。 もちろん快諾しました。 pic.twitter.com/9H3VEEAL5i
2020-10-13 04:16:14妊婦さんを乗せて到着したのが、デガ・エステファノス島という小島です。 ここにも修道院があり、あの「失われたアーク」として有名な「聖櫃」がかつて隠されていた島として、エチオピアでは重要な聖地かつ観光名所になっています。 pic.twitter.com/KKZkhN9uxC
2020-10-13 04:22:20港からすぐのところに、修道院へ登る山道の入口があったのですが…。 pic.twitter.com/TIGyurYfUg
2020-10-13 04:23:36なんと宗教上の理由により、修道院の敷地内は女人禁制なのでした。 ちなみに「失われたアーク」こと「聖櫃(せいひつ)」は、ユダヤ教並びにキリスト教の最大の秘宝のひとつで、かつて「モーゼの十戒」が刻まれた石版が収められていたとされる木箱です。 pic.twitter.com/uzILaEjvdt
2020-10-13 04:26:05エチオピア正教最大の秘宝「失われたアーク(契約の箱)」
こんな森の中の小道を抜けていきます。 西洋キリスト教世界では、「聖櫃」はすでに失われたものと考えていますが(ゆえに「失われたアーク」と呼ばれる)、エチオピア正教では現在もこの聖なる秘宝の“現物”を所持していると主張しており、古都アクスムの教会に今も保存されています(後日行きます)。 pic.twitter.com/SHWsYNIlYF
2020-10-13 04:30:215分ほど坂を登って森を抜けると、エチオピア正教独特の円形教会の建物が建つ、開けた場所に出ました。 pic.twitter.com/fJHIqhNZeP
2020-10-13 04:31:38ところがここは外観を見るだけ! この修道院の中に、かつて「契約の箱(聖櫃)」が隠されていたそうですが…。 pic.twitter.com/tfT6nd4T2C
2020-10-13 04:32:36