【chapter3】ブレンダン病発症

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なんにしたって、名前を付けるっていうのは実に人間らしい行為だと思わない？意味のわからないものにラベルを付けて整理する。そうやって理解できるものなんだって思い込むんだね。

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ところで、恵まれないから偶像に縋るんだって言ったら、きっとこの場の半数は「そんなことない！」って否定するんだけど、やはり渇きや飢えは寂しいものだよ。

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どうにかして癒したいと願ってしまう。

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頑張っていればほら、もがくのもなんだか楽しくなってくると思わない？

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✂︎額に手を当て、空を飛ぶ鳥を目で追いかける、午前11時頃。

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✂︎昨日は死の危険があると言われて身構えたが、なんだか実感が湧かない。

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✂︎都会の喧騒は好きではなかった、特別嫌っていた記憶もないけれど。意識する余裕もなかったのだろう。

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✂︎島は基本的に静かで、鳥の鳴き声は気持ちの良いくらい鋭く響き渡る。だからこそ、僅かな騒ぎが平穏な日常を懐かしく感じさせるのかもしれない。

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✂︎…なんだか砂浜が騒がしい。

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✂︎【発言可能】 行動指定：騒ぎを聞きつけた方は砂浜にお集まりください。

有栖川倖人 @assist_Realize

「……どうしたの？」←(集まった！)

終之目 司祈 @Ralz_Undertaker

｢…？嫌な予感が…(少し急ぎ足で砂浜へ)｣

烏ノ梅雨 @Rea__rain

「あ……？(パン食いかけ参戦)」

志崎傾弔 @lotus_realize0

「なにかね(おっとり来た)」

梅屋敷 御園 @plum_realize

「何やろ……(来た！)」

鹿角冬 @npc_realize

「………。」

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✂︎砂浜に着くと、処刑人が相変わらず呆然と隅の方で様子を眺めていた。

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✂︎もうその光景だけで悟った人もいるだろう。病魔の手からは逃れられないことを。

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【指定者発言可能】

アマランテ・ド・レンピッカ @flavonor_rira

「……、…………。……、…（虚ろな瞳で宙を凝視し、何かをしきりに呟いている）」

有栖川倖人 @assist_Realize

「……日向？」