アニメ版『かげきしょうじょ!!』感想等メモ

相楽 @sagara1

なお、舞台の裏方見学は、原作ではアニメで5話に描かれた山田彩子のエピソードの次に出てくるイベント（シーズンゼロの後の『かげきしょうじょ!!』1巻収録第1幕収録）で、「渡辺さらさの舞台映えは異常だった」という奈良田愛の独白もアニメオリジナルのもの。

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例えば教育係を伝える場での99期生たちの視線のロックオン。 中山リサ、野島聖がさらさ、愛に接する時にいわゆるダッチアングル？……ともかくやたらと傾いた画面が多く出て、それが解消される流れ。 いわゆる被写界深度、特に誰かにピントを合わせて他がぼやけることを強調する画が目立つこと。

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そんな特徴があったかと思える『かげきしょうじょ!!』2話を、舞台に見入られ、舞台もまた彼女に見入り、そこに立つ彼女に人々が見入る……渡辺さらさが締める、そんな流れだったかな、と。

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まず、教育係について伝える場面。 本科委員長・竹井朋美は予科委員長・杉本紗和を、中山リサは渡辺さらさを、野島聖は奈良田愛を見つめる視線の劇があり、そこには諸々の含みが思いがある。 原作での、次々に担当の組み合わせを名前を呼んで伝えていくのと流れが変わっている中でのドラマでもある。 pic.twitter.com/VGPjWmSt56

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特に人に観られ、執着されたりそのほか諸々自分のあずかり知らない事情での強い思いを向けられぶつけられることに慣れているだろう奈良田愛が、野島聖の（隠しもしない）それを感じ取る場面が印象的。 pic.twitter.com/wYdNBCgKht

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リサ、聖がさらさ、愛に向ける思いはそれぞれ複雑（リサはこの話数で語られるように、聖は原作では後に諸々示されるように）だけど、言うなれば意地が悪い値踏みも大いにある。それが極端に傾いた構図でも示されたりしているのかと思う。 pic.twitter.com/W2hFZp8tC2

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特にそのピークである、 「なれないよ」 「え」 「あんたオスカルに…ぜったいなれない」 では構図が傾く傾く、回る回る。 pic.twitter.com/5PHqcIUoYP

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そしてそれが何かは分からないまでも、見た目やこれまでの言動のように単純ではない諸々抱えたもの内に秘めたものを覗かせる、 「そんなふわっとした伝説になんて負けません」 に行き当たることで。傾きは解消され。 しゃがんで目線もあわせ、リサはさらさに、まっすぐに向き合うようになる。 pic.twitter.com/cpxi2imOPK

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相楽 @sagara1

値踏み、評価、こちらからは分からない執着なりその他諸々の思いを込めて向けられる視線、といったことではこれも象徴的な画。 pic.twitter.com/3x1LAurK6o

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相楽 @sagara1

『かげきしょうじょ!!』2話で多用されているかと思うのがいわゆる被写界深度、特に誰かにピントを合わせて他がぼやけることを強調する画で。 だいぶ大雑把だけど、どれも値踏み、見定め、評価といった目線と注目に関わるものかと思う。 pic.twitter.com/l9RnlIspJu

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相楽 @sagara1

先掲の1枚目3枚目どちらでも3,4段目で行われているピン送り tf-tms.jp/glossary/getwo… という演出、ハマると面白い場面になっていることが多いかとも思う。

相楽 @sagara1

で、そうして誰かが誰かに向ける視線、注目、値踏みの劇を繰り返し強調して描き続けてきたあとで。 人の目を集めることが求められ、それに相応しい者をこそ観に様々な、そして多くの人々が集う舞台に渡辺さらさは見入られ、舞台もまた彼女に見入る。 pic.twitter.com/7VmtNYPF4J

相楽 @sagara1

そこに立つ彼女に、未来の渡辺さらさに各々に様々な違った思いや来歴を抱えた観客たちが、きっと一様に目を奪われる。 かつて国民的アイドルグループに所属し、スター性など身近で見慣れきり自身もそれを持つ奈良田愛が「渡辺さらさの舞台映えは異常だった」と独白。 挿話に相応しい締めくくりと思う。 pic.twitter.com/Y5DCnAlj7a

