- Uroak_Miku
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週刊「Truth」誌1895年2月9日号掲載。絵師さんがこの後ピューリッツア系新聞社の社員雇用されると同月17日付け日曜版にこの絵がそのまま掲載され、以後この紙で週刊連載続行。ニューヨーク貧民窟のクソガキどもを描いたカトゥーンです、架空の貧民窟の、しかし実際にこういう風だったのでしょう。 pic.twitter.com/MmYrFg9bFJ
2021-12-16 11:44:11「ニューヨーク・ワールド」紙日曜版連載。1895年5月5日。画面右下に丸刈り頭のへんなガキがいますね。 pic.twitter.com/wRVvBfnxNQ
2021-12-16 11:48:385月19日掲載。左下にほぼ丸刈りのガキ。先の絵の子と同一人物なのかどうか。 pic.twitter.com/RNnfGPUBKJ
2021-12-16 11:50:19赤で括ってみた。先のクソガキが拡散して複数化している。 pic.twitter.com/7tSwqznVhF
2021-12-16 11:54:37ところで💭が出てきます。左でオウムが何か喋っていて、右では男の子がやはり何か喋っています。 どうしてオウムと男の子のペアなのかわかるかな? pic.twitter.com/Jtv3bILqiP
2021-12-16 12:04:31オウムのお喋りは「音」です。ひとのお喋りをミミックしたものでしかない。一方で男の子の💭にある内容はちゃんとしたメッセージです。 この頃蓄音機がニューヨークに普及しだしていて、その影響と思われます。機械がお喋りする、しかしそれはただの音でしかないという珍奇性。
2021-12-16 12:07:21これ、おそらく "紙のなかから声(音)が聞こえてくるよっ、そう脳内補完して楽しんでねっ" と絵師さんがウィンクしているのだと思う。 pic.twitter.com/l9LjmDSVgr
2021-12-16 12:10:17今でいう音声ペンですよ。絵のなかに💭があってそのなかに何かテキストがあるのは、音声ペンを💭に重ねるとそのテキストが(心の中で)音声になって聞こえてくるよっ、というウィンク。 pic.twitter.com/PSw06RwZe7
2021-12-16 12:14:38蓄音機。1895年のものか不明ですが画像はイメージですってことで掲載。こういうのが家庭に普及していった頃です。 pic.twitter.com/ZJZzenPdBK
2021-12-16 12:23:14絵のなかから声が聞こえてくるよ~という仕掛け。💭はそういう機能を担っていたのだと想像します。 pic.twitter.com/qihzwJMKjR
2021-12-16 12:24:34余談ですが、お子様結婚式(アメリカでは今でも情操教育の一環としてよくあるそうです)の横で旗が立っていますね。ニューヨーク郊外のお話だから星条旗はいいとして、なぜにユニオンジャックの旗があるのか? おそらくアイルランドからの移民(の子)たちだから。 pic.twitter.com/WfCE26tv1T
2021-12-16 12:31:31アイルランドって本当はイギリスではないんですよ。朝鮮半島が日本領になったような感じの土地です。アメリカ移民では後発組で、それで白人社会のなかでも地位が低いのです。 pic.twitter.com/AZWllv8Gcq
2021-12-16 12:35:05このカトゥーンの英語、かなり訛っているのですが、アイルランド訛なのかな?いちおう英語話者なんだけどずーずー弁な英語。
2021-12-16 12:36:5811月24日。左隅にちょこんと座っている。鉄柵ごしに描かれていて、目線を女の子(リズ)に送っている。つまり主役ではない。 pic.twitter.com/1Qgi8qJZ3U
2021-12-16 12:43:0112月22日。なぜに白黒?ラッパ拭いている先に線が複数引かれていたり、レンガを投げるとき流線があったり火花が散っていたり、右端では回転とおぼしい線まであったりと、現在進行時制を視覚的に表現している。 戯画系だから絵画系つまりカラーだとアクションが静止してしまうので白黒処理? pic.twitter.com/wzopAB7zhk
2021-12-16 12:51:201896年1月5日。 引き続きアクションものです。ものが跳んでいく流線、あたって痛いな火花、クリケットの振動(画面左端)など、今でいう漫画的表現がいろいろ。 pic.twitter.com/TWnkPY32P6
2021-12-16 12:54:56