アメリカで全体主義は起こりうるか~ソフトな全体主義の恐怖~

#WalkAway 年頭の第百十弾。暴力的な弾圧より恐ろしいものが存在するという値千金の警告です。我が国でも生命の安全を楯に"ソフトな全体主義"が進行中なので卓越した警鐘です。
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tarafuku10 @tarafuku10

動画『アメリカで全体主義は起こりうるか』を訳してみた。前世紀の全体主義社会では、政府を批判する者を秘密警察が暴力で黙らせた。いま、全体主義は違った形であなたを服従させ、黙らせようとする。作家のロッド・ドレアーが解説します。 youtube.com/watch?v=OzCZeF… pic.twitter.com/yQ8xnJTS48

2022-01-04 10:04:18
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tarafuku10 @tarafuku10

良い知らせがある。 政府に反対する意見を言ったからといって、秘密警察が銃をもってやってきて、凍える荒野にある強制収容所にあなたを連れていくことはない。それは、20世紀の共産主義国家で起きたことだ。アメリカや西欧ではそういったことは起こりようがない。 pic.twitter.com/8wfkzuAPUN

2022-01-04 10:05:25
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tarafuku10 @tarafuku10

悪い知らせがある。 秘密警察はやってこない。その必要がないからだ。暴力を使わなくてもあなたを黙らせる方法はいくつもある。権力を握った者は、あなたをインターネットから追い出し、搭乗拒否リストに載せ、金融システムから締め出すことができる。大企業、教育界、メディア、政府も権力の一部だ。 pic.twitter.com/gSJPJqXHgC

2022-01-04 10:05:26
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tarafuku10 @tarafuku10

1つのシナリオはハードな全体主義、2つ目のシナリオはソフトな全体主義と呼ぶことができる。 この2つには大きな違いがある。だが、行きつく先は同じだ。服従と沈黙である。 ハードかソフトにかかわらず、全体主義の脅威を理解するには、それが何を意味するのか把握することが重要だ。 pic.twitter.com/Q69cIrjCzQ

2022-01-04 10:05:27
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tarafuku10 @tarafuku10

著名な政治学者であるハンナ・アーレントによれば、全体主義社会とは、あるイデオロギーによってこれまでのすべての伝統や制度を置き換えようとする社会である。そしてその目的は、社会のあらゆる側面をそのイデオロギーの支配下に置くことである。 pic.twitter.com/I5NZ64paK0

2022-01-04 10:05:28
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tarafuku10 @tarafuku10

こうした国家では、何が真実かは文字どおり支配者が決める。 支配者はこう言うかもしれない。 男性は子供を産める。肌の色は人格より重要である。アメリカ独立戦争は、自由のためではなく、入植者が持つ奴隷の権益を守るために戦われた。ワクチンの義務化に抵抗する者は人民の敵である。 pic.twitter.com/iC38RQzifx

2022-01-04 10:05:29
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tarafuku10 @tarafuku10

そして、あなたはそれを信じるだけでなく支持することを求められる。支持しなければ、職を失うかもしれない。事業を畳まなくてはならなくなるかもしれない。汚名を着せられるかもしれない。 この暗黒郷の未来とは、もちろん今である。そして私たちはそのプロセスのとば口に立っているにすぎない。 pic.twitter.com/TuzDBnsOJK

2022-01-04 10:06:43
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tarafuku10 @tarafuku10

これが何につながるのか。自由が失われる。そのくらいのことはわかる。もう一度言うが、銃も暴力も必要ない。私たちが流れに従うだけだ。ドアを蹴破って入ってくる者もいない。私たちは進んでドアを開け、彼らを招き入れるのだ。 pic.twitter.com/iPJAg7YHtN

2022-01-04 10:06:43
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tarafuku10 @tarafuku10

政府があなたに関する情報を集めれば集めるほど、ハイテク企業がオンラインでのあなたの言動をチェックできるようになればなるほど、あなたの行動を監視するのは容易になる。政府が全市民のデジタル・プロフィールを作るのにどれくらいかかるだろうか。 そして、政府はそれをどう使うつもりなのか。 pic.twitter.com/xh2QPZUEfs

2022-01-04 10:06:44
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tarafuku10 @tarafuku10

たとえば、こんなふうにだ。 社会的に良いことをしているなら、特に何も起こらない。したいことを何でもできる。ご褒美をもらえるかもしれない。高速インターネット接続、医療に関する優遇など。コンサートでいい席に座れるかもしれない。ちなみに、何が社会的に良いことかは政府が決める。 pic.twitter.com/ypTEVjgZm7

2022-01-04 10:06:45
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tarafuku10 @tarafuku10

社会的に良くないことをすれば、権利を失う。社会の片隅に押しやられる。存在しないものと見なされるかもしれない。もちろん、何が社会的に良くないことかは政府が決める。 pic.twitter.com/6jjvW4oeOY

2022-01-04 10:06:46
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tarafuku10 @tarafuku10

