葬式
@A__ICR
やはり愚鈍な私が皆様と同じ空間にあっては不快だったのでしょうか。 それもコルシュ様の非常事態とあれば尚更、きっと蹴り倒したくなるほどの吐き気をあの方は私を部屋に封じ込めるまでに抑えたのですね。
2021-09-25 22:01:56
葬式
@A__ICR
私のような存在に、優しくするだなんて。 研究所の方々はみんなそうなのです、あれほどの地位や頭脳や技術や人格を持っていながら、こちらに暖かい目を向けられる。 それが痛い、痛い、痛いのです。
2021-09-25 22:03:39
葬式
@A__ICR
昔からこう。昔からこうなのです。死にたい死にたいとのたまう癖に、そこに至るまでの勇気が出ないのです。 死を目前にすればいつだって、人前で無様に泣き喚き踠き騒ぎました。一体このゴミほどの価値もない人生のうちに、どれだけの恥を晒したというのか。
2021-09-25 22:06:00
葬式
@A__ICR
しかしそれは独りになっても同じ。人の目が無くなってもなお私は醜く濁った涙を流す。 ですが今更のうのうと、今どんな状況ですか、お力になれることはございますかと顔を出せる訳もなく──
2021-09-25 22:06:48
葬式
@A__ICR
あぁいいえそれが常なのかもしれません。 今まで奇妙な言動を繰り返していた私めのことを、お優しい皆様は配慮してくださっていただけなのかもしれません。 たぶんそうです、きっとそう。
2021-09-25 22:08:55
葬式
@A__ICR
よれてかすんだアルバムから、しまいこんでいてまだ綺麗な写真を抜き出したような。 数ヶ月ほど前の記憶が、手にとるように鮮明に脳へ返ってくる。
2021-09-25 22:14:11