僕の中で魔法少女まどか☆マギカが「うん、面白いアニメだったね」以上のところに行かないのは、ほぼ同じテーマを正反対の方向に料理したRED GARDENがあまりに完璧すぎるからなのだ
2011-07-20 22:02:10RED GARDENもブルーレイBOXにしてくださいよ!!! もちろんデッドガールズとDVD発売時のミュージカル調TVCMも収録して!!!
2011-07-20 22:11:38@imaitetsuya 面白いですよねー。エルヴェなどは自分の中のベスト子安武人ですよ。 事あるごとに人に薦めるのですけど画面の地味さからか、あまり食いつきが良くなくて・・・;
2011-07-20 22:16:29レッドガーデンのあらすじを要約すると、四人の少女が自分たちとは何の関係もない二つの勢力の争いに巻き込まれていきなり殺され、生きながら死んでいる仮の肉体を与えられて代理戦争をさせられることになるという話。まどかマギカを観たあとだとどうしても、似てるところと違うところを意識してしまう
2011-07-20 22:20:32@ko_kichi 声優さんの演技は皆すごかったですが、とくにエルヴェは壮絶でしたね・・・キャラとしてもあそこまで狂った悪役はちょっと見たことがないです。たしかに人に勧めてもあまり興味を持ってもらえないのですよね・・・
2011-07-20 22:23:04RED GARDENではまず、主人公である4人の女の子にとって、戦いに参加することにメリットがひとつもなかった。ただ敵は容赦なく襲ってくるので、応戦しなければ死ぬ。どう死ぬかというと、襲ってくるのが発狂した成人男性で、そいつにリアルに噛み殺されたり殴り殺されたりする。
2011-07-20 22:28:46「それが嫌なら戦え」と言われるのだけど、望んでもいないのにいきなりそんな状況に放り込まれたうえに、自分の身体はすでにゾンビ化しているので、戦って生き残ったところで日常生活にも戻ることができない。自分たちの戦いが身近な誰かを救うわけでもない。もうね、ひどいの。
2011-07-20 22:32:34ここで嫌らしいところは、レッドガーデンでは4人の少女それぞれの家庭環境や学校での友人関係といった日常パートと、4人の身体がすでにゾンビであるということを、全編を通じてすごく丹念に描いているところ。ここが、まどかマギカを観ていて僕がちょっと物足りなく感じたところだった。
2011-07-20 22:41:01レッドガーデンのストーリーはおおむね2つの軸にそって展開する。ひとつは少女たちが参加させられている代理戦争をめぐる謎解きだけど、もう一つがこの、ゾンビ化した身体を抱えた4人の少女それぞれが、もはや普通の日常生活に戻れなくなってしまった事をどう受けとめるかっていう人間ドラマだった。
2011-07-20 22:46:02まず前提として、4人の身体がもう普通ではないことが執拗に描かれる。体温が異常に低い。夜になって戦いが近づくと動悸が激しく熱っぽくなり、こうなると日常生活に支障をきたすレベルで気分がわるくなる。かなりの大けがをしても翌日には治っている。さらに常人離れした怪力が使えるようになる。
2011-07-20 22:49:224人は怪物じみたこの身体が気味悪くて仕方ないし、そうでなくても体調に違和感がある状態なので、どうしても常時イラ立ちながら生活することになる。そのうえ夜には襲ってくるバケモノ(と化したおじさん)を殴り殺さなければならない。そんな状況で普通に学校に通って友達と笑い合えるわけがない。
2011-07-20 22:52:53@imaitetsuya その辺りは約2クールならではといったところですね。ただ惜しむらくは他の3人にくらべてレイチェルだけ、家族や周りの人との関係の行く末を消化し切らずに終わってしまった事が残念でした。オチが違うコミック版では多少補完されてましたけど。。
2011-07-20 22:53:21いつもと同じようにバカ話をしているだけの友達にイライラしてしまったり自暴自棄になったり。戦いのせいで友人との約束をすっぽかしたり遅刻や早退も多くなるので、そこでまた何も知らない周囲との摩擦が生じたりっていう描写がずっとつづく。激プッシュしてるけど正直前半は鬱すぎて人に勧めづらい!
2011-07-20 22:59:21@ponkity 絵柄でやはり人を選んだところはあると思いますね・・・あと展開も序盤はスローだったので、リアルタイムで毎週観るにはモチベーションが続きづらかった気はします
2011-07-20 23:00:23@ko_kichi レイチェルは学校の友人関係がメインで、家族についてはほとんど描かずに終わりましたね。パーティーでかっこよく友人や元恋人と分かれて去っていくところは、個人的には満足のいくラストでした
2011-07-20 23:03:12@imaitetsuya 話の進みがゆっくりな分丁寧に描写していて、それが後半になってきたときに味わい深さにつながっていたのでしょうね。
2011-07-20 23:07:54@imaitetsuya 基本殺伐とした中に、たまに挟まるホッとするエピソード(アパートに集まって缶詰食べる回とか)は今をときめく脚本家、岡田麿里さんがいい仕事をしてらっしゃるので、そういう方面からプッシュしてみるのもあり…かも(笑
2011-07-20 23:11:38で、次第にそこから4人は、自分たちが失った「あたりまえの日常」が、それまでは意識していなかったけどとても大切なものだったのだ、ということを再確認しはじめる。後半、4人はそれぞれ、いままで見て見ぬフリをしてきた人間関係の小さなトゲに、ゾンビ化をきっかけに正面から向き合うようになる。
2011-07-20 23:13:58最終話は敵側のリーダー(子安武人)とヒロインたち4人が壮絶に罵りあうんですよ。で最後まで憎しみ合ったまま終わるんすよ。まどマギでは一人の少女が全てを一身に受けとめて赦して、悲劇の当事者全てを救ってあげたけど、「そんなの普通の女の子には無理」っていうのがレッドガーデンの結論だった
2011-07-20 23:24:34RED GARDENのヒロイン達はあくまで、自分が失ってしまった日常と、そこにいた自分の愛する人たちにだけ等身大できっちり向き合って、自分に大切なものを確認して、それらに感謝と愛を伝えるというところを着地点にしていた。状況的には救いがないけど余韻はとてもすがすがしいラストだった。
2011-07-20 23:29:44@henachokodoumei 虚淵さんについては僕はほとんど何も知らないんですが、まどかマギカはあくまで明るいエンタメとして王道をいくっていうスタンスを貫いた作品だな、というのが観た印象でした。
2011-07-20 23:36:47