【ORIRONPA ✦ wake】Chapter 0（プレ裁判）

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✦良いな、いいな。 キラキラしてて、楽しそうで。ずっと羨ましかったんだ。

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✦…でも、だからって！あの子はぷんぷん、えーんえん。怒って泣いて、そうして裁判を開いたのだ。

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✦＿＿＿、

___ @____wake

『カンカンカーン！裁判の時間だよ～！！あっという間に裁判です！だけど私は頬を膨らましてるんだよ、なぜならまだ犯人を見つけていないから！』

___ @____wake

『さあ皆、エントランスに集まって！そうしたら私が裁判場に連れてってあげる。急いで急いで、赤の女王は時間に厳しいんだよ！』

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✦急に城中にモノローズの声が響き渡ったと思ったら、音はあっという間にﾌﾟﾂﾝ！と切れてしまった。

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✦兎にも角にも貴方達はエントランスに向かわないわけにはいかないのだ。

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✦【発言可能】エントランスにお集まりください。

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✦ぽつぽつと貴方達はエントランスに集い、お互いの顔を見る事だろう。浮かない表情？楽しげなお顔？それとも彼女の様に怒りん坊になってしまっただろうか？

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✦だけどもあの子はお構い無しにどこからともなくそのお顔を見せたのだった。

___ @____wake

「はーい！全員揃ったかな？じゃあ早速、裁判場に向かうよ！気分はきっとトランプ兵の行列だわ！」

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✦くすくす笑ってモノローズは今まで固く閉ざされていた大きな扉に手をかざす。 するとどうだろう、

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✦ｶﾁﾘ＿＿＿

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✦あんなにビクともしなかった扉がギギギ…と音を立て、いとも簡単に開くではないか！

___ @____wake

「さ！早く行くよ～！」

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✦モノローズはてってと先導して扉の外へと踏み出した。

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✦庭園 pic.twitter.com/ZgF69hKPcY

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✦久しぶりの日光に一瞬目を細め、そうしてゆっくり開いていくとそこに広がっていたのは城の庭だった。 あっちはバラ園、こっちは迷路花壇と花が陽の光に照らされ一面に咲き誇っている。

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✦貴方達が周りに見惚れている間もモノローズはせかせかとバラ園の中に入って行く。

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✦早くしないと女王様に怒られちゃう！ まるで時間に追われた白兎の様に。 そしたらきっと貴方達の気分は、その兎を追いかけるアリスかもしれない。

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✦見事に咲き並んだバラ達を追い越して、辿り着いた先には白い円卓とそれを囲む様に並んだ人数分の椅子。

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✦先に着いていたモノローズはと言うと、自分用の席なのだろう2体のトランプ兵の置物が護る先の赤い階段を登り、一際豪華な、これまた真っ赤な大きな椅子に腰掛けた。

___ @____wake

「ほらほら早く席に着いて！何処でもいいんだよ。お茶会も裁判も、決まって参加する住人はシャッフルされるんだから！」

___ @____wake

「皆席に着いたね？それじゃあ、最初だしちょっとした説明をするよ！裁判場に立つのは光栄なことなんだから、ルールは守らないとなんだよ～！」