FGO幕間の物語追加2020年冬RT記録

たられば @tarareba722

・FGOに登場する「なぎこさん」は、創作された虚構の存在であることは間違いありません ・そして同時に（『枕草子』の筆者とされ、その文中にたびたび登場する）「清少納言」もまた、信念を抱いた人物とある種の「場」、さらには訓練と研鑽により創造された「キャラクター」だとも言えるわけです

たられば @tarareba722

・こうした「キャラクターの交錯点」が、幕間の物語冒頭で語られた「（FGO内で主人公が）初めて出会った時から、彼女は、既に清少納言である事をやめていた。」につながるわけですね ・「やめた」のは、それが「あの人がくれた、役柄と物語だったから」と ・いやーおもしろかったです、「幕間の物語」

たられば @tarareba722

・最後に余談をひとつ ・清少納言は（この一件があったからかどうかはわかりませんが）「くしゃみ」に対して長く苛立ちを持ち続けます ・そのことがわかるのは『枕草子』屈指の毒舌章段、三巻本二十五段、そのものずばり「にくきもの（腹立たしいもの）」ですね

たられば @tarareba722

・「忙しい時にやってきて話の長い客」 ・酔っ払ってヨダレを飛ばしたり無理やり酒を勧めるやつ」 ・「寝てる時に顔の周りを飛ぶ蚊」 ・などと並んで書かれる、「大きな音を立ててくしゃみする人、なんなの。立派な（広い）家の男主人でもあるまいに」 ・きっつ

たられば @tarareba722

・よっぽど腹立たしかったんでしょうねえ、あの時のくしゃみ（了） 以下参考文献 『新版 枕草子』石田譲二訳註 『新潮日本古典集成 枕草子』萩谷朴校註 『学びを深めるヒントシリーズ 枕草子』早稲田久喜の会編著 『うた恋。』3巻 杉田圭著

たられば @tarareba722

FGO清少納言は「一番大切なものはすでに（永遠に）この世界から失われてしまった」という背景を持っているのになぜ人類史の救済に協力するのかというと、（あくまでFGO内では）定子から下賜された紙に記した『枕草子』は定子に与えられたこの美しい世界への祝福を未来へつなぐための作品であり、

たられば @tarareba722

それは「これまでの千年」と並んで「これからの千年」もまた同様に祝福する、というしるしであって、だからこそ清少納言にとっては人理焼却も世界の白紙化も決して容認できない……、という解釈で、ここらへんのキャラクター設定、すばらしいと思っています。

たられば @tarareba722

「大切な人がいるからこの世界を守りたい」というのも尊いのだけど、「大切な人はもういない」という状況であっても、この世界を愛することはできる、あの人が与えてくれたこの世界は今も、ずっとこの先も、きっと変わらず美しいから、というのも同じくらい尊いと思うのです。

たられば @tarareba722

なお「清少納言」は女房名であり、「清原さんちの少納言さん」という意味なので、あえて切るなら「清・少納言」であり「清少・納言」ではないのですが、だからといって「清」と訳すと誰かわからなくなるので、古典文学界では慣例的に「清少」や「清女」と記すことがあります（ちなみに紫式部は紫女）。

たられば @tarareba722

これ、高級紙をもらう前段に、定子と清少納言の雑談があるんですよね。 清少「時々、なにもかも嫌になって、消えてしまいたくなることがある。でもそんなときに、何を書いてもいいと言われた真っ白い紙があると、もうちょっと生きてもいいかと思えるんです」 定子「ずいぶん簡単なのねえ（苦笑）」 ↓ twitter.com/JPNatArchives/…

国立公文書館 @JPNatArchives

今夜はクリスマス・イブ。大切な人と共に過ごす人も多いことでしょう。プレゼントは準備しましたか？ちなみに『枕草子』は、時の中宮定子が清少納言に紙を下賜したことがきっかけで書かれたそう。あなたのプレゼントも、歴史を変えるきっかけになるかも？画像は慶安2年版。 buff.ly/3aFJzVo pic.twitter.com/g0iYBSjvkz

2020-12-24 12:00:25

たられば @tarareba722

（後日、宮中の政治的な噂話の標的になって、清少納言が実家に引き籠っていると、定子から「寿命を延ばすお経を書くには足りないかもしれないけど」という添え書きとともに真っ白い紙が届く） 清少「せ……千年寿命が伸びました！！！」→『枕草子』執筆 実際に、『枕草子』は千年のこりましたとさ。

たられば @tarareba722

出典章段ともうちょっと詳しい背景が知りたい方はこちらをどうぞー。 twitter.com/tarareba722/st…

たられば @tarareba722

令和以降の子供達に残したい #令和版百人一首リレー 私が選ぶ四十四首めは 「かけまくも かしこき神のしるしには 鶴の齢（よはひ）となりぬべきかな」（枕草子/清少納言） 【訳】まことに畏れ多いことですが、神と崇める貴方さまから拝領した紙のおかげで、寿命が鶴（千年）になりました。 です。

2019-08-16 12:46:41

たられば @tarareba722

少し時間があいたので、『枕草子』のなかでもTwitterっぽいこと言ってるなあ……という章段を紹介します。三巻本（角川ソフィア版）一八八段「ふと心劣りとかするもの」より。 【以下私訳】 いきなりガッカリするものといえば、男でも女でも、言葉遣いが下品なこと。何ごとにもましてみっともない。

たられば @tarareba722

使う言葉ひとつで（人格そのものが）上品にも下品にも感じるのは、どうしてなのか不思議な話だ。そもそも、そう思うわたし自身、特別にすぐれた言葉遣いが出来ているというわけではない。いったいどういう基準でよしあしを判断しているんだとも思う。それでも、そう思ってしまうのだから仕方ない。

たられば @tarareba722

下品な言葉も、みっともない言葉も、あえてわざと使うのであれば、まあ悪くはない。しかし自分勝手にこじつけた言葉を、恥ずかしげもなく言ったりするのは呆れる。また、本来そういう言葉遣いをしないであろう老人や（立場のある）男性が、わざわざ田舎びた言い方をするのは、なんともいやらしい。

たられば @tarareba722

いい年した大人が、乱暴な言葉や下卑たフレーズを臆面もなく口に出していると、（その場に同席する）若い人がひどくきまり悪がって、消え入りそうな風情になることがあり、まあそれも当然のことだ。 （私訳こことまで）

たられば @tarareba722

言葉遣いに、その人の人となりそのものを見てしまう、年配の言葉遣いに若い人が辟易する…と、千年前から言われていたんですねえ。 どうせなら年相応、それもできればきれいな言葉を選んでいきたいなあと思う年の瀬でした。メリークリスマス。仕事に戻ります。（了

三田誠＠Makoto Sanda @makoto_sanda

アストライアの幕間、発表されましたね。ライネス幕間に引き続いてご依頼をいただき、シナリオ担当させていただきました。今月末発売の『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』一巻ともども、よろしくお願いします。

FGO攻略班@AppMedia @appmediafgo

続いてアストライアの宝具強化ですが、1ターンの無敵貫通を獲得し、シンプルに宝具倍率が上がりました。 正直星4最強クラスのサーヴァントを宝具強化するとは思ってもいませんでしたね。しかも強化内容がアタリとな。。。 appmedia.jp/fategrandorder… #FGO pic.twitter.com/q5hWU6ldBU

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海雲 @mozuku_mochi

アストライア幕間のベディ、｢罪の意識｣って名前の解除不可攻防デバフ(ターン毎に効果アップ)がついてて俺は私は僕は拙者は………… pic.twitter.com/TsS5iknTvL

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円 @yenmadoka1

アストライアの幕間だけに、何かとプロレスの匂いがするなぁ。 アックスボンバーか…？ pic.twitter.com/E8uAfHOkbN

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ハンマードリル @hammerdrill

アストライアの幕間におけるメカエリチャンのスキル「チェイテの元に鋳造せん。メカに罪なし」はビッグ・オー起動時にモニターに表示される「CAST IN THE NAME OF GOD, YE NOT GUILTY.（我、神の名においてこれを鋳造する。汝ら罪なし）」が元ネタとの事。　なるほど。 pic.twitter.com/SXAq1Msu7z

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ハンマードリル @hammerdrill

ビッゴーはもうタロスがいるでしょ！ pic.twitter.com/rDgLfC4T85

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おか@奏章Ⅱ待機中 @oka_fgo

三田先生、的確に藤丸立香の"奥"を見せつけてきてたまんねぇなぁおい………