- cornelius0321
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①7月25日の「笑っていいとも」のテレホンショッキングのゲストは、黒柳徹子だ。タモリと黒柳徹子。どちらも自分の名前を冠した看板番組を持ち、ともに長寿番組になっている。「お昼の顔」といってよい二人が並ぶ様子は、圧巻だろう。
2011-07-25 00:46:26②もともと、タモリ自身、黒柳徹子とは長年の付き合いで、「徹子の部屋」の年末恒例ゲストがタモリであるのは、よく知られている。タモリの芸の面白さを満喫できる。 http://t.co/bpdy694
2011-07-25 00:46:19③黒柳徹子がテレホンショッキングに出演するのは今回が初めてではない。過去に1984年3月14日と2005年12月16日の2回、出演している。
2011-07-25 00:46:12④テレホンショッキングは大体12時25分か30分くらいまでのコーナーだが、黒柳は番組進行を無視して、それぞれ46分、39分しゃべり続けたため、後のコーナーを割愛せざるを得ないという珍事を引き起こした。
2011-07-25 00:46:03⑤「しゃべりだしたら止まらない」「人の話を聞かない」のが、もはや売りと化している黒柳徹子のことだ。今回のいいともも果たしてどうなることやら・・・である。
2011-07-25 00:45:54⑥黒柳徹子の他にもう一人、延々しゃべり続けてテレホンショッキングを「乗っ取った」ゲストがいる。作家の有吉佐和子だ。1984年6月22日の金曜日にゲスト出演した。奇しくも黒柳徹子と同じ1984年だ。
2011-07-25 00:45:45⑦有吉佐和子といえば、世界初の麻酔手術を成功させた医師と、その妻と姑の葛藤を描いた『華岡青洲の妻』や、痴呆症の老人を題材にした『恍惚の人』などで知られている。私が好きなのは『振るあめりかに袖はぬらさじ』だ。坂東玉三郎主演の舞台は絶品だった。
2011-07-25 00:45:34⑧有吉佐和子はめったにテレビ出演しない作家だった。このときの有吉佐和子は奇抜な衣装と、観客に歌を強いるなど、周囲が「ドン引き」する様子だった。私はこの放送をリアルタイムで見たことがある。当時は有吉佐和子がどんな人か知らなかったので、「怖いおばさんだな」ぐらいにしか思わなかった。
2011-07-25 00:45:26⑨黒柳徹子の時とは明らかに様子がおかしい。有吉は不眠症のため睡眠薬を常用していたので、精神的に不安定になって奇行に走ったのではないかなど、いろんな憶測が飛び交った。
2011-07-25 00:45:18⑩文字通り観客にショックを与えたテレホンショッキング出演からわずか2カ月後に、有吉佐和子が急死したため、さらに憶測が飛び交い、当時のマスコミを賑わわせた。のちに娘でエッセイストの有吉玉青が「このいいとも出演で、延々しゃべり続けたのはスタッフサイドからの要請だった」と述べた。
2011-07-25 00:45:09⑪いわゆる「やらせ」だっわけだ。テレビ慣れしていない有吉佐和子が「一生懸命に」やったために、「観客が引くただの変なおばさん」になってしまったという「バラエティのやらせ」としては最悪の結果に終わった。有吉佐和子も気の毒だ。
2011-07-25 00:45:01⑫この有吉佐和子が紹介した次のゲストが、あの橋本治だ。作品は素晴らしいのに、歯に衣着せぬ物言いから、次第に敬遠されるようになった有吉佐和子のことを、唯一「正当に」評価し得たのが橋本治だった。橋本治は有吉佐和子から「本当にありがとう」と感謝されたという。
2011-07-25 00:44:50⑬芸達者なタモリ、流れを読まずに突っ走りがちな黒柳徹子と有吉佐和子。そんな有吉を正当に評価した橋本治。当時のいろんなことを思い出したので、こうしてつぶやいておくことにしよう。知らない人のためにも。<この話題終わり>
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