アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、じゃりン子チエ41話脚本:数々の化学反応
- makimogpfb
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#高屋敷氏脚本じゃりン子チエ41話 まとめ2 アニオリの箇所も、原作通りの箇所も、台詞運びや話運びがキレキレで、感心させられる。特に、抽選会についてカルメラ兄弟が長々と説明する場面(アニオリ)は、テンポやリズムが見事。
2021-06-27 14:30:01#高屋敷氏脚本じゃりン子チエ41話 まとめ3 また、テツとヒラメ、テツと渉、チエとヒラメ、チエとコケザルなど、キャラとキャラのかけあいが可愛い。とにかく高屋敷氏が関わると、不思議とキャラが可愛くなる。
2021-06-27 14:31:30#高屋敷氏脚本じゃりン子チエ41話 まとめ4 高屋敷氏はキャラを深く掘り下げることに長けるが、その際に、どこを目立たせれば可愛くなるかを、同氏は把握しているのかもしれない。いずれにせよ、キャラを徹底的に分析する姿勢が窺える。
2021-06-27 14:32:18#高屋敷氏脚本じゃりン子チエ41話 まとめ5 あと、季節の情緒を取り入れる、高屋敷氏の特徴も、今回表れている。夕陽の下、プールで泳ぐヒラメの場面(アニオリ)は、徐々に終わり行く夏を表現しており、どこか詩的で素晴らしい。
2021-06-27 14:33:30#高屋敷氏脚本じゃりン子チエ41話 まとめ6 詩的といえば、高屋敷氏が長年共に仕事した出崎統氏も、詩的な演出を得意としている。高屋敷氏は、徹底した計算が成される“高畑式”脚本技術を取り入れつつ、自身の“出崎統式”表現のアウトプットを本作でやっている。
2021-06-27 14:34:14#高屋敷氏脚本じゃりン子チエ41話 まとめ7 これによる、“高畑式”と“出崎統式”のブレンドは、アニメ史的観点から見ても面白いと思う。今では実現不可能な組み合わせと言えるからである。これは、色々な所から才能をかき集める、当時の東京ムービー(現トムス)のスタイルが成しえたことだと思う。
2021-06-27 14:35:19#高屋敷氏脚本じゃりン子チエ41話 まとめ8 このように、本作は、今となっては貴重な要素が多く、どんな観点から見ても面白い作品となっている。高屋敷氏による、積極的な“出崎統流”の持ち込みによる化学反応も、今後見逃せないポイントである。
2021-06-27 14:36:30続きはこちらです: