@gjmorley氏の8月2日連ツイまとめ（高岡氏→フジ→韓流→花王）

モーリー・ロバートソン @gjmorley

テレビを見ないこのぼくが言うのもなんですが、まだ書いていないエッセイのタイトル：「#fuji は日本の #sidibouzid となるか」論点：Muhammad Bouazizi氏と高岡蒼甫氏に見る特異点。まったく無関係なところからWikleaksがベン・アリ政権の打倒へ。etc

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たとえば「3.11」以降、ソーシャルメディアで業界の自主規制（あるいは無言の圧力）を乗り越えて意思表示をして話題となった三つの例を比較検討すると、そこに段階が見えるはずです。１件目は斉藤和義氏。２件目は山本太郎氏。そして３件目が高岡蒼甫氏です。

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１件目の斎藤氏は今でこそフジロックで「ずっとウソだった」を歌っておられます。時事：新潟・苗場で開催中のフジロック・フェスティバルに歌手の斉藤和義が登場。反核・脱原発イベント「アトミック・カフェ」で「ずっとウソだった」を熱唱。 http://see.sc/EoJ39s

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でも当初、斉藤氏「らしき人物」が斎藤氏の歌を替え歌で歌っている、といった消極的な報道が少しずつ流れ出る程度でした。本人からのコメントも遅かった印象があります（このあたり詳細をご存知の方はご指摘ください）。続けて、山本氏のケース。４月に脱原発デモに参加の意思をTwで表明。

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山本氏はその後「原発関連の発言が原因で同7-8月に予定されていたドラマの仕事を降板することになった」とTwしますが、事務所は仕事がそもそもあったことを否定。「事務所に迷惑をかけるわけにはいかない」という自身の意思により慰留されながらも退社。その後玄海原発に抗議して佐賀県庁に突入。

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高岡氏の場合、原発とは一見なんらかかわりがないインシデントとしてTwで「「正直、お世話になったことも多々あるけど８は今マジで見ない。韓国のＴＶ局かと思う事もしばしば。うちら日本人は日本の伝統番組を求めていますけど。取り合えず韓国ネタ出てきたら消してます。ぐっばい」とつぶやいた。

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ところが騒ぎが２ちゃんねるやSNSでまたたく間に拡大。高岡氏は所属事務所を事務所都合で解雇され、そのことをTwで報告。J-CAST：「韓流偏重批判」巡りネット大騒動　著名人から共感の声、フジ抗議デモ告知… http://see.sc/hs0e40

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さらに、事務所が火消し＋CXへの忠誠心の表明として高岡氏を解雇したことは騒ぎの炎に油を注ぐ結果となり、批判はフジテレビだけではなく、韓流ブームの火付け役と目される広告代理店の電通や、スポンサーにまで及んだ。

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サーチナ：高岡蒼甫氏騒動でクライアントが慌て出す？スポンサー離れか http://see.sc/r6EvAm ☆ということで、斎藤氏から高岡氏に至る「メディア内」で展開された事件には共通性、騒動が収束しない方向、本人が真正面に立つことなどのエスカレートするパターンが見て取れる。

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現在「韓流」というキーワードでGoogleニュース検索をかけた結果： http://see.sc/x7mpbC ☆高岡氏の騒動を報じるニュースが少々と、業界都合のプロモーション・ニュース記事で混合状態。

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あえて「アラブの春」と共通性があるという仮定のもとに推理・勘ぐりを進めるならば、この韓流への反発は、より深くマスメディアの中にある構造的な支配に対して抵抗する気運が噴出したものではないか、と深読みができる。またこの「ええじゃないか」のような熱気はまだ矛先が定まっていない。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

今日はここまでで止めます。たくさんの要因がSNS＋ITリテラシー＋外部からの（今のところは芸能界に限定の）報道で相乗作用を始めているのだと思います。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

一言付け足すと、「韓流をやり過ぎるCX」への反発が、いつしか「テレビという権力」→「マスメディアを支える資本主義システム」そのものへの反発へと連鎖していく点に注目しています。在日コリアンへの差別や排外ナショナリズムという横道にそれる可能性も現在、十分にあると思う。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

ただそれはエジプトの民衆が蜂起していたときに欧米のメディアが「アルカイダと連携した原理主義者による体勢転覆の試み」という勘ぐりを捨てられずにいた状況とも多少のオーバーラップを感じられます。「この騒動に便乗して在日コリアンや韓国を叩きたいネット右翼の行動」と解釈してしまえるのか？

モーリー・ロバートソン @gjmorley

アメリカ政府が正面からチュニジアやエジプトの市民の民主化運動を肯定できず、独裁体制が崩壊したあとになって、ようやく「アルカイダ」の幻影を見ていたのは、枝葉末節であったことに気が付きました。でも現在進行形の中では、外部にいる誰も確信が持てず、専門家の意見も分かれていたのです。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

今回、鉄砲玉のように行動した３人の芸能人とそれにまつわるネット上の騒動。一部の暇な人達の遊び道具で終わるのか、世論にまで拡大・連鎖していくのか、今見極めるのは難しいでしょう。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

そろそろお休みにしますが、韓流ブームが「電通とCXおよび韓国政府による日本社会洗脳計画」というお伽話は除外して考えています。韓流ブームに安易に乗らざるを得なかったテレビの凋落が浮き彫りになっていること、自社でコンテンツを製作する体力の総量が著しく低下していたこと。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

つまりメディアとしての求心力が減衰し、存在意義も衰弱してきた中で韓流という麻薬に手を出したのではないかと考えています。民放ではだめでNHKなら大丈夫、とかいった末端の議論でもありません。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

そしてその弱みに本能的に気がついたネット・ユーザーたちが娯楽の延長上でアタックをかけ、マスメディアの権力構造が次から次へとつまづく様がエンターテインメントになっている現在。テレビをつけると、その中でテレビそれ自体が炎上していた、という光景です。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

フジテレビの韓国推しに対してネットのスポンサー不買運動が激化！　『花王』は犠牲に…… http://t.co/jEyrbJS via @getnewsfeed 「現在もアマゾンレビューはヒートアップしており、さらにほかの製品（キッチンハイター）にまで飛び火が行こうとしている。」

モーリー・ロバートソン @gjmorley

おはようございます。アマゾンにある花王のレビュー・コメントを見てきました。現在ではほとんどが罵詈雑言のオンパレードとなっていて、なんで花王製品の

モーリー・ロバートソン @gjmorley

『不買運動』なのかも明記されていない状態。この先伝言ゲームで素人っぽい人に情報が伝わった場合「花王にネット上で問題が起きているらしい」ぐらいのニュアンスになります。CXの韓流放送を止めさせたい（あるいは比率を減らすように仕向けたい）人たちにとって花王を叩くのは「飴と鞭』作戦の一環

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つまり花王がフジテレビの番組スポンサーを降りた途端に今度は花王の購買運動を展開しよう、とスレの中で呼びかけられています。スレを追いかけていないので、繰り返しコピー・ペーストされている内容を読んだまでですが。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

この機に便乗して大企業の悪口を堂々と言ったり、ゲームのような感覚（マス・ゲーム？フラッシュモブ？）で花王を『操縦』できるという快感もそこにはあります。「総会屋」「街宣車」の手法にも少し重なる。しかし、総会屋・街宣右翼は窓口が一本化されており、たいがいは金でかたがつく。

モーリー・ロバートソン @gjmorley

今回の群衆によるいたずら行動は、ただ窓に向かって石を投げるような迷惑行為ではなく、はっきりと一企業に「フジテレビのスポンサーを降りるべし、さもなくば」と振る舞いを変えるような支持になっています。言わば空から見える人文字で「韓流のスポンサー降りろ」と書かれている感じ。