「[誰でも良かった」は本当か?

渋谷のライブハウスの事件。殺意の対象は「誰でもよかった」というけど、本当かな? だったらなぜ、渋谷まで来たのか。
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山田あかね @aka720

誰でも良かった1)渋谷の事件。殺すのは「誰でもよかった」と言ってるみたいだけど、本当にそうかな。もし、本当に誰でもよかったなら、なぜ、上京して、渋谷のライブハウスを選んだのか。自分より幸せそうな若者なら誰でも…リア充に見える若者なら誰でも…であって…つづく

2011-09-04 02:07:11
山田あかね @aka720

誰でも良かった2)実は、案外顔の見える相手(あくまで本人の想像のなかで)を殺したかったってことではないか。誰でもよかった…といういかにもなセリフの陰で、本当に殺したかったもの、否定したかったのものをごまかしているのではないか。そこには嫉妬と憧れがあるはずで、でもそれを認めたくない

2011-09-04 02:09:40
山田あかね @aka720

誰でも良かった3)「誰でも良かった」ということによって、自分の殺意の陰にあるコンプレックスを隠している。誰でもよかったわけじゃないはず。アフリカのサバンナに行っても、アジアのスラムに言っても同じように、誰でもよかったといって殺戮できるだろうか。

2011-09-04 02:13:03
山田あかね @aka720

誰でも良かった4)誰でもよかった…というとき、想像のなかでは、実は具体的なイメージがあるのではないか。「渋谷のライブハウスで楽しく遊んでいるやつら」みたいな…。ひとりひとりには会ったことがなくても、漠然としたイメージでその対象を勝手に恨む…こういう嫉妬のあり方が増えてる気がする

2011-09-04 02:14:57
山田あかね @aka720

誰でも良かった5)なので、こういうセリフを聞いたときに無差別殺人!と解釈しないで、殺意をいただいた対象の具体的なものを聞いていくべきだと思う。インターネットの世界では相手の顔が見えない。だから、想像のなかで対象が膨らみ、知らないうちにイメージが肥大する。続く

2011-09-04 02:18:24
山田あかね @aka720

誰でも良かった6)実際に会って話したら、渋谷のライブハウスで遊んでいる人も自分とそんなに変わらない普通の若者であることがわかるはず。なのに、勝手なイメージを膨らませていたのではないか。ネット上だと、一方的に思い込みを膨らませやすい。想像のなかで憎しみが育ってしまう。

2011-09-04 02:21:56
山田あかね @aka720

誰でも良かった7)だからといって、どうしたらいいか、わからないんですが、オヤジが言いそうなことだけど、ネットばかりじゃなく、現実の人に会ってみよう…くらいの落ちしか思いつかない。会って話したら、そうそう殺意は抱けない…よね。あ、でも、冷たくされたり、いじめられたらちがうか。

2011-09-04 02:26:54
山田あかね @aka720

誰でも良かった8)どうも、このセリフを真に受けてはいけない…と思ったので、思いつきを書きました。本とに誰でもいいなら、東京まで来ないはず。そこには必ず、選択があったはず。誰でもいいなんて、理解不能って思っちゃいけない気がする。ひもといていけば、案外普通の憎しみにたどり着く。

2011-09-04 02:31:43
山田あかね @aka720

誰でも良かった9)ふと思い出した。映画「太陽を盗んだ男」で原爆を担保に都民を人質にとった犯人(沢田研二)に向かって、刑事(菅原文太)が言うセリフ。「おまえが殺していいのは、おまえだけだ」。誰でもいいなら、最初に自分なのではないか…。あ、自殺肯定、薦めてるとご誤解しないように

2011-09-05 13:19:47