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DrStrangel
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昨夜、衝撃的な話を聞いた。あまりにも衝撃的で今も信じられない思いでいる。しかし、その話は四半世紀も親しく付き合っている名越康文・名越クリニック院長から聞いた話で、その内容は現在のCOVID-19の感染対策のことである。
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私がこの対策で一番危惧していることは、幼い子ども達が周囲の親や、大人が顔の半分以上を覆うマスクをし、消毒を以前にくらべればはるかに多くしていることで、子ども達の情緒の発達や自然免疫の形成が阻害されることなのだが、⇒
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この事に関して、なぜその事が感染対策の関係者の間で真剣に考慮されないのか、本当におかしいと思っているので、「どうしてこの事が話題にならないのでしょうか?」と名越院長に聞くと、「そんなこと、科学的には何も証明されていない事でしょう。⇒
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私はひっくり返るほど驚いて「だって、多少頭のまわる人なら、誰が考えてみてもわかることじゃないですか」と言うと、「いや、数字にしてハッキリと表れないことは無いことと同じで、そういうふうに考えるのが科学的に正しい事なんですよ」との答え。
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私が呆然としていると、名越院長は続けて「僕も大いに気になりますよ。ですから『サンデー毎日』の取材で、いま先生が危惧されている事と同じような事を話して、それが記事にもなったんですけど、予想通り反応はゼロでした」
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「いや、もう多少気になっても、『ああ、そっちの考えに乗ったら、今の道から外れるからダメだな』という思考の反射が身についているんですよ。ですから、その話題には乗らないようになっているんです」⇒
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「つまり、そういう考えは文学のようなもので、『科学として取り上げるべきではない。だから無視していい』となるんですよ」との答え。
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私が、ただただ呆れていると、「いや先生とはずいぶん長いお付き合いですから、こんな事は十分承知されていると思っていたんですけど…。」と名越院長。
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そこで私が「じゃあ人間がどんどんロボットのようになってもいいという事ですか」と聞くと、「いや、もうそんな事、関心ないんじゃないですか。とにかく、生きてさえいればいい。そしてそれに関するデータの数字が全てですから…」。
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私は悪い夢を見ているようで、今もって信じられないが、「『科学的である』ということの実情はこうなのだ」と名越院長は断言する。そして、「これでわかったでしょう?僕が歌の世界にのめり込んで、いまシンガーになっていることが…」と、最後に私に告げられた。
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昨日は名越クリニック院長の「科学的であること」に関して衝撃的な意見を紹介したが、私としてもあまりにも信じがたい話だったので、やはり古くからの知人で、某有名私立大学の教授をされているA氏に、この名越院長の意見についての感想を求めるメールを送った。
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すると生命論とか、生命思想を専門とされている、この名越院長の知友でもあるA氏から「結論から言えば名越さんとほぼ同じ意見です」という返信がまず来て、その後、この事についてさらに詳しいメールをいただき、電話でも話をうかがった。メールを紹介すると次のようになる。
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名越さんが言われる「そんなこと、科学的には何も証明されていない事でしょう」という点について。私は、もしかすると<証明>した研究があるかも知れない、と思っていますが自分で詳しく調べたことがありませんので、<証明>されているかいないかについて、自分では判定できません。⇒
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ただし、<証明>した研究があったとしても、多くの科学者はそのことに気づいておらず、名越さんの言うように、「科学的を標榜する医者や関係者は、全然気になんてしていない」と思います。
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そうした中で、比較的多くの医学・生命科学系科学者に受け入れられている<科学的証明>の仕方の1つに、疫学調査の数値データで<証明>したことにする、というやり方があります。
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消毒剤を例にとれば、疫学調査では、消毒剤を使った集団と、使わなかった集団(より詳しく言えば、水のような消毒効果のない液体を使った集団)を一定期間観察し、両者の免疫力を数値化して比較し、両集団の間に数値上の明らかな差があったときだけ、⇒
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現実的には、消毒剤を使っていなくても他の要因のせいで免疫力が落ちることや、反対に、消毒剤を使っていても使わなかったときと同等に免疫力が回復することがよくあるはずですので、数値的に証明するのは結構大変です。
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また、上記のような疫学調査をおこなう場合、実は<免疫力>と呼ばれているものが何なのかが、まだ完全にはわかっていませんので、たとえば、抗体Xのような単一の物質の量を測っただけで<免疫力>を調べたことにしよう、というような暗黙の了解の下で調査がおこなわれるのが普通です。
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そのため、誰がみても<免疫力>が落ちていることが明白な集団でも、抗体Xの量が変化していなかったせいで、消毒剤が免疫力を落とすことは<科学的には証明されていない>と判定されるようなこともあるはずです。
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というわけで、名越さんの言う「いや、数字にしてハッキリと表れないことは無いことと同じで、そういうふうに考えるのが科学的に正しい事なんですよ」という点については、たしかにそう考える人が多くいますので、そう考える人が多くいるという意味で私も同感です。
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ただし、そのような考え方をするのは、科学をきちんと知らない科学者で、まともな科学者なら「今回は数字にハッキリ表れなかったが、だからといって、無いことと同じだということにはならない」と考えるはずだと私は思います。
2021-08-18 17:00:00