ひこる @hikol

かげきしょうじょ原作はアニメ放送分を追っていくつもりだったのに面白すぎて最新巻まで一気読みしてしまったんだよな #かげきしょうじょ #kageki_anime

相楽 @sagara1

『かげきしょうじょ!!』3話。幼少期の性的虐待でのショックから熊のぬいぐるみの綿を……という場面の画、ずっとすごかったな。あとタップダンス指導の冒頭。 #かげきしょうじょ pic.twitter.com/XUCKBv9wKV

斉木久美子@かげきしょうじょ‼︎🏵️🎗️ @Psy93

三幕見終えました！。今回はとても辛い回ですが、この先の愛とさらさも見守っていって下さいね。 ♪☆ヽε(*´◒`*)3人(廿_廿)ﾉ☆♪ ＃かげきしょうじょ #かげじょ #歌劇少女 #kagekishoujo #2021アニメ #2021anime pic.twitter.com/3fwsVw2ypN

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相楽 @sagara1

『かげきしょうじょ!!』、3話まで時点でEDと1話のさらさ祖父が畳縫う場面除くなら、3話の（ネグレクト～）性的虐待～ショック～サバイブの場面が画も演出も頭ひとつ抜けてよく出来てたように思えるの、それはそれでバランスとして？どうなんだろとすこしだけ思ったりも。

相楽 @sagara1

前期の『美少年探偵団』OP、今期の『かげきしょうじょ!!』EDみたいに圧倒的に良いOP/EDがあってくれると、毎週観るのがとても楽しみになる（勿論、そういった作品はたいてい、本編もとても良い）。

TVアニメ「かげきしょうじょ!!」公式 @kageki_anime

🎨原画公開🎨 TVアニメ「#かげきしょうじょ!!」 第三幕より原画&スタッフコメントが到着✨ コメント📝 ￣￣￣￣￣￣ 大変なパートでしたが、可愛い愛ちゃん描けて良かったです！(原画) kageki-anime.com/#index pic.twitter.com/rgelB2rX74

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アニメ版『かげきしょうじょ!!』の奈良田愛と家/部屋の鍵（添付は3話及び1話から） 1話と3話絵コンテを（4、5話もだけど）同じ人＝森田宏幸さんが担当している良さでもあるんだろうか（いや別に違う人でも繋がった描写とするには問題ないかとも思うけど）。 原作では寮の部屋初入室時は鍵を回さず、 pic.twitter.com/5eujUOwCKH

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幼少期の母不在で「その男」がいる家への帰宅時もチェーンが強調される一方鍵はさらっと描かれる。 アニメ版での意図的な対比かと思う。 pic.twitter.com/9ieIjVRqjJ

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3話での「お家に…帰りたくないな」からの一連の流れと。 1話での「男の人の匂いがしない…落ち着く。これでやっと、安心できる暮らしが始まる」 からの穏やかな嬉しさを湛えた表情での解錠。 奈良田愛がどれだけ期待と安心を向け、それが裏切られたと感じたか思いを馳せると、大変趣き深い。

相楽 @sagara1

もちろん鍵といえば、3話で太一が愛に二つの鍵を渡す場面も大きなみどころ。 ここも（原作では描かれない）部屋の鍵のなんの飾りもない冷え冷えとしたそっけなさがまず面白く。 そちらは机にすっと置きつつ、かわいく飾った自分の家の鍵は手を出させて手のひらに渡してやる。 pic.twitter.com/S5enwsayyE

相楽 @sagara1

添付は原作。下の台詞はアニメ版。 「鍵……部屋のドアに、鍵をつけて」 （中略） 「はい、これ、愛の部屋の鍵」 「ありがとう…」 「それからもうひとつ。お守りだよ」 「僕の家の鍵。嫌なことがあったら、いつでも逃げておいで」 もちろん言葉でも伝えるけど、バレエダンサー、 pic.twitter.com/3M60YMNqzm

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