ありそうもない話に聞こえる? そうだろうか。これは今、中国で起きていることだ。 ロシアや東欧でも、そんなに遠くない昔に起きたことだ。鉄のカーテンの向こう側で暮らしていた人の話を聞いてみればいい。私たちが危険な方向に突き進んでいると教えてくれるだろう。 pic.twitter.com/ziBE852FWA

2022-01-04 10:08:37
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tarafuku10 @tarafuku10

「そんなはずはない」。あなたは言うかもしれない。「ここでそんなことが起きるわけがない。自由の地であり、勇者の住む場所であるこの国で」 私は確信がもてない。 ロナルド・レーガンは、自由はたった1世代で失われうると喝破した。なぜなら、自由よりも安全に向かうのが人の性(さが)だからだ。 pic.twitter.com/PMOlGzR0ls

2022-01-04 10:08:38
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tarafuku10 @tarafuku10

自由とは価値であり、本能ではない。 自由には、個人の責任とリスクが伴う。安全にはリスクも個人の責任もほとんど必要とされない。したがって、安全を選べば自由もほとんどない。 pic.twitter.com/Tz7VdpPKax

2022-01-04 10:08:39
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tarafuku10 @tarafuku10

だからこそ、新しい世代が生まれてくるたびに、自由のこの上ない重要性を教え、それを維持するための人格の強さを育まなければならないのである。 もちろん、私たちから自由を取り上げたい人々は、思いやりの名のもとに、抑圧された多くの被害者のためにやっているのだと言うだろう。 pic.twitter.com/oepC8g5LhV

2022-01-04 10:08:40
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tarafuku10 @tarafuku10

旧ソ連のボリシェビキとは異なり、現代アメリカの左翼は血ではなく涙を流すことで思い通りにことを進める。 だまされてはいけない。目的はいつも同じだ。服従と沈黙である。 pic.twitter.com/ubcdW64Ocl

2022-01-04 10:08:41
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tarafuku10 @tarafuku10

では、ソフトな全体主義へと流されていくのを止めるにはどうすればいいのか。これは簡単な質問ではない。しかし、行動を始めるための土台を作ることはできる。 こんなふうにだ。 pic.twitter.com/dhvded0yt6

2022-01-04 10:09:43
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tarafuku10 @tarafuku10

公然と立ち上がって信念を述べる強さをあなたは持っていないかもしれない。しかし、少なくとも信じてもいないことを支持することは拒否できるはずだ。 pic.twitter.com/SYV8lsm0LI

2022-01-04 10:09:44
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tarafuku10 @tarafuku10

あなたひとりでこのソフトな全体主義を倒すことはできない。しかし、私たち自身や家族やコミュニティの中で十分な数の人が集り、どんなに犠牲を払っても、尊厳ある真実の中で暮らすための勇気と手段を見つければ、自由なアメリカを維持できるだろう。 pic.twitter.com/PEdGtcvbrJ

2022-01-04 10:09:45
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tarafuku10 @tarafuku10

それができなければ、ソフトだろうがハードだろうが、全体主義的な国になることがどれほど簡単か身をもって知ることになるだろう。 『Live Not by Lies』の著者のロッド・ドレアーでした。(了) 英文スクリプト: ↓ prageru.com/video/totalita…

2022-01-04 10:10:16
irr-Bot @IrrTenkoBot

日本もいい加減、なんでもかんでも「アメリカのせいだ」みたいなのをやめないといけない。アメリカはもう「帝国」を続ける力も意思もない。大事なのは「日本はどうしたいのか」ですよ。アメリカに関税を上げられて打撃を受けたら「アメリカのせいだ」と恨みながら、そのまま沈んでくつもりなのか。

2022-01-06 09:33:37
irr-Bot @IrrTenkoBot

「地方なんか知らん」→「じゃあ東京が燃えても知らん」、「マジョリティの価値観や文化なんか知らん」→「じゃあマイノリティがどうなろうと俺も知らん」という感じで、「私の自由の代わりに、あなたにも自由を」という互恵的な古いリベラリズムが、「互恨」になっちゃった、という感じがある。

2022-01-05 23:53:09
irr-Bot @IrrTenkoBot

今のマジョリティは常に「いかに自分の意見が全体の利益になるか」の証明に汲々としてるけど、それがほんとに「個人主義」なのかね。

2022-01-05 23:08:52
浅羽通明 bot @bot_asaba

ハンナ・アーレントは、多くの哲学者が、「自分の身体を嫌悪し」、「抽象体」のように暮らしたという。 アーレントによれば、彼らの二大願望とは、第一に、身体から解放されたい、第二に、真理とか正義、美といった志向に関わるものを知覚するように感じられる彼岸の世界へ住みたいという→

2022-01-06 08:11:38
浅羽通明 bot @bot_asaba

→二つだそうだ。 (中略)インターネット上に、ホームページ主催者としての「自分」、もしくはメールアドレスとハンドルネームと化した「自分」として仮想空間へ氾濫しつつある。

2022-01-06 08:11:38