委員長改選考察まとめ

忍たまの委員長改選についてなんであんなに綺麗に崩壊したのか考察してみた。
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まるおつ @OPmaru_otsu

【委員長改選考察】 そもそもこの委員長改選は、わざと各委員会がほぼ機能しないように仕組まれたものである。 しかし、委員会と各キャラクターがどのように作用して機能しなくなっていたのか、考察していく。 (委員会ごとに別ツリーにする)

2021-01-01 16:49:36
まるおつ @OPmaru_otsu

【委員長改選考察】 ①保健体育委員会(文次郎) 保健体育は合併したが、そもそも保健委員はメタ的に委員長に必要な性格要素が存在しない(不運要素があればいい)ため、必要なタイプスキルはない。 文次郎は主に保健委員の新委員長として動いていたのでその要素からのみの考察でいいと思う。 pic.twitter.com/jIb0Yvx8d8

2021-01-01 17:06:04
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まるおつ @OPmaru_otsu

文次郎は彼自身の性格タイプには意味を持たず、周囲との関係性から相手の要素を吸収することで確立している。たとえば、彼のギンギンな性格は三木ヱ門の持つ指導者の資質から来ており、タイプではTeの部分に当たる。 それ以外でも、物語の傾向に合わせて常に変化している。

2021-01-01 17:06:04
まるおつ @OPmaru_otsu

この委員長改選では、文次郎は「新保健体育委員長」として据えることになったが、 ・そもそも保健委員長として必要なタイプスキルがない ・合併によって吸収すべき要素がキャパシティを超えた これらの要因によって文次郎はうまく機能しなくなったのではないかと考える。

2021-01-01 17:06:05
まるおつ @OPmaru_otsu

【委員長改選考察】 ②図書委員会(小平太) 図書委員長に必要なスキルと、小平太のタイプを見てみると、縦2つずつのそれぞれの上下が入れ替わってる形になっている。 タイプによる優先順位が入れ替わってしまっている事が分かる。 pic.twitter.com/y7xykj1Flc

2021-01-01 17:17:40
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まるおつ @OPmaru_otsu

図書委員長として必要なタイプスキルでは、自分の中に蓄えられた主観的な知識や情報を重視、信頼することで成り立つ。しかし、小平太のタイプでは、多角的で実際に起こっている客観的な事実から物事を決定付ける。 そのため必要な暗黙のルールや手順がめちゃくちゃになってしまうのだ。

2021-01-01 17:17:41
まるおつ @OPmaru_otsu

特に小平太は、自分のペースを貫くことでバランスを取っており、それが乱されると長所どころか全体のバランスさえもが機能しなくなる。 必要なスキルと自分のスキルの違いによってペースが乖離したことで小平太は機能しなくなった。

2021-01-01 17:17:41
まるおつ @OPmaru_otsu

【委員長改選考察】 ③用具委員会(長次) 用具の場合では、二つのスキルが左右で入れ替わっている形になっている。 広い目で見ると長次と留三郎はそこそこ近いタイプを持っている。 だが、この左右が入れ替わっているということは鏡合わせのような状態である。 pic.twitter.com/4pvafLQ14O

2021-01-01 17:32:11
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まるおつ @OPmaru_otsu

この二つのタイプの場合だと、SとFがベースのため「真面目で優しい」のだが、用具委員長に必要なタイプスキルは全体をまとめて統制すること。個性よりも社会性を重要視する。一方で長次は社会性よりも個性を大事にし、個人として有用に機能することを集団の成員にも求める。

2021-01-01 17:32:12
まるおつ @OPmaru_otsu

用具委員会の後輩は全体的に社会的スキルに乏しく、それをこれまで留三郎だからまとめられていたのである。長次が個人のスキルを重視しても、用具委員のメンバーでは機能することができない。 そのため、用具委員会のシステムが崩れ、長次も新委員長として機能しなかった。

2021-01-01 17:32:12
まるおつ @OPmaru_otsu

【委員長改選考察】 ④作法委員会(留三郎) 新作法委員長となった留三郎は、作法委員長として必要なタイプスキルから、上4と下4がそれぞれ時計回りに1マスズレ込んでいる形になっている。 これは「外向か内向か(小文字)」が特に大きく作用している。 pic.twitter.com/A3JyIfZDLN

2021-01-01 17:48:37
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まるおつ @OPmaru_otsu

留三郎が委員長として機能するためには、Feがきちんと機能する委員会の所属である必要が大きい。F型の中でも特に調和を重視するタイプであるため、Feを特に必要としない、自立心の強い作法委員会のメンバーにとっては単なる苦痛でしかないのだ。

2021-01-01 17:48:37
まるおつ @OPmaru_otsu

それによって留三郎は単に作法委員会のメンバー、作法委員会の空間とは反りが合わない人物であるということになる。 さらに、留三郎はチーム内だけでなく外界とも調和を測ろうとするため、委員会としてよりも自分がどう統制したいかの方が先行してしまったのも機能できなかった要因のひとつだ。

2021-01-01 17:48:37
まるおつ @OPmaru_otsu

【委員長改選考察】 ⑤生物委員会(仙蔵) 生物委員会の場合、機能しなかったというよりは、仙蔵が「一年生が多くアットホーム感の強い委員会」に割り当てられて慣れなかったという部分が強い。なので他の委員会ほどめちゃくちゃにはなっていないものの、相性がいいとは決して言えなかった。

2021-01-01 18:00:48
まるおつ @OPmaru_otsu

生物委員会は、それまで八左ヱ門が代理で引っ張っていたが、彼の責任感の強さは長所でも短所でもある。それを補うためには直感+判断型の委員長が必要だったが、単純にそうでなかったという話なのである…。

2021-01-01 18:00:48
まるおつ @OPmaru_otsu

【委員長改選考察】 ⑥会計委員会(伊作) タイプを見比べると、伊作のタイプは、会計委員長に必要なタイプスキルの上下左右を反転させた形になっている。 この二つのタイプは個人レベルとは行かずとも割と似通っており、伊作自身にも会計委員として機能できる能力自体はある模様。 pic.twitter.com/mvHvqKuqOP

2021-01-01 18:16:57
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まるおつ @OPmaru_otsu

ではなぜこの形になったかというと、そもそもメタ的に「忍術学園の会計委員会委員長」は文次郎にしか務まらない仕組みが既に完成されている。ただし、それは機能しなくなるという事ではなく、今までの会計委員会とは別物になるということだけ。ではなぜそれが駄目なのか。

2021-01-01 18:16:58
まるおつ @OPmaru_otsu

保健委員は委員会の概念ができた初期から不運委員とも言われるほどにイメージが完成されてる。その委員長である伊作が、どんな形にもなり得る会計委員会に入ることで「委員会には各委員長のイメージがある」という委員会そのものの概念が壊れてしまう。

2021-01-01 18:16:58
まるおつ @OPmaru_otsu

伊作も文次郎も、自分の持つ性質が委員会に強く影響をもたらしたことによる「入れ替わり」の形だったのだろう。

2021-01-01 18:16:58
まるおつ @OPmaru_otsu

【委員長改選考察】 ⑦火薬委員会 では唯一委員長(代理)が変わらなかった火薬委員会だが、これは原作を見るとさらに分かる。火薬委員会は火薬委員会として機能しなければならなかったからだ。 そもそも火薬を扱う委員会でゴタゴタが起きてしまうと、かなり危険な気がする。

2021-01-01 18:19:25
まるおつ @OPmaru_otsu

【委員長改選考察】 まとめ これを見ると、各委員長の弱点をことごとく的確についている。 文次郎は受動的な性質が 仙蔵は後輩に振り回されがちなのが 小平太はペースを乱される弱点から 長次は個性を重視するのが 伊作は自分の不運キャラが立たなくなり 留三郎は強い正義感による調和重視が

2021-01-01 18:26:19
まるおつ @OPmaru_otsu

こうして見ると、文次郎と伊作はかなりメタ寄りな弱点を突かれている。だが、この二人は六年生のイメージを形成する重要な核のため、徹底的にそこを崩壊させることで完全にバランスの決壊を起こさせた。

2021-01-01 18:26:20