アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、コボちゃん63話(最終回)脚本:恐ろしさの片鱗
- makimogpfb
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#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 25 すっかり空腹のコボとシゲルは、ご飯をモリモリ食べる。それを見たコボの家族は笑い出す。ここも飯テロ。アンパンマン・グラゼニ・F-エフ-・ワンダービートS(脚本)と比較。 pic.twitter.com/y2yyKsZtCn
2022-03-20 14:29:31#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 26 そして、夜空に星が輝くのだった。星をラストに持ってくるのは、元祖天才バカボン(演出/コンテ)、1980年版鉄腕アトム・めぞん一刻(脚本)にもある。 pic.twitter.com/NIYbOvXkKN
2022-03-20 14:30:13#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ1 最終回というのもあり、高屋敷氏が(当時)持てる引き出しを総動員しているのが感じられる。それにしても、(同氏の大きな特徴である)飯テロのオンパレードなのが凄い。流石「食」がライフワークの一つなだけある。
2022-03-20 14:30:54#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ2 仲が良かった二人が争い、最終的に仲直りするエピソードは、色々な高屋敷氏担当作品に見られ、今回も手慣れた感がある。 また、相変わらず5W1Hがしっかりした話運びになっており、同氏の手腕が遺憾なく発揮されている。
2022-03-20 14:31:41#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ3 最終回だが、シリーズ構成(城山昇氏)ではない高屋敷氏が脚本担当なのが意外。 同氏は、エースをねらえ!・家なき子・宝島の最終回の演出、あしたのジョー2・ワンダービートSの最終回の脚本を、シリーズ構成ではないのに担当しており、最終回請負人的な面がある。
2022-03-20 14:36:54#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ4 最終回を、コボとシゲルの友情回にしたのは、なんとも男同士の友情描写が得意な高屋敷氏らしい。ファミリーコメディである本作のラストで「(血の繋がりのない)友情」にスポットを当てるのは、なかなかに変化球で珍しい。
2022-03-20 14:37:27#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ5 それと関係するが、高屋敷氏は長年、血の繋がりはなくても固い絆で結ばれている関係の尊さを強調してきた。それはカイジ・カイジ2期(高屋敷氏シリーズ構成・脚本)でも然りで、こちらも同氏のライフワークと言える。
2022-03-20 14:37:58#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ6 最終回を請負うことにより、高屋敷氏は作品を「(いい意味で)乗っ取る」ことがある。それが顕著だったのがワンダービートSの最終3話(高屋敷氏脚本)だ。すっかり同氏の好みに話が染まっており、同氏の(いい意味で)恐ろしさが出ている。
2022-03-20 14:38:30#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ7 ワンダービートSの高屋敷氏脚本回について、以前書いたブログ記事一覧はこちら↓ makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…
2022-03-20 14:39:01#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ8 あまりにも有名な、あしたのジョー2最終回の脚本を高屋敷氏は担当しているが、そちらも、原作通りの結末なのに、それまでの(オリジナル含む)アニメの積み重ねで、どこか(原作と異なった)ポジティブな印象があり、そういった所も(いい意味で)恐ろしい。
2022-03-20 14:40:21#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ9 あしたのジョー2最終回(高屋敷氏脚本)について、以前書いたブログ記事はこちら↓ makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2021/04/…
2022-03-20 14:40:51#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ10 最終回で、(いい意味で)作品を「乗っ取る」高屋敷氏の能力は、後のシリーズ構成作(カイジ含む)で花開いている。そういえば、同氏の「シリーズ構成」としての処女作は、めぞん一刻の最終シリーズで、ワンダービートSの少し後である。
2022-03-20 14:41:47#高屋敷氏脚本コボちゃん63話 まとめ11 シリーズ全体の脚本を管理できるシリーズ構成ともなれば「乗っ取る」までもなく、作品全体を見渡すことができ、ある程度のコントロールも可能だ。とにかく高屋敷氏のシリーズ構成は緻密で、よく計算されていて「恐ろしい」。今回は、その片鱗が見える回だった。
2022-03-20 14:42:45続きはこちらです: