アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、RIDEBACK1話脚本:再びの桜
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#高屋敷氏脚本RIDEBACK1話 まとめ3 先に述べた通り、この琳のモノローグは、グラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)の12話(1期最終回)ラストの、いかに野球が自分の全てであるかを語る夏之介のモノローグと重なる。どちらも「生きる=生きがいがあること」なのだという強調がある。
2020-12-20 14:30:54#高屋敷氏脚本RIDEBACK1話 まとめ4 ところが、琳はその「生きがい」たる踊りが、怪我によってできなくなってしまう。それがいかに絶望的なことか(「世界」の終わりと同義)が、短い間にわかりやすくまとまっている。
2020-12-20 14:31:38#高屋敷氏脚本RIDEBACK1話 まとめ5 思えば高屋敷氏は、あしたのジョー2で、燃え尽きるまでボクシングをやり、満足した丈を描いた最終回の脚本を書いている。 この場合、やりきったことで丈は新たな旅に出るが、本作の琳の場合、まだ燻っている状況。比較すると面白い。
2020-12-20 14:32:30#高屋敷氏脚本RIDEBACK1話 まとめ6 そして、フェーゴと出会うことにより、再び琳は「踊り」の感覚を取り戻し、桜の中で生き生きとする。先述の通り、はだしのゲン2(脚本)の「桜の中、死に行く母を背負い走るゲン」と良い対比になっている。 桜は「生と死」の暗喩と言える。
2020-12-20 14:33:20#高屋敷氏脚本RIDEBACK1話 まとめ7 ただし、フェーゴに乗ることは狂気と恐ろしさもはらんでいることも、そこはかとなく匂わせている。原作では、きな臭い世界情勢が前面に出ることで、アニメでは、桜の花びらが落ちたりなどの暗喩などで、それを表している。
2020-12-20 14:34:01#高屋敷氏脚本RIDEBACK1話 まとめ8 生きがいとアイデンティティを失い、それを取り戻していく話作りは、F-エフ-・グラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)にも見られる。これらの場合は、(色々あるが)めでたく取り戻せるが、本作の場合は複雑な世界情勢があり、一筋縄では行かない。
2020-12-20 14:34:44#高屋敷氏脚本RIDEBACK1話 まとめ9 それでも、高屋敷氏は「自分とは何か」「自分で自分の道を決めろ」という事を本作でも前面に出して行きたいのが感じられる。時代も技術も変わっても、同氏の「貫きたいもの」が見えてきて、興味は尽きない。
2020-12-20 14:35:30#高屋敷氏脚本RIDEBACK1話 まとめ10 こちらも紹介: 前書いた、はだしのゲン2(高屋敷氏脚本)感想: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2016/05/…
2020-12-20 14:37:14#高屋敷氏脚本RIDEBACK1話 まとめ11 こちらも紹介: 前書いた、 ・F-エフ-に関するブログ記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego… ・おにいさまへ…に関するブログ記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego… ・グラゼニに関するブログ記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…
2020-12-20 14:40:26続きはこちらです: