レイプファンタジー・暴力・言語空間

「優しいボク」というナルシシズムは有害か?
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@tenkyoin

これは言語空間の制空権争いの問題なのだと思う.「自称草食系男子」がその言語空間の制空権を広げることで,どこかで「現実に男性に酷い目にあわされたことのある女性」の言語空間の制空権が狭められていくのである.

2009-12-12 07:52:43
@tenkyoin

言語空間というのは沢山の風船の詰まった部屋のようなものだ.どこかの風船が膨らめば,別のどこかの風船がその分縮むのだ.

2009-12-12 07:53:49
@tenkyoin

そういう意味で,広義の暴力性という点では,自分の言説が「どこかで誰かの風船を縮めている」ことに無自覚な,「ナルシシズムを温存した人間」は社会的に有害なのだ.

2009-12-12 07:55:40
@tenkyoin

ウェブというプール(かつてはそれは海にたとえられていたが)に言説が流れ出した瞬間から,それはいかに本人が無害なつもりであっても,何らかの形で他人の言語空間をコンタミネートするものだと思う,

2009-12-12 08:05:32
@tenkyoin

そういう意味で,無自覚なナルシシズム(「他人を傷つけない優しいボク」という自意識)は,直接的な暴力《ではない》形で他人を傷つけるのだと思う.それが,暴力的ではないが有害,ということの意味.

2009-12-12 08:06:34
@SiTube

@tenkyoin そもそも「かわいそうな女の子を僕だけが救える」みたいな幻想を現実に向ける非モテなんているんでしょうか。強いて言えば現実に対する圧倒的な無力感がフィクションへのそういった願望に繋がっているのでは? 「ただしイケメンに限る」も「俺には何もできない」の現れでは?

2009-12-12 08:41:33
@tenkyoin

@SiTube 個人的にはその幻想は割と強かったし、そのような自分の性的(?)嗜好に罪悪感を覚えたりもしましたけどね。まあ、むしろ「自分が可哀想な女の子になれたらいいのに」という性倒錯的な幻想もありましたが。

2009-12-12 14:16:23