アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、『あしたのジョー2』21話脚本:様々な角度
- makimogpfb
- 2113
- 12
- 0
- 0
#高屋敷氏脚本あしたのジョー2_21話 まとめ2 あと、相変わらずキャラをどんどん話の筋に絡ませるのが上手い。そして、絡ませた場合どうなっていくかも、うまく整理されている。アニオリを展開するにあたり、細部へ気を配っているのがわかる。
2021-02-14 14:28:54#高屋敷氏脚本あしたのジョー2_21話 まとめ3 また、いつものことながら、手による感情表現が目立つ。特にラスト近くの、段平が西に錘(おもり)を渡す場面は、段平の決意の重みが伝わり、感慨深い。
2021-02-14 14:29:29#高屋敷氏脚本あしたのジョー2_21話 まとめ4 回想場面を入れ込んだ構成も、よくできており、遷移もスムーズ。 高屋敷氏は時系列操作に長け、年を経るほど、それは複雑かつ秀逸になってくるので、見ていて面白い。
2021-02-14 14:30:11#高屋敷氏脚本あしたのジョー2_21話 まとめ5 今回、丈は自分や力石と独りで向き合う。「自分とは何か」というテーマを、同氏は数々の作品で扱っている。例えばF-エフ-(シリーズ構成・全話脚本)では、主人公の軍馬が、レーサーである「自分」を、苦悩しながらも獲得していく様子が丁寧に描かれている。
2021-02-14 14:30:51#高屋敷氏脚本あしたのジョー2_21話 まとめ6 今回の場合は、シリーズの途中なのであるが、丈の「真っ白な灰になるまでボクシングをやりたい」という意志は固まっている状態。そうなる(最終回。高屋敷氏脚本)までの丈の心理を掘り下げる意味でも、今回のアニオリ要素(力石と向き合う)は重要だと思う。
2021-02-14 14:33:05#高屋敷氏脚本あしたのジョー2_21話 まとめ7 本作の場合、「自分(矢吹丈)とは何か」という問いは非常に難解で、明確な答えはない。ただ、丈は「真っ白に燃え尽きるまでボクシングをやる」生き方を選んだ人間だという事実は、強烈に残っている。アニメは、その軌跡を色々な面から掘り下げている。
2021-02-14 14:33:53#高屋敷氏脚本あしたのジョー2_21話 まとめ8 キャラの掘り下げは、高屋敷氏の得意とするところなのだが、もしかしたら、同氏が「自分とは何か」というテーマを長年取り扱っていることと密接な関係があるのかもしれない。
2021-02-14 14:34:34#高屋敷氏脚本あしたのジョー2_21話 まとめ9 矢吹丈というキャラは、掘り下げても掘り下げても「正解」「解答」が無いキャラ。高屋敷氏が、丈を様々な角度から掘り下げた貴重な経験は、後の作品でも大いに活かされており、あらためて本作と同氏の関係の濃さが感じられた。
2021-02-14 14:35:50#高屋敷氏脚本あしたのジョー2_21話 まとめ10 こちらも紹介: 以前書いた、F-エフ-(高屋敷氏シリーズ構成・全話脚本)に関するブログ記事一覧↓ makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…
2021-02-14 14:37:59続きはこちらです: