L.C.M.PRESS Oshidori Mako&Ken『ALPS処理水に関する東電・エネ庁の詐欺行為!?騙す方が悪いのか、騙される方が悪いのか?』関連ツイートまとめ #おしどりマコ・ケン #汚染水 (2020.11.28作成)

5
前へ 1 ・・ 3 4
schwarz-bach @schwarz_bach

@makomelo マコさん。拝読いたしました。少しコメントいたします。γ線測定用の測定器でβ線を測定できるとするのは論外ですが、測定器がβ線用測定器であっても全くナンセンスです。トリチウムはβ崩壊をし、β線を出しますが、出てくるβ線のエネルギーは最大でも18.6 keVしかないのです。(続)

2020-11-29 02:03:39
schwarz-bach @schwarz_bach

@makomelo 18.6 keVのエネルギーを持つβ線(電子線のことです)は水中を高々20-30 ミクロン・メートルしか進むことしかできません。容器の厚さは水に換算して、少なくとも1 mmぐらいはあるはずです。つまり容器中でトリチウムのβ崩壊で発生したβ線は、そもそも容器から出てくることができないのです。(続く)

2020-11-29 02:09:10
schwarz-bach @schwarz_bach

@makomelo 放射線や放射能について考えるときには、物理量を常に意識する必要があります。なお、物理量とは、物理学で扱う物や現象を表現し、大きさの単位が規定された量のことです。トリチウムのβ崩壊から発生するβ線の最大エネルギーである18.6 keVは物理量です。

2020-11-29 02:18:11
おしどりマコ@脱被ばく。知りたがりの怒りんぼで半径5mを変えていく。 @makomelo

@schwarz_bach 物理量ですね、ご指摘のとおり この測定ではなぜβ線が計測できないか、もしっかり書けばよかったです。何かしら補足できればと思います そして濃度より絶対量だと自分でも気づきました γ核種でさえこの測定で反応することは難しいと思います。告示濃度をはるかに超えていなければ反応しないと思います

2020-11-30 16:58:04
schwarz-bach @schwarz_bach

@makomelo マコさん。コメントを少し追加いたします。容器の厚さを水に換算して1 mm程度と書きましたが、0.1 mm程度でもトリチウムのβ線は外に出てくることができません。ラップの厚さはほぼ20 um程度で、トリチウムからのβ線はラップ1枚で止まってしまうということです。(続く)

2020-11-30 16:59:02
schwarz-bach @schwarz_bach

@makomelo 私が現役だったときの専門は広い意味での原子核および素粒子物理学の実験的研究です。この分野における基礎中の基礎の一つは、電荷を持った粒子が物質中をどれだけ進むことができるかということです。この距離を専門用語で飛程、英語ではrangeといいます。(続く)

2020-11-30 17:04:04
schwarz-bach @schwarz_bach

@makomelo 単位電荷を持つ粒子(例えば電子や陽子など)の速度が高速の7割程度以上のときは、物質の種類にかかわらず、荷電粒子は1平方cmあたり1 gの物質中を進むとほぼ2 MeVのエネルギーを物質をイオン化することによって失います。速度がこれより小さいときは、エネルギー損失は速度に反比例して増大します(続く)

2020-11-30 17:21:18
schwarz-bach @schwarz_bach

@makomelo このことから、20 keVのエネルギーを持つ電子の飛程は、1平方cmあたり0.01 gより小さいことがすぐ分かります。この飛程は水では0.1 mmの距離に相当します。20 keVのエネルギーを持つ電子の速度は光速の2割です。それゆえ、飛程はさらに小さくなり、0.1 x 2/7 = 0.03 mm すなわち30 um 以下です。(続く)

2020-11-30 17:30:13
schwarz-bach @schwarz_bach

@makomelo このようにトリチウムのβ線の最大エネルギーが20 keV程度であることから、飛程が30 umより短いことは、速度が光速のほぼ2割であることと1平方cmあたり1gの物質中でのエネルギー損失が2MeVであることからすぐ分かるのです。速度=光速の2割も電子の質量と20KeVから暗算で求められますが省略します。

2020-11-30 17:41:40
前へ 1 ・・ 3 4