CHR_chapter1【裁判編】後編

愛原心彩 @Heart_CHR_

（＿＿違う。私の知ってるお母さんは、いつだって私の傍になんていなかった。守ってなんてくれなかった。私はいつだって、ひとりぼっちだったのに）

愛原心彩 @Heart_CHR_

『そう、なんだ。……うん、ずっと一緒に、居られるといいねぇ！』

orironpa✒CHRONICLE【完結】 @oriron_CHR

【場所✒別棟地下】

茶郷 陽葵 @TeaCeremony_chr

『ふふ！立華と一緒に催し物ができるだなんて、夢みたいです。ああ、でも、……“家族”だったら、毎日出来るのかしら。』

愛原心彩 @Heart_CHR_

（………私の知っている"家族"は、がらんとした室内と、そこから出ていく後ろ姿だけだよ。）

愛原心彩 @Heart_CHR_

『………えへへ、でも、ここにいる間はずっとこうやって、楽しいことが出来るんじゃない？陽葵ちゃんは立華ちゃんと帰りたいって思うの？』

茶郷 陽葵 @TeaCeremony_chr

『ええ、勿論！だって、私は立華さえ生きていれば、』

茶郷 陽葵 @TeaCeremony_chr

『……＿＿立華と生きて帰れるなら、本当は、何だって良いのよ』

愛原心彩 @Heart_CHR_

『…………ぇ、』

愛原心彩 @Heart_CHR_

（あ。と、思った時には遅くって。目の前の彼女が、酷く憎くて、大好きなあの人に見えた）

愛原心彩 @Heart_CHR_

『………おかあ、さん？』

orironpa✒CHRONICLE【完結】 @oriron_CHR

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