「やさしさ」における「支配の構造」とは・・・タクティクスオウガを題材に

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あきひろ @Werth

ラ・ヨダソウ・スティアーナ(自己紹介の合言葉、意味はない)

あきひろ @Werth

『優しさ』や『親切』というのが何らかの『支配』を伴わない例の方が稀だと思うのだよな。逆に言うと他者から『支配』されたくないんなら『優しさ』や『親切』を軽々しく受け入れるべきではない。え?『優しさ』と『親切』はほしいが『支配』されたくない?気持ちは分かるけど現実的じゃないと思います

2022-02-19 23:05:46
あきひろ @Werth

もう一つ追加で述べておくと、自分の『優しさ』や『親切』の根本にも『支配』の願望が眠っていると考えていた方がよいと思うんスよね。他者に『優しく』したり『親切』にしたりするとき、そこには相手を思い通りにしようという願望がほぼ間違いなく紛れ込んでくる。まあ自覚した上で希釈は可能としても

2022-02-19 23:10:44
あきひろ @Werth

『他人から支配されたくない』を徹底するの難しいんですよ。『優しさ』や『親切』を徹底的に拒絶できるだけの力を自力で持っている必要があるので。それが無理なら適当にどっかの党派に属してほどよく『支配』された方がQoL高い人生を送れると思う。

2022-02-19 23:23:44
あきひろ @Werth

支配されたくないのなら誇り高く討ち死にする覚悟は必要ですよね。まあ。クソー死にたくねえなあ。俺に無茶苦茶都合のいい支配者がほしい。

2022-02-19 23:25:41
あきひろ @Werth

暗黒騎士ランスロット 「・・・貴公らの革命を思い出してみよ。貴公らが血を流し、命を懸けて守った民はどうだ?  自分の身を安全な場所におきながら勝手なことばかり言っていたのではないのか? 聖騎士ランスロット 「彼らは自分の生活を維持するだけで精一杯だったのだ・・・。

2022-02-19 23:35:12
あきひろ @Werth

暗黒騎士ランスロット 「いや、違う。被害者でいるほうが楽なのだ。弱者だから不平を言うのではない。  不満をこぼしたいからこそ弱者の立場に身を置くのだ。彼らは望んで『弱者』になるのだよ。 聖騎士ランスロット 「ばかな・・・。人には自分の人生を決定する権利がある。自由があるのだ!

2022-02-19 23:35:40
あきひろ @Werth

暗黒騎士ランスロット 「わからぬか!本当の自由とは誰かに与えてもらうものではない。  自分で勝ち取るものだ。しかし民は自分以外にそれを求める。  自分では何もしないくせに権利だけは主張する。  救世主の登場を今か、今かと待っているくせに、自分がその救世主になろうとはしない。

2022-02-19 23:36:31
あきひろ @Werth

聖騎士ランスロット 「人はそこまで怠惰な動物じゃない。ただ、我々ほど強くないだけだ。 暗黒騎士ランスロット 「・・・聖騎士よ、貴公は純粋すぎる。民に自分の夢を求めてはならない。支配者は与えるだけでよい。

2022-02-19 23:37:16
あきひろ @Werth

聖騎士ランスロット 「何を与えるというのだ? 暗黒騎士ランスロット 「支配されるという特権をだっ!

2022-02-19 23:37:27
あきひろ @Werth

最早古典と言っていいような『タクティクスオウガ』における二人のランスロット問答ですけど、あの当時看破されていたような問題が何一つ改善を見ないまま今もなお『これこそが真理だ』とばかりに横たわっているの、残酷な話ですよね。聖騎士ランスロットが浮かばれない。

2022-02-19 23:39:15