すいこばなし人物紹介【宋国編】

すいこばなし(北方水滸伝・楊令伝小噺集) @suikobanashi108

【すいこばなし人物紹介】 宋の方々

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【袁明(えんめい)】宋国の暗部を担う、青蓮寺総帥。名宰相王安石の部下で、紆余曲折あって青蓮寺を立ち上げた。本人は重度のワーカーホリックだが、部下にそれを強いることはない。背中で見せる上司。何事も不器用だが一度始めたら、頂点を極める才能がある。下手くそだった蹴鞠も格ゲーもすごい腕前。

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【李富(りふ)】青蓮寺幹部。色々ありすぎて、白髪としわがれ声の度の超えたワーカーホリックとなった結果、青蓮寺に住みついた地縛霊と化した。作中のほぼ全てで仕事しかしていない。仕事をしていない時も、梁山泊の符丁を解いたり、梁山泊の事務員の名前を覚えたりして休息をとる。端的に狂っている。

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【聞煥章(ぶんかんしょう)】青蓮寺幹部。変態筆頭。ろくに話さなかった扈三娘にぞっこん。Twitterアカウントを発見した時は狂喜乱舞するが、概ね呂牛の偽アカである。お抱え間諜呂牛とは変態同士馬が合う。お互いろくでもない変態だが、したたかを覗かれてもなんとも思わなくなったのはやばいと思え。

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【洪清(こうせい)】袁明の護衛。体術の達人で青蓮寺総務部を統べている。袁明の影として生きることを課しているが、秘めたるポテンシャルは袁明同様素晴らしいものがある。若い頃、王安石が復活させたフレッシュマンの衣装が気に入っていたが、着れなくなって久しい。趙安が着ているのが羨ましいとか。

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【呂牛(りょぎゅう)】聞煥章お抱えの間諜。聞煥章が変態なら彼もまた並ぶほどの変態。聞煥章のしたたかを覗いたのは一体なぜだ。それをやってのけたこいつもこいつだが、慣れてしまった聞煥章も聞煥章である。仕事の腕は相当なもので、青蓮寺よりも情報収集力が高いところを見せつけることもしばしば。

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【童貫(どうかん)】禁軍元帥。調練の鬼。彼のなす調練は戦にとどまらず、生きること全てが調練。テーブルマナーの調練。笑ってはいけない調練。動いてはいけない調練。など多岐にわたる。彼の調練はひとえに自身と共に戦をなす者たちを鍛えあげるためになされているのだ。どうでもいい調練も多いがな。

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【趙安(ちょうあん)】禁軍将軍。第九代目フレッシュマン。宋国の由緒正しいフレッシュマンの称号を得たナイスフレッシュ。部下には副官の公順や親衛隊隊長の何信。新鮮組という面々と開封府の治安維持にも尽力した。フレッシュマンの割に体臭がキツいとのクレームが来るがそんな事はない。フレッシュ！

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岳飛(がくひ)英雄？中国の歴史上人物では人気ナンバーワンを誇る人物と言われているが、作中では相棒の徐史やお目付役の孫範と、今日の晩ご飯をギャアギャア言いながら奪い合っている。嫁を棚ぼたでゲットしてがっつり尻に敷かれたり、娘の些細な色仕掛けで陥落しておたつくなど、まあ等身大な鈍臭さ。

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【李師師(りしし)】開封府一の美妓。李富の同志。妓館のみならず、開封府の創作祭でも一番人気を誇る。徹底した浪子受けは誰であろうと譲らない。執筆作業中に皇帝が不意に訪ねて時は、さすがに冷や汗をかいたという。なんなら皇帝も創作祭に出品して大儲けしては花石綱の予算に上乗せしているという。

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【李明(りめい)】禁軍将校。将校最年少のホープ。指揮も武芸も天稟があり、童貫に見抜かれ最年少将校に抜擢された。若く瑞々しいので第十代目フレッシュマンに選ばれるところだった。公順も彼に並ぶ才を持っているが、フレッシュ趙安の部下ゆえ出番が多い。彼は同僚がしょぼいので、いい出番が少ない。