- besterogeyorodu
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圧倒的な正ヒロイン力でサブヒロイン共を蹂躙して主人公の心を支配するくらいでいいんだよ。 だから紡木紅とのイチャイチャがもっと見られる中等部編をください。
2020-10-24 22:49:09・作品の時系列では既に故人ですが、彼女無しでこの物語は始まらなかった。そう思わせるだけの存在感を持ったキャラでした。 死してなお物語に影響を与え続けるキャラめっちゃ好きなのですが、彼女はその最たる例と言えるでしょう。
2020-10-24 22:49:37生前、主人公の歩君とは実質恋人関係にあった彼女ですが、事故に遭い帰らぬ人に。 なので作中での登場は回想のみなのですが、とんでもない魔性の女でして。 明るくて皆の中心に居て、それでいて歩君への好意は隠そうともしない。
2020-10-24 22:49:48それでいて「私のために、勝ってよね」とか言ってのけるんですよ。もうイチコロです。だからこそ彼女の死は歩君に大きな影を落としますが、彼だけではなく他のキャラにも影響与えまくりで、とんでもない女だなと。
2020-10-24 22:49:54在りし日の彼女とのストーリーはこれ以上無いのだと分かっているからこそですが、究極に儚い彼女はとても魅力的でした。
2020-10-24 22:49:58・ルクル式青春部活キャラゲー。 空が舞台の架空のスポーツテレプシコーラ。本作ではその部活に取り組むキャラクター達の青春模様が描かれます。
2020-10-24 22:50:24一番の見どころはキャラの心理描写でしょう。 それぞれのキャラがどういう気持ちでテレプシコーラに臨んでいるのか、どのような信念で戦っているか、 さらには試合中の心の動き等、キャラの内面が緻密に描写されていました。
2020-10-24 22:50:33また、サブキャラに至るまでそれぞれのバックボーンが描かれていて、その時々の感情に説得力があったのも素晴らしかった。
2020-10-24 22:50:54そして、描かれる感情は決して前向きなものだけでなく、圧倒的な相手に叩き潰されて味わった挫折であったり、自分には才能が無いのか、どうやっても勝てないのかという葛藤や諦観、もしくはどうにもならない現実からの逃避等、後ろ向きの感情も丁寧に描かれており、とても人間味を感じるものでした。
2020-10-24 22:51:07一番好きなキャラはほたる先輩。 幼少期から優秀だった彼女ですが、近くに居たのはさらに優秀な義兄的存在である蓮。 当然のように比較されますが、努力してももう一歩が届かない。その内劣等感に苛まれた彼女は、どうせ蓮には敵わないからと、勝負から逃げ続けるようになっていました。
2020-10-24 22:51:20しかしそんな彼女が仲間との交流を経て、遂に花開くシーンには得も知れぬ感動がありました。 本気を出して負けると言い訳出来ないから、プライドを守るためそこそこにしか頑張らないって気持ちは自分にも覚えがあるもので、それを乗り越えた彼女は本当に格好よく、私もこうありたいと思わされました。
2020-10-24 22:52:05主人公の歩君も魅力的でした。 飛べないとされていた彼ですが、ある時、チームのために一度だけ飛ぶ事を決意します。この選択にどれほどの葛藤があっただろうか。 自分の未来の可能性を捨ててでもチームメンバーに想いを託そうとする姿は、心にくるものがありました。
2020-10-24 22:52:13試合の描写も良かったです。 先述の通り各キャラの心理描写が綿密に描かれている為非常に緊張感があり、また印象深いシーンには一枚絵を挟んだりと、演出面にも工夫が見られました。
2020-10-24 22:52:21何というかルクルさんこんな作品も書けるのかと、ライターの幅の広さを見た気がします。 今までとは違ったアプローチでしたが、あくまでらしさは損なわず、読み応えのある作品でした。
2020-10-24 22:52:29以上、ルクル氏の携わった作品の感想をご紹介しました。 比較的若手のライターながら固定ファンが多く、ベストエロゲ的に見ても全体的に高順位に付けています。 あと、やたら長文感想が多いというか、感想の熱量と湿度がエラい高いという印象が。特に妃とか紅とか。
2020-10-24 22:57:47そんな氏の最新作、『冥契のルペルカリア』がつい先日発表されました。 既にシナリオは完成しているとのことで、発売予定は2021年2月26日です。 あらすじやコンセプトを見た感じ、今回はいかにも氏って感じのシナリオっぽい予感がしますが、さてさて。 pic.twitter.com/qr7AheLJ9A
2020-10-24 23:00:50それでは今宵はここまでに。 今日もまた、先人達に感謝と敬意と応援を。 次回は10/31(土)22:00頃の予定です。 第54回は「天都」氏の作品の感想をご紹介致します。
2020-10-24 23:02:59