3章裁判

被告人:No.392177 アリシア・フェレーラ
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Greatest Happiness【公式】 @h_l_l_kabe

『裁判の呼び出しを行います。裁判の呼び出しを行います。』

2021-07-25 22:00:30
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もう三度目にもなる、無機質な音声が響きわたる。

2021-07-25 22:01:07
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『囚人番号392177番。囚人番号392177番。』

2021-07-25 22:02:26
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『囚人番号392177番、アリシア・フェレーラ。』

2021-07-25 22:03:37
リアム @GH_lia_

どうしてアリシアが裁判なんかしないといけないのかしら…面倒ね。

2021-07-25 22:03:56
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『今行っている作業・行動を全て中断し、裁判場へお越しください。』

2021-07-25 22:04:17
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『……アリシア・フェレーラさん、ご準備はよろしいですか?』

2021-07-25 22:06:12
リアム @GH_lia_

えぇ、大丈夫よ。質問に答えるだけでしょう?

2021-07-25 22:07:25
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『……えぇ、きっとそれだけです。では、端末を持ってエレベーターにおのりください。』

2021-07-25 22:09:08
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彼女を乗せ、エレベーターは閉まる。端末をかざせば、行先は勝手に1階を示して動き出した。

2021-07-25 22:11:52
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1階に着いたエレベーターの扉が開く。通路は一本道で、その先に扉が見える。

2021-07-25 22:12:54
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端末を扉の横、恐らく端末を置くための場所に置けば、扉横のスピーカーから無機質に、『囚人番号392177番。お入りください』と声がする。01番と同じだが、心無い機械音声でそう声をかけられた。

2021-07-25 22:13:42
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自動で開いた扉から中に入ると、そこは白と黒だけで構成された場所。小さな裁判所だ。

2021-07-25 22:15:38
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「囚人番号392177番。証言台へ。」 正面の液晶から音声が流れた。剣と天秤を持った、00番が貴女に促している。

2021-07-25 22:16:44
リアム @GH_lia_

今行くわよ。あ、早く帰りたいからすぐ終わらせて欲しいのだけど。

2021-07-25 22:18:34
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「囚人番号392177番、貴方にはこれから5つの質問に答えていただきます。虚偽は見抜かれます。正直に申告するように。質問と関係ない回答は抵抗とみなし即処刑とします。」

2021-07-25 22:19:48
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「貴方は、他人の幸福を願ったことはありますか。」

2021-07-25 22:21:31
リアム @GH_lia_

無いわ。自分が幸福になれればそれでいい。

2021-07-25 22:22:10
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「貴方にとって愛は、価値あるものですか。」

2021-07-25 22:22:53
リアム @GH_lia_

愛の価値…よく分からないわ。アリシアには……誰かを愛したことも、愛されたことも無いもの。

2021-07-25 22:24:59
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