吉田直先生の御命日に寄せて

THORES柴本(Shibamoto) ◆デビュー25周年記念展ラスト巡回11月13日より◆ @thoresiva

本日は吉田直(本名:松本直)氏の命日に当たります。香でも焚いて永遠の相棒に想いを馳せつつ。ふと原画を出してみました。 http://t.co/h00CRc9

@hagejyanai

おはようございます。今日は「トリニティ・ブラッド」の著者吉田直さんの命日です。あれから７年か……

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早稲田大学を卒業して、叔父のいる鉄鋼会社に入社したんだけど、原因不明の呼吸困難で緊急入院。肺の2/3が血液で満たされる、という奇病でした。

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かなり専門的に調べた結果、血液に異常が判明。いつ死ぬかわからない難病でした。そこで彼は、いつ死ぬかわからないこの身なら、自分という人間が生きていた証を残したい、と作家を志ます。

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デビューして数年はヒット作に恵まれず、不遇の頃を過ごしますが、やがて自身が抱えている「血」をテーマにした作品「トリニティ・ブラッド」を執筆します。

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単純な人類vs吸血鬼 の作品、と捉えられがちですが彼は吸血鬼も人間、血液に障害があっても差別されることのない社会作りを描きたかった。

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主人公のアベルは普段はダメ男だけどやるときはやる、まさに吉田氏そのものでした。

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そしてアニメ化が決まった2004年の7月14日。病がまた彼を襲います。そして翌日の今日、わずか34歳で亡くなりました。アニメ放送を半年後にひかえたまま……

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いまでもこの仕事をしていると「トリニティ・ブラッド」が大好きでした、という方にたくさんお逢いします。作品は世界中で翻訳刊行されました。たとえ命は尽きるとも、作品は世に残したい。そんな彼の思いはずっと生きています。

三田誠＠Makoto Sanda @makoto_sanda

吉田直さんとは、何度かバーで話したのを覚えてます。当時、名刺を持っていなかった吉田さんは、メモの切れ端に連絡先を書いて渡してくれました。いまでも名刺ホルダーに入ったままのメモを見るたびに、なんとも言えない気分にかられます。