「色のふしぎ」と不思議な社会(川端裕人/著)の、私的感想まとめ

2020年10月24日発売、筑摩書房 「色のふしぎ」と不思議な社会 川端裕人/著 https://honno.info/kkan/card.html?isbn=9784480860910 の自分の感想ツイートをまとめました。 続きを読む
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私的な感想の連続ツイート

tana @ka_tana

自分の色覚に問題があるのではなく、外側を少し改善したら、どうにかなることは、きっと、沢山ある。そのためには、相応の力や時間も必要だろうけど。ただ、大抵のものはヒトが作ったのだから、ヒトが変えられないわけない…と、ここ数年で信じられるようになった。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社会

2020-11-14 20:44:07
tana @ka_tana

子どもの頃。赤のチョークは見づらかった。みんなの前で色覚検査をやったから、いろいろ言われたこともあった。お菓子のパッケージの色を見間違えることもあった。微妙な差異の色は分からない。電車の運転士や警察官にはなれないと言われた。そんなことを思い出した。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 21:05:08
tana @ka_tana

今思えば、小学校の頃にあった色覚検査では、誰もその意味を分かっていなかったのだと思思える。ただ、点々の中の数字が読めたら正常で読めなければ異常だ、と。先生も、親も、もちろん、当事者である自分自身も。そういう時代だったのだ。仕方ないよね、と。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 21:10:10
tana @ka_tana

正常と異常、というのは分かりやすい。思考停止に陥りやすい。◯か、×か。ある意味、楽だ。沢山の生徒、児童の検査をする必要がある。正確さよりも時間を優先したのだろうか。検査自体を保健係がやったりもしていた記憶がある。プライバシーもへったくれもないわね。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 21:13:56
tana @ka_tana

実は、正常と異常は、正反対のものではない。連続なのだ、境界はない(曖昧)だと、この本を読んで改めて知った。右利きか左利きかの違いは、今では気にもされない。色覚もいつかは、気にもされない(気にしなくても良い)世界に変わるだろう。そんな希望を感じた。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 21:18:14
tana @ka_tana

電車の路線図も見やすくなったものがある。JISの安全色も見やすくなった。色弱でも見やすい色のチョークもできた。消防士の試験から色覚の項目がなくなった自治体もある。変わらないと思っていたものが、緩やかに変わっている。例えば、虹のグラデーションのように。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 21:25:40
tana @ka_tana

虹の色が何色か?日本では大抵、7色と言われる。本当に?国によって、この質問の答えが変わるという。色覚の特性も、また虹のように連続性を持っている。そして、当然、見え方に正解も誤答もない。見方を変えれば、みんな正常でみんな異常なのだという(!!) #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 21:34:47
tana @ka_tana

コンピュータを使った新しい検査法では、正常と言われる中にも「ある種の幅」を持っていることが分かるという。こした検査法とともに、検査をする側であるヒトもアップデートされなければならないと思う。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 21:41:02
tana @ka_tana

そのためには、過去を振り返り、現在を俯瞰し、未来を望まなければならない。過去にどのような検査があり、その結果、当事者と社会の間にどのような壁が持ち上がったのか(持ち上がってしまったのか)。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 21:43:09
tana @ka_tana

本の中で「21世紀の色覚の悲劇」と表現されるような、今現在、持ち上がっている新たな問題について、考えることが求められている。間違いなく。否応なく、その渦の中にいる。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 21:51:04
tana @ka_tana

ニュートンは「光、そのものには色はついていないが、光は人間の視覚に色の感覚を起こす能力がある」と言ったという。本の中にも紹介されている。 未来にもまた、色はないだろう。過去の色に倣うのか、変わりつつある今の色をさらに見やすい方へと変えていくのか。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 22:00:27
tana @ka_tana

色覚に連続性があり、正常と異常は連続性の帯の上にあるのであれば、多かれ少なかれ、誰もが当事者であると分かる。それが、未来へのスタートラインだろう。色覚に正常も異常もないという線の上に立たなければならないと、この本は(私に)示唆した。或いは、訴えた。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 21:55:16
tana @ka_tana

それは、「今を生きている人間にしかできない仕事なのだ」と、この本は私に語りかけた。未来の色は、今、生きている人間にしか決められないのだ、と。未来の人が自由に自分の色を語ることができるように。 と、いうようなことを考えました。 #色覚本 #色のふしぎと不思議な社

2020-11-14 22:04:29

川端さんによる解説ツイートまとめ

tana @ka_tana

ちょっとだけ追加しました。 togetter.com/li/1609963 (目次もつけてみた。だんだん、使い方がわかってきた) #色覚本 #色のふしぎと不思議な社会

2020-11-14 16:48